~ 伐倒技術向上研修会が開催されました ~
令和2年12月10日(木)隠岐の島町の林業総合センター木木館・森林組合駐車場において、稲田治夫氏(元GIT島根代表、元出雲地区森林組合作業班長)を講師に伐倒技術向上研修会が開催され隠岐郡内の林業関係者35名の参加がありました。
はじめに座学では、チェーンソーの特性、ソーチェーン(チェーンソーの刃)の目立ての仕方、安全な伐倒をするための方法、林業労働災害等について説明がありました。
続いて、座学で習った目立て作業、伐倒技術(基本姿勢、水平切り、受口と追口のつくり方、突っ込み切り、回し切り、玉切りなど)の実演と実技による個別指導をしていただきました。
林業労働災害は一度起きると死亡事故等の重大な災害に繋がる場合が多いです。隠岐島後地域では伐倒研修が近年行われておらず、久しぶりの開催となりましたが、稲田さんの確かな技術と理論に基づく説明により、参加者も納得できる部分が多かったのではないでしょうか。
普段の伐倒作業は人目に付かないため、安全作業が疎かになることも想定されます。本研修の開催は基本に立ち返るには良い機会になったのではないでしょうか。