明日を夢見て~神様と筋ジストロフィーと共に生きる~

クリスチャン。デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者で電動車椅子と人工呼吸器を使っている。

ベー・チェチョル

2009年10月20日 08時13分04秒 | キリスト教
昨日はベー・チェチョルさんの講演会に参加してきました

ベー・チェチョルさんといえば、以前にNHKスペシャルに出演した有名なテノール歌手です。

甲状腺ガンを発生し、二度と歌えないと医師から言われたんですが、奇跡的にまた歌を歌えるようになりました。

ちなみに横隔膜の神経が切れたことが原因で、右肺は二度と使うことが出来ないと言われていたんですが、最近は70%も回復しているそうです。

まさに医学の常識を越えた奇跡の人だと思います。

でも最初は神様を恨んだそうです。
それまでは100年に1人と言われたテノール歌手だったわけでしたから、急に歌えなくなる病気にかかるとそうなりますよね。

困難にぶち当たる時は皆必ずはじめは受け入れられなくて、「なぜ自分がこんな目に?」と思う。

しかし受容出来るようになれば変わり始める。

それからベー・チェチョルさんはあることを思い出したんです。
それは小さい頃に教会で誓った神様の為に世界でキリスト教を伝道する人になるということです。

そして「神様、あなたの為に自分をお使い下さい。」と祈り続けられるようになったみたいです。

すると少しずつ声が回復するようになり、昔の頃までには歌えないけど、CDをリリースしたり、コンサートで歌うまでに回復していったそうです。

この講演会で印象に残ったベー・チェチョルさんの言葉は次のこれらです。

「やっぱり自分の力でどうにかするのは限界があるんですよね。

しかしどうにもならない困難にぶち当たった時、自分ではなく、大いなる存在である神様により頼むことで先に進むことが出来る。

また自分の為に生きるのではなく、人の為に生きることで自分が救われる。

人間は独りでは生きていけません。
人の為に生きることで共生の心が生まれてくる。

そして神様は乗り越えられない人に困難はお与えになりません。

困難は神様からの贈り物だと思うんです。

だから困難に意味を見出だすことが出来、そうすることで絶望が希望に変わるのです。

そして私は自分の人生を自分で計画して、あれこれ悩むのではなく、神様が私に対してご計画されている道をただひたすら歩んでいけば良いんだなと思います。

ひたすら自分で悩んでも苦しむだけです。
それよりも祈り続けて、神様に人生を導いて頂く方が良いです。

キリスト者の人生は天国につながる一本道です。
決して人生は死によって終わるのではなく、死は天国の入口であり、始まりなのです。

私は音楽で神様のご栄光をあらわしていきたいと思っています。」

まさにベー・チェチョルさんの言う通りですよね。

最近僕は思うんです。

心から神様を信じた人には、その人の中に神様の存在があらわれるんですよね。

ベー・チェチョルさんも輝いて見えた。
まばゆい光を感じた。

そして数曲披露して頂きました

やっぱり病気になる前となった後のベー・チェチョルさんの歌は変わりましたね。

さすがに声量は落ちましたが、心に溶け込むというか、和ましてくれるというか、人を感動させる力を感じるんですよね。

なんというか光が心に差し込んできます。

凄いです。

生きる力を与えられました

場所もミッションスクールの大きい礼拝堂だったから良かったのかな

今回の講演会で「人生とは何か?」という答え見えて来たような気がします。