明日を夢見て~神様と筋ジストロフィーと共に生きる~

クリスチャン。デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者で電動車椅子と人工呼吸器を使っている。

自民党 憲法改正案 3

2012年12月13日 14時56分27秒 | 政治
映画監督 想田和弘さんの印象に残った、自民党憲法改正案に関するTwitterのつぶやきを、新たにまとめてみました。

~その1~社会的弱者の人権に関する想田和弘さんのTwitterでの会話~

【想田和弘さん】 自民党が掲げる改憲案のように、「あらゆる人には無条件に人権がある」という天賦人権説を否定し、人権は義務とセットであり国から与えられるものだとされてしまうと、例えば働くことが困難な子供・老人・障がい者・病人・失業者には人権がないということになる。みなさん、その意味をよく考えて欲しい。

天賦人権説とは、平たく言えば、男も女も異性愛者も同性愛者も健康な人も病気の人も障がいのある人もない人も子供も老人も右翼も左翼もアナーキストも、生まれながらに人権がある、というもの。
自民党は改憲案でそれを公式に否定し、義務とセットにした。
つまり義務が果たせない人間には人権がない、と。

【ojyalu_maroさん】 つまり、「義務を果たせない重度障がい者には生きる権利はないし、その子を産んだ両親は役立たず」と。あの時代に帰るんですにゃ。

【cocolosuguluさん】 子供や老人、働けない障がい者や病人、失業者などには果たせない義務とはなんなのですか。

【想田和弘さん】 例えば納税の義務。兵役が始まれば兵役の義務。

【mo229fjさん】 読ませていただきました。
確かにこの自民の草案は読み手により反応が様々だと思います。
が、権利を主張するのは義務を果たす事とセットになるのは当たり前なので私は良いと思います。
義務も果たさずに人権人権と主張ばかりされては、義務を果たしている人に失礼ですし。


【想田和弘さん】 では、例えば障がいのため働けず、納税の義務が果たせない人の人権は?

【mo229fjさん】 その場合は、一纏めで言う事はできませんが、障害者控除がありますよね。
それ以上の規定はありません。
また、障害者の有無によって差別されないとある事で障害者の雇用も視野に入れてるんだと思いますよ。
就職したくても障害を理由に雇用が少ないという現実もありますから。

【想田和弘さん】 控除されるとすれば、それは人権があるからです。
でも、その元の人権が憲法で保障されないのですから、殺すことも可能です。
不要とされた犬や猫が殺処分されてしまうのは彼らに人権がないからです。


あなたは「権利を主張するのは義務を果たす事とセットになるのは当たり前」と言った。
つまり義務が果たせない人は人権を主張するなと言った。
それは義務の果たせない子供・老人・障がい者・病人・失業者には人権がない、ということと同義です。
その意味を論理的にじっくり考えて下さい。

【mo229fjさん】 ん~。自由及び権利には責任及び義務が伴う。
確かに、権利と義務はセット。
でもそんな規格外の事ではなくて、年金を受け取るなら若い内掛け金払うとか、学生なら勉強するとかそんな当たり前の事を言いたいんだと思うのですが…

【想田和弘さん】 いえ、人権条項(自民党憲法改正案 第十二条)に書いてあるので人権の話です。
義務を果たす人間にだけ人権を与えると書いてあるのです。


【自民党憲法改正案 第12条】 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。
国民は、これを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。

【日本国憲法 第12条】 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。
又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。



~自民党の憲法改正案の第12条が、ソビエト憲法と似ている件~(リンク先)

~その2~

平たく言うと、自民は僕らの人権に制限をかけたいのです。
国の言うことを聞くなら、あるいは、国が課す義務を果たすなら、人権を認めてやる、ということです。
つまり、国の言うことに反対な人や、働けない人、納税しない人からは人権を剥奪しますよ、と言っています。


もちろん、自民の改憲案にも「基本的人権の尊重」は謳われています。
でも、それを事実上骨抜きにするような文言を、ことごとく改憲案に入れて来たわけです。
非常に狡猾でずるいやり方だと思います。だから、みんなが気づきにくい。

もしかして、自民党の改憲案を読んでも拒否反応を起こさず「心配しすぎでしょ~」的な人が少なからずいるのは、歴史を勉強してない人が多いってことなのかな。
憲法で縛られない権力がどのように民衆を弾圧するのか、基本的な知識と認識が欠落しているように思えてならない。

自民党 憲法改正案 1(リンク先)

自民党 憲法改正案 2(リンク先)


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日本維新の会 最低賃金制の廃止

2012年12月13日 14時14分39秒 | 政治


下のブログも上の記事と合わせて読んでいただけると幸いです。

神戸女学院大学 名誉教授 内田樹さんのブログで
(日本維新の会の)最低賃金制の廃止について、詳しく解説してあります。

リンク先 内田樹の研究室

ちなみに、日本維新の会のブレーンである竹中平蔵さんは、大手人材派遣会社 パソナグループの会長でもあります。
竹中さんが国民のために維新の会のブレーンになったとは到底思えません。。。。

また、下は朝日新聞の記事です。

リンク先 朝日新聞デジタル
最低賃金廃止、橋下氏「雇用狙い」維新公約に波紋



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新しい出会い

2012年12月11日 18時10分54秒 | 日常
日曜日の夜は、KGK(キリスト者学生会)九州地区のマグマ会(卒業生会)に参加させてもらいました。(^O^)/
場所は僕の家で。

みなさんの前で、闘病生活を通して得た僕の証をさせていただきました。
今回も8月に韓国の大学生クリスチャンの前で証をした時と同様に、ポイントを頭にインプットして、原稿なしで話しました。

やっぱり証は聖書のみ言葉が相手の心に残らなければ意味がないと前回感じたので、今回は聖書の3つのみ言葉をもとに3ポイントに分けて話してみました。

なので、前回よりは分かりやすく話せたと思います。
ちなみに、前回までは内容が長くなってダラダラと話してしまう癖や、周りが見えなくて早く話してしまう癖があったけど、少しはそのダメな癖を改善できたかな。
でも、上手く伝えられたか不安だったのですが、みなさん励ましを感じてくれたみたいなので嬉しかったです♪

みなさんと食事を共にしながら、とても楽しい交わりの時を持つことができました。\(^o^)/
お話しの中で漫才なんかもあったりして。(笑)

今回の新しい出会いを神様に感謝します。(*^^*)

【新共同訳聖書 イザヤ書46章3節~4節】

「わたしに聞け、ヤコブの家よ、イスラエルの家の残りの者よ、共に。
あなたたちは生まれた時から負われ、胎を出た時から担われてきた。

同じように、わたしはあなたたちの老いる日まで、白髪になるまで、背負って行こう。
わたしはあなたたちを造った。わたしが担い、背負い、救い出す。 」


♪BGM♪
スピカ / スピッツ

「粉のように飛び出す せつないときめきです
今だけは逃げないで 君をみつめてよう
やたらマジメな夜 なぜだか泣きそうになる
幸せは途切れながらも 続くのです」





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自民党 憲法改正案 2

2012年12月07日 18時16分23秒 | 政治
経済アナリストの森永卓郎さんが『自民党憲法改正案の本質』について書いてある文章を読みました。
とても分かりやすいですし、多くの方々に注目してほしい記事です。

リンク先 自民党憲法改正案の本質

こちらの森永さんの記事にも注目してほしいです。

リンク先 危機に立つ日本(原発と核兵器)

***************

【自民党憲法審査会委員 片山さつき】
「国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たち(自民党)の基本的考え方です。
国があなたに何をしてくれるか、ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文(憲法改正案)にしました!」

リンク先

↑のTwitterの発言が恐ろしい!

「あらゆる人には無条件に人権がある」という天賦人権論を否定し、人権は納税などの義務とセットであり、国から与えられるものだとされてしまうと、例えば働くことが困難で納税ができない障害者や子供には人権がないということになる。みなさん、その意味をよく考えて欲しい。

また、国のために国民が何をするべきかを憲法が定めるなら、原発推進や財産没収、年金打ち切り、国家神道の強要、徴兵制なども全て国家の名の下に合憲になる。権力者の意向次第で国民の生活や生命が翻弄されてしまう。


憲法は為政者の権力を抑えて国民の人権を守るためにあるのに、これでは「お上」から「下々」へのあらゆる命令が合憲になるよ!

ちなみに【日本国憲法 第十八条】の「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。」が、

【自民党憲法改正案 第十八条】では「何人も、その意に反すると否とにかかわらず、社会的又は経済的関係において身体を拘束されない。」に変わった。

なぜ社会的又は経済的関係だけに限定するの?
それ以外では拘束するんだね。
例えば戦争。

『自民党 日本国憲法改正草案』

『たちあがれ日本 (現 日本維新の会) 自主憲法大綱 案』

↑も自民党の憲法改正案とほとんど同じ内容です。

PS.

最近、政治の日記やボイスばかりでごめんなさい。
でも、多くの方々に情報を知ってほしいんです。
どうか宜しくお願いします。


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自民党 憲法改正案 1

2012年12月06日 18時09分21秒 | 政治
経済アナリストの森永卓郎さんが『自民党憲法改正案の本質』について書いてある文章を読みました。
とても分かりやすいですし、多くの方々に注目してほしい記事です。

リンク先 自民党憲法改正案の本質

こちらの森永さんの記事にも注目してほしいです。

リンク先 危機に立つ日本(原発と核兵器)


また、映画監督 想田和弘さんのTwitterでも、『自民党 憲法改正草案』について書いてあるつぶやきのまとめを読みました。
この事実をみんなに知ってほしいのでシェアします。

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自民党が先日発表した『日本国憲法改正草案』(リンク先)がトンデモ過ぎなので、その問題点を人権関係を中心に簡単にまとめてみました。

簡単に書けば、現行憲法で保障された基本的人権を国家が自由に制限・剥奪できる内容になっています。

現行憲法で基本的人権を保障した「公共の福祉に反しない限り」という条文が、自民党改憲案では「公益及び公の秩序に反しない限り」にすり替わり、国家や政権政党に逆らう者、都合の悪い者は「公益及び公の秩序に反した」という名目で、一切の権利を剥奪しても合憲になりました。

このように「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」に置き換えてしまうと、脱原発デモはもちろん、政府見解と対立するツイートや、反政府的と認定される映画や詩や檄文や演劇や論文も、全部政府が取り締まれることになってしまう。
みなさん、その意味をよく考えて欲しい。

これを認めると国民の基本的人権は事実上なくなる。
参考までにこちらを読んでください。
リンク先 「公共の福祉」ってなんだろう?

また、21条の表現の自由の条文に「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」と、お上に都合が悪い言論の一切を潰せる条文が追加されました。

また、さらに立憲主義の規定(第97条)と、政教分離の原則(第20条)が削除されました。

なお、たちあがれ日本(現 日本維新の会)の改憲案(リンク先)も自民党改憲案とほぼ同じ内容です。

いやもう、一体どこの北朝鮮なんでしょうかね、これは。
マスコミも国防軍がどうこうよりも、こういうところをちゃんと報道して欲しいもんです。


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