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KCL (IPP) 2010/2011修了

2011-06-05 | MBA準備
やっとキングス・カレッジ・ロンドン(King's College London)のインターナショナル・プリマスタース・プログラム(International Pre-Master's Programme)が修了しました。今回はこのコースを総括してみようと思います。

下は主に授業が行われたイングリッシュ・ランゲージ・センターです。学校は地下鉄のコベント・ガーデンとホルボーンの中間に位置しどちらの駅からも徒歩で約5分程度です。

English Language Center, 26-29 Drury Lane, London WC2B 5RL

A11u2952

約9ヶ月間のコースで、上手くデザインされていてマスターコース(大学院)で必要とされるテクニックの基本をバランスよく身につけられると思います。昨年修了したSOAS University of London (ELAS)と比べると教師陣の平均的なレベルも高く担当者によるばらつきも少ないと感じます。

ただ問題は、ビジネス・マネジメントの比率が25%と少ないこと。また基本知識の習得が中心になり多少退屈に感じることです。EAPもCTSのフォロー中心に行われるためイギリス文化や理論が授業のテーマの中心になります。そのためビジネスと関係のないテーマの勉強に時間を取られ、肝心のビジネス関係の語彙は余り増えていません。また教育学部を目指す留学生がほとんどいない割にEAPの授業は教育関係のテーマが多くストレスを感じました。

正直なところ、MBAや政治経済関係の院を目指す人にはこのコースは不向きだと思います。ただ所謂イギリスの一般常識が身に付くという点では、多少遠回りをするように感じますが役立つと思います

<2010/2011コース期間>
Term 1: 9月20日(月)~12月17日(金)途中一週間のリーディング・ウィーク有
Term 2: 1月10日(月)~4月1日(金)途中一週間のリーディング・ウィーク有
Term 3: 4月26日(火)~6月3日(金)最後の二週間はテスト期間

<プログラム>
必修科目
アカデミック・イングリッシュ(EAP)(50%)
Culture, Theory and Society (CTS)(25%)
選択科目(一科目)
ビジネス・マネジメント (BM)(25%)、ヨーロッパ&ワールド(25%)、法律(25%)

<アサインメント>
Term 1: プレゼンテーション(10分間)、CTSエッセー(1,500文字)、選択科目エッセー(1,500文字)
Term 2: プレゼンテーション(10分間)、CTSアサインメント(3h、A4一枚のノート持込可のテスト)、選択科目エッセー(1,700文字)、EAP Critique(評論、2,500文字)
Term 3: 選択科目エッセー(2,000文字)、プレゼンテーション(15分間)、CTSイグザム(3h、持込不可のテスト)、選択科目イグザム(2h、持込不可のテスト)、EAPイグザム(リーディング1.5h、リスニング1h、ライティング1.5h)

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5 コメント

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Unknown (Tera)
2013-11-15 16:02:10
こんにちは。
現在、大学4年生でイギリス大学院を目指している者です。
KCLのIPPで検索しているところでこのブログに出会いました。
過去の記事等、楽しく読ませて頂いております。

僕は今のところ、将来はKCLでInternational Marketingを勉強したいと思っています。しかし、現在のTOEFLスコアが86ですので、このIPPを利用して2014年の9月から留学し、規定の点数を取得(1月からのも検討しましたが、英語力をより向上させるために敢えてです)、15年度からマスターへという形を考えています。

そこで、実際にIPPを経験されたShigeさんにいくつか質問があります。

・ブログではビジネスマネジメントの比率が少なく不満であったとおっしゃっていますが、バックグラウンドがあまりない人(僕の現在の専攻は政治経済です)にとっては、その授業は価値のあるものでしょうか?

・また、TOEFL86ですと他の大学のGraduate Diploma(MBA等)にも何とか応募できます。しかし、86程度ですので、Graduate Diplomaとはいえ、そちらの授業についていくのには不安が残るのも事実です。やはり、IPPでしっかり"英語"を勉強してから院に進むほうが妥当でしょうか、Shigeさんの視点から何かコメントを頂けないでしょうか。

以上、2点ですが、もしお時間があるときに答えて頂けると幸いです。
宜しくお願いします。

Tera



返信する
Teraさん (SHIGETO)
2013-11-19 23:53:34
Teraさん

コメントありがとうございます。
では早速、2点の質問についてお答えします。

1. イギリス留学経験のない方に取っては価値のあるものだと思います。KCL(IPP)修了時点では気が付きませんでしたが、ランカスターMBA履修時にEAP、CTSでの知識が役立ちました。というのは、全ての授業の根底にあるのはイギリスの歴史や文化で、それらを分かっていると理解が深まると思います。

2. はい、経済的、時間的な余裕があるなら、IPPでしっかり勉強して自信を付けてから行かれる方が良いと思います。KCLが第一志望であれば、IPPが最適だと思います。まずロンドンの環境に慣れる、ネイティブ英語に慣れる、アカデミック英語に慣れる、そして友達を沢山つくる。語学は間違いなく「習うより慣れろ」です。

最後に、まだ渡英まで時間があるようですので、とにかくボキャブラリーを増やしてください。あとで効いてきます。また、リスニングは重要です。言っていることが分からないと、返答のしようがありません。とにかくブリティッシュ・イングリッシュを聞きまくってください。

不明な点があれば、どうぞお気軽にご質問ください。可能な限りお答えしたいと思います。
返信する
お礼のお返事が遅れてすみません。 (Tera)
2013-12-04 17:53:47
お礼のお返事が遅れてすみません。
TOEFLや大学の試験等で色々と手間取っておりました。

非常に丁寧に回答していただき、どうもありがとうございます。日本人の方で実際にこのIPPで勉強したという方をネットでもほとんどみかけないため、僕にとって大変貴重な情報です。特に、大学院に行ってからもEAP、CTSでの知識が役立つというのは、受講生ならではの意見で、魅力的なポイントでもありますね。両親とも相談した結果、まずこのIPPで勉強し、基礎をつけてからマスターへと進むのがベストという結論に達しました。早速、Personal Statementを書き始めようと思います。

学習についても有益なアドバイスをありがとうございます。ボキャブラリーとブリティッシュイングリッシュのリスニングにできる限り取り組んでいきたいと思います。
また質問が浮かんだ際には、ぜひさせてください。Shigetoさんのブログに出会えて本当に良かったです。

Tera


返信する
Shigetoさん、お久しぶりです。 (Tera)
2014-09-09 11:14:00
Shigetoさん、お久しぶりです。
今日はご報告があり、書かせて頂きました。

こちらで質問させて頂いた後、予定通りKCLのIPPに合格し、実は間もなく渡英するところです。アプライにあたって、Shigetoさんのコメントのおかげもあり、自信をもってこの進路を決定することができました。その節は大変お世話になりました。ロンドンでの生活を楽しむのと同時に、マスターへと進むためにしっかりIPPで力をつけたいと思います。

また、住むところは学生寮に住むことになりました。もし近い将来ロンドンにいらっしゃる機会がありましたら、ご多用のところ大変恐縮ですが、ぜひ一度直接ご挨拶できたら幸いです。

では、まず一年間頑張りたいと思います。

Tera





返信する
KCL(IPP)合格おめでとうございます。 (SHIGETO)
2014-09-10 11:38:43
KCL(IPP)合格おめでとうございます。

ぜひイギリス生活を楽しんでください。KCL(IPP)で一緒に過ごした仲間とは今でもFacebookなどを使って連絡を取り合っています。この機会を生かして英語力の向上とともに世界中にいつでも会える友達のネットワークを築いてください。

ロンドンには頻繁に行っているので都合の良いときに一度スタバでコーヒーか、KCLの近くにロンドンで一番古いパブがあるのでエールで乾杯もいいですね。
返信する

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