明日を夢見て~神様と筋ジストロフィーと共に生きる~

クリスチャン。デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者で電動車椅子と人工呼吸器を使っている。

韓国映画「ラブストーリー」

2010年09月23日 09時40分57秒 | 映画
久々に韓国映画「ラブストーリー」を見た。
DVDを買ったから何度も見ている作品。
でも見る度に登場人物の心情や行動をより深く考えられるから、名作と言える。
ここから見ている方しか分からない感想を書きますが、まだ見てない方はよかったら映画をご覧下さい。

この映画は愛をテーマにした作品だね。
ジュヒ、ジュナ、テスは自分の望みや思いを捨てて、好きな人のことを1番に想って行動していると思った。

ジュナとジュヒが愛し合っていることを知ったテスは、自分はジュヒの許婚で、なおかつ好きでたまらないのに、自殺未遂をしてまで身を引こうとする。

ジュヒは、許婚であるテスやお互いの家族を悲しませたくないから、ジュナが好きなのにも関わらず身を引こうとする。

またジュナは、テスを自殺未遂まで追い込んでしまったこと、ジュヒを悲しませてしまったことに責任を感じて、二人の元から去っていく。

それからジュナは、戦争に赴く際に、ジュヒからもらったペンダントを、戦場の中でも命懸けで守ろうとする。
そのペンダントがジュヒと自分の絆の象徴だからだと思う。

また戦場から戻ったジュナは怪我の後遺症で盲目になってしまったけど、ジュヒと再会する時には、会う時のシュミレーションを何度もして、自分が盲目であることをジュヒに隠そうとしたり、またジュナは、戦争から戻ってきて、ジュヒと再会したから、結婚しようと思えばできたのに、盲目である自分はジュヒの負担になるから、先に結婚したと嘘をつく。

どれも恋愛を越えた愛だなと感じた。
たとえ片想い・両想いでも、好きな人のことを1番に考えて行動しているんだな。。
もちろん人間は不完全だから、一生懸命になっても相手を傷付けてしまうこともある。
でも好きな人にとって1番良い方法をそれぞれ一生懸命考えての行動だから、どれも間違いなんかじゃないと思うんだよね。

大事なことは、自分の望みや想いを捨てて、好きな人の為に行動することなのかな。
しかも三人とも好きな人に対して、「愛している」という言葉をほとんど使っていないところにも共感できる。
この言葉はとても重くて尊いから、軽く頻繁に使うべきじゃない。
手を握ったり、笑顔を見せたり、抱きしめたりなどの仕草や行動で愛を伝えることもできるから。

映画に出てきた手紙の内容に「愛することは愛されることよりも幸せだ」と書いてあった。
人間は愛されたいとよく思ってしまうけど、ますは愛していくことが先だと思う。
でも愛されたいという氣持ちを知っているからこそ、人を愛せるのかな。

あとこの映画は風景が綺麗だ。
雨のシチュエーションひとつで、悲しみ・喜び・恵みといった言葉を感じさせたり、雨の中を服を相合傘にして二人で駆け抜けたり、ホタルが夜空を舞ったり、夕焼けの空に虹が架かったりと。

全体的に切ない内容だが、クスッと笑えるシーンが所々にあるのは心が和む。

見る度に新たな発見があって、次に見るときはどんなことを感じるのだろうと期待させる作品だね。

検査結果

2010年09月09日 20時17分43秒 | 難病のこと
昨日の夜、退院して帰宅した。 

検査結果は、半年前の検査結果の内容と変わらず、今回は著しく悪化しているところはない。 
ただ呼吸機能が少し低下しているから、今よりも呼吸器を使う時間を増やしたほうがいいと言われた。 

それから、痰の吸引と呼吸リハビリをやりやすくするために、カフアシストという機械を練習することになった。 
体内に痰が詰まるようになってきたから。

全体的な結果は、この調子なら30歳まではNPPVの呼吸器を使えて、それ以降は気管切開になり、35歳で亡くなるだろう、と医者から言われた。 

とりあえず今まで言われている通りの進行状況だから一安心。 
もちろん気持ちは懸命にリハビリして、悪化を遅らせ、寿命を伸ばしていきたいけどね。 
ただ、この結果を受け止めて、これからの人生を歩んでいきたい。 

まだ日記に書いてなかったけど、半年前に35歳で亡くなると知ったときは怖くなったんだよね。 。。 

涙が止まらなかった。。。
孤独感でいっぱいになった。。。
絶望に支配された。。。

でもそれじゃ何も始まらない。 
生きた証をこの世界に刻みたいから!! 

余命宣告を受けて、いつも死をリアルに感じていても、自分が好きなことや取り組むべきこと、隣人のために生きること、自分が生きる上で大切にしていること、などを保ち続けることができれば、困難な人生であっても、心が死んだ状態で生きることはないし、前向きに寿命の最後まで生きていこうと思えるから、人間の尊厳を守ることになるよね。 

これが僕の希望なんだ!

余命宣告を受けた困難な人生でも、希望を持つことができれば、意味を見出すことができるんだ☆


絶対に希望は捨てない!! 
僕の人生は全く生きる意味がない、と虚無主義だけにはなりたくねぇ!! 
今この瞬間を命懸けで生きていけばいい!!

でも、希望を持っていても、死ぬことは恐いよ。。
僕が死んだら、家族や友人たちは悲しむと思うし。。

でも、残された人間が、その人の生と死を意味ぶかく受け止めて生きていく時に、本当の意味で、死んだ人の命が残された人間の中で生きていくと思うから、僕も人々の心に残るような人生を歩んでいきたいな☆
だから、僕も生きる素晴らしさを人々に伝えていきたいよ。


いつまでも勇気と希望を持ちながら生きたい☆

いつもつまらない日記ばかりでごめんなさい。 m(_ _)m
こんな日記を見て頂いているみなさんには心から感謝しています。 。。

【ウィリアム・シェイクスピア】

『不幸を治す薬は、ただもう希望よりほかにない。』 
 
【司馬遷「廉頗藺相如列伝」】

『死を覚悟すれば、かならず勇気がわく。死ぬことがむずかしいのではないのだ。死に対処するのがむずかしいのである。』

【新改訳聖書 ローマ人への手紙 5章3~4節】

「患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す」


*********************

下のバナーをクリックしてくださるとこのブログを訪問する方が増えます。宜しくお願いします。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へにほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村

検査入院

2010年09月07日 09時07分45秒 | 日常
これから定期検査入院です。
1泊2日と言われているから、長引かないでほしいな。
というわけで入院中は本で暇つぶしやな。
宮沢賢治と夏目漱石を読みたい気分だ。
後は漫画のハチミツとクローバーも。

週に1作品は

2010年09月06日 13時09分32秒 | 作詩

作詩してみました。
今回も失恋をテーマに。
くさすぎる内容になってしまったなと反省。(笑
高校生の時のように週に1作品は作っていこうかな。

「恋の切なさ」

どうして出会いがあるの
なぜ別れがあるの
それは経験しなければ分からないこと
あなたとめぐり逢った意味は
この恋が終わってから気付いたよ

あなたと初めて出逢った日
うららかなあなたの優しさが
頑なだった僕の心を開いてくれた
あの日からあなたがなくてはならない存在になったんだ

でも恋はいつか終わるもの
今さら僕のあやまちが消えることはないよ
愛してるなんて言葉
僕にはまだ早かったんだね

これからはあなたの名前を呼ぶこともないでしょう
心の中で降り注ぐ涙の雨が
都会(まち)のざわめきを消して
僕を孤独にさせる

愛を学ぶために孤独があるのなら
あなたとの別れも受け止められる
そして新しい僕に生まれ変わりたい

心の味蕾で恋の切なさを味わったこの経験を僕は忘れないよ

どうかお幸せに...