こんにちは。島前担当の高橋です。
今回は、5月16日(金)に海士町立福井小学校で開催されたシイタケ植菌教室の話題です。
島根県内の「緑の少年団」は96団体(小中学校)ありますが、隠岐地域で活動しているのは福井小学校と都万中学校の2校だけです。
福井小学校は、学校の裏手にある森林を「学校林」として管理されており、子ども達が自由に山に入って遊べる環境を整備され、また、スギ等の成長に合わせて枝打ち体験を行うなど、積極的に森林にふれあう機会を設けておられます。
昨年の秋、学校のすぐ近くのクヌギ林を隠岐島前森林組合が伐採されたこともあり、今回「シイタケの植菌体験教室」を開催されることになりましたので、私もお手伝いに行ってきました。
福井小学校は全校生徒数が49人。当然、1年生から6年生までみ~んな仲良し。高学年のお兄さんお姉さんが低学年の子ども達をしっかりリードしてるな、という印象を受けました。
冒頭で、お話しをさせていただける機会がありましたので、
①森林の働きについて(公益的機能のような内容をかみ砕いて砕いて砕いて説明。汗)
②原木シイタケ栽培について
③クヌギってすごい!
以上、3点についてお話しさせていただきました。みんな興味を持って真剣に聞いてくれて、「子どもって純粋で素敵!」改めてそう思いました。
次に4グループに分かれて、前日に植菌作業を行った5,6年生が、下級生のみんなに植菌作業の手順を説明。
その後、2人1組に分かれて植菌作業を行いました。
原木の多くは前日に5,6年生が事前に電動ドリルで穴を開け、あとは菌駒を打ち込むだけの状態にしてくれていましたので、1人1本ずつ、プラス先生たちの分まで仕上げ、自分のほだ木にネームプレートをかけて完成させました。
今回みんなで作ったほだ木は来年・秋ぐらいから、シイタケが生えると思います。
余談ですが、冒頭の話の際に聞いてみたところシイタケが嫌いな子は5人ほどいました。今回の取り組みと、自分のほだ木から採れたMyシイタケを食べて、食べられるようになってくれたら...と願う普及員なのでありました。
<おまけ画像>
子ども達に「まだですかー?まだですかー?」と急かされながら必死にドリルを回し続ける大人達
みなさまお疲れさまでした!