明日を夢見て~神様と筋ジストロフィーと共に生きる~

クリスチャン。デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者で電動車椅子と人工呼吸器を使っている。

ブラザーサン・シスタームーン

2010年05月29日 19時37分28秒 | 映画
昨日は映画「ブラザーサン・シスタームーン」を見た。
カトリックの聖フランチェスコを描いた映画。
この映画を見たことで気付いたことがある。

一つめは神様に与えられた命だからこそ、僕の心にも神様は宿るのだなぁって。

これと関連して印象に残った言葉は「あなた自身が生きた石となり、心の中に主イエスの神殿を築け。」です。
それはトルストイの「神の国は汝等の胸にあり」とつながる思想なのだとおもう。

聖書の教えに忠実にイエス様の弟子として生きていくことで、地上に神の国をあらわすことが出来るんだね。

最近、こんなに体が弱くなり助けてもらうばかりで何も出来ない自分に嫌気がした。

でも地上において1番弱いものだからこそ、神様に祈りを通して助けを求めることが出来るのだなと感じた。

祈りの人になれば僕の心の中に神様が宿って下さる。
クリスチャンは弱ければ弱いほど良いんだね。
なんだか救われました。

弱い体に生まれたからこそ、希望・信仰・愛情・寛容・優しさ・思いやりを知った。

二つめはこの仮住まいの世界で世俗的な富を蓄えることは無意味で、自分の心にキリストの言葉や愛という富を蓄えることが大事なんだね。

よく体が自由に動けたらとか、お金があればとか、普通に呼吸が出来たらとか、欲望に心が捕われるけど、その欲望を捨て去ることが出来れば心が自由になるのだなと思った。

そして心が自由になればイエス様の言葉を受け入れられるんだ。

ひとりひとりに与えられた命と賜物がある。
だから自分に出来る範囲で奉仕していけば良いのかな。

自分なんて消え去れば良いなんて思ってはいけないよね。
そうなったら僕に出会う全ての人が不幸になる。
逆に一生懸命生きれば良い影響を与えられるはず。

たとえ早く死んでも僕の思いが誰かの心の中に残ってくれると嬉しいなぁ。

ちょうど心に迷いが生じていたから、この映画を見て良かった!!