こんにちは。島前担当の高橋です。
春の山歩きは新緑が目に眩しく爽快で楽しいものです。
その反面、冬眠から目覚めたマムシやウルシ科の植物など、キケンも同居していますので注意が必要です。
隠岐島前森林組合が取り組みを進められている利用間伐の現場も「ツタウルシ」がいたるところにあります。
先日まで作業道の開設と利用間伐のOJT研修・講師としてお世話になった高下氏と齋藤氏もツタウルシにやられ、顔から首筋にかけてかぶれ、見るからにかゆそうでした。(申し訳ありませんでしたっ!)
高下氏がおっしゃるには、(普段仕事をされている)岡山では、今回の現場ほど...というか滅多にツタウルシは見ない、とのことです。
間伐する時期が遅れて鬱蒼としたスギ林では特に、ツタウルシが繁茂するに適した環境になってしまうのかな~と感じました。
ちなみに私は、森林組合の職員さんと作業道のルート選定のためにナタで歩き道を伐り拓きながら山中を這いずり回ったところ、数日後に腕にかぶれ、次いで(体内を毒素が駆け巡り?)、露出してなかった様々なトコロがやられました。これが眠れないほどかゆいのです。泣
これからの季節、高温多雨の季節になると植物も活性化してかぶれに対してキケンな状況となりますので、山に入られる際は、長袖・長ズボンで肌の露出を抑え、帽子、長靴、軍手を装着されることをお勧めします(マムシにも有効です!)。また、山歩きや山仕事の際は、こまめに水分補給をするなど、熱中症にも充分お気をつけください。
※ツタウルシは、つる性の植物で樹木に巻きつきながら成長していきます。
葉っぱはこんな感じ。つる性で3枚1セットの葉っぱがあればそれは...
触らないのが一番ですよ!
スギのてっぺんを目指し勢力拡大中のツタウルシ。恐ろしや...