明日を夢見て~神様と筋ジストロフィーと共に生きる~

クリスチャン。デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者で電動車椅子と人工呼吸器を使っている。

熊本

2010年10月12日 21時09分02秒 | 日常
昨日は遺伝子治療の市民講座に参加するために熊本に行き、その帰りに熊本城を見物しました。

いま臨床に応用されようとしている日本の筋ジストロフィーの遺伝子治療は、治験参加に登録する人数が少ないので、2008年から進歩がないみたいだね。
2年前に聞いた内容と変わらないし。
ただ細胞治療のほうは、まだ基礎研究の段階だけど、少しずつ進歩しているんだな。

僕の遺伝子は重複にも欠損にも当てはまらなかったので、今回の遺伝子治療には残念ながら参加できませんが・・・。

不治の病と言われている難病だけど、治療に向けて少しずつ進んでいることは間違いないから、最後まで希望は持っていたいなと思う。

ただ人生に生きがいを感じていなければ、治療に参加したいと患者は思わないから、QOLの向上はしていかなければいけないよね。

治療に参加できる人をなるべく増やしていくために、NPPVで呼吸を楽にし、カフアシストで楽に痰を取り、呼吸・嚥下リハビリなどで、できるだけ気管切開や胃ろうなどにならないように、病状の悪化を遅らせ、少しでも長生きできるようにしていくことも大事だ。

遺伝子・細胞治療とQOLの向上はどちらも必要不可欠だよね。

ちなみに熊本城には初めて行きました。
やっぱり評判が高いだけはあるなぁって思ったね。
当時のまま残っている石垣や門は、見ているだけでタイムスリップしたような感覚になったよ。
生で見ると価値が分かる!!
ただ新しく再現された城は綺麗だったけど、匂いや雰囲気が違うような気がした。

日帰りで夕方に熊本城に行ったので、時間があまり無かったから、全て見ることができなかったのは残念でした。

今度は姫路城に行きたいぜ!

2 コメント

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Unknown (かめ太)
2010-10-14 00:10:41
コメントありがとうございました。
私ごとなんですが、あと一週間で母を天に送って一年になります。
癌で、最後は意識も朦朧として話すこともできなくて。
忍さんのブログを読んでいて、なんというか…生きている証しをこんなにもしっかりと刻まれているということに正直すごいと思わされました。
同時に、母はどんな思いで病と共に過ごしていたのかと思うばかりで。(人の心配ばっかりで子どもの前では自分のことを話すことはなかったので^^;)
忍さんの今後の治療と歩みのうえに神様の最善がなされるようにお祈りします。
長々と失礼しました。
これからもお邪魔させてもらいますね。
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かめ太さんへ ()
2010-10-18 21:53:19
コメントありがとうございます。
一年前にお母様が天国へ旅立たれたんですね。
僕も先月、余命宣告ではないのですが、あと10年ぐらいの命だとドクターから言われました。
やっぱり死を覚悟することで生きる証を残したいと心から思うようになりますね。
まだ完全には死を受け入れていませんが、神様の力によって乗り越えていきたいです。

病気の辛さなどはあまり人に言えませんが、伝えなければ分からないですよね。。
もちろん人の心配やお世話をすることで、多少は救われるんですけど。

神様のみ心がなんであれ、全てを受け入れていきたいです☆
病気が治らなくても天国に行けますから幸せですよね。
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