エスペラントな日々

エスペラントを学び始めて27年目である。この言葉をめぐる日常些事、学習や読書、海外旅行や国際交流等々について記す。

アメリカの地方都市を自転車で走る

2005-06-30 | アメリカ旅行
 7月20日。朝早く目が覚めたので付近を散歩。同じく散歩をしている老人2人に出会った。やっぱりニカッとしながら挨拶をする。私もエスペラントで挨拶を返す。何か大きな動物がいると思ったら3頭の鹿だった。この辺りの家は、鹿が庭に入り込まないようにしてあるという。
 牛乳とシリアル、バナナで朝食。カレンと女の子2人はシャワーと身支度に時間がかかる。それぞれが仕事などに出かけ、私はアンドレのマウンテンバイクを借りた。サドルをいっぱいまで下げてもらった。自転車用の地図もあって、専用路・共用路の他、注意して走るところ、自転車禁止のところも示してある。郊外に出る長距離の自転車道も整備されているようだ。
 道路は広くて、幹線道路には自転車路が確保されていて快調だが日差しが強くて暑い。まず近くの公園を目指す。ついで町へ行く途中、農業用車・自転車専用道があった。珍しく狭い道だと思ったら、これが開拓時代の由緒ある道で、途中に古い屋根付きの橋が保存してあった。
 市街地に入って、広いオレゴン大学構内を走り、カレンが働いている宝石店へ。自転車のキーを忘れてきたのに気づいて、宝石店の奧に自転車を置かせてもらった。アンドレとエスペラント仲間が3人やってきて、5人で寿司やへ。海苔を巻き込んで表面に出していない巻きずしが面白い。
 彼らと別れて(たぶん仕事に戻っていったのでしょう)、宝石店でのカレンの仕事を見せてもらう。装飾品のデザインと、金の鋳造などである。
 ここを出て、また一人で自転車を走らせる。コーバリスの町の北西の外れに自然公園がある。それほど広くはないが、木道から観察するようになっていた。季節外れらしく、花はあまり咲いていなかった。帰ったのは3時半頃。シャワーを浴びたところに、カレンが帰ってきた。何を話したのか憶えていないが、あやふやな英語とエスペラントでしばらく話した。
 この家の敷地は1,000平方mほどあり、庭には一抱えもある大木が十数本立っている。そこにハンモックが吊ってあって、横になると実に気持ちがいい。そのまま寝てしまった。目が覚めると、カレンがいなくてアンドレがいた。
 すぐに車で町へ。途中回り道をしながら、この町の古い由緒ある住宅を見せてくれたが、歴史の浅いので新しい建物とあまり違わない。アンドレのお姉さんが画廊を持っていて、子供の絵のカードを作ったので、その披露パーティだという。店内には70cm角くらいの子供の絵がたくさん飾ってある。同じモチーフを与えて、自由に書かせているようで、デザインは似ているが色遣いなどが全く異なる絵が何枚かずつある。それをデジカメで取り込んで、カラープリンタで印刷したカードを売っているわけだ。
 パーティは、パンチ、果物、野菜、クッキーなどが用意されていたが、同じ店内にある食事コーナーでサンドイッチを買って夕食。サンドイッチに乗せるものを注文するのに少々困った。
 帰ってからアンドレが私の行動計画を話してくれた。私自身の希望やポートランドのエスペランティストの都合もあってその通りには行きそうにないが、相談はまた明日ということで、今日は疲れたからおやすみ。

   写真は古い橋。土が流れてしまわないように屋根をつけたもの。
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