脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

労災の申請

2014年04月27日 10時19分07秒 | 入院日記
脳出血で入院して最初のうちは、とにかく身体が動きません・・毎日 朝・昼・夕と血圧に血中酸素の測定と点滴の交換、薬の投与で、ひっきりなしに看護師がきます。薬は錠剤をプチッと取りだすことができませんので予め小さな入れ物の入れてもらって健康な手でベッドを起こして入れ物から取りだして飲むのですが、その都度麻痺の手がベッドのパイプに挟まり右手で左手を持ってお腹の上に左手を置いてから薬を飲みました。とにかく麻痺手・足が自分の手足としての感覚が全くありません。また入院当初は手足に限らずノドや唇周辺の麻痺も強く会話にならない会話。食べ物の飲み込みが出来ず流動食・・言語療法の先生も毎日、病室に来てくれて発音練習と唾の飲み込み練習・・『だいぶ顔色はよくなりましたね。でも左側の顔がまだ下がってるので筋力回復まで流動食に咀嚼訓練です』言語は年配の女性の先生でした。『○○さん私が今から言う事について来てください。カッかっカッ はい!』『カッカッかっ』と『はい舌を出してべーーーーーッ』『べーーーッ』とこんな調子で始まった言語トレーニング。
主治医の先生は毎朝、様子みに・・『どうですか?明日2回目のCTと大部屋に移る前にMRI撮りますからね。水分は、なるべく取ってオシッコたくさん出してください』と笑顔で言われ『先生、また部屋の移動ですか?それと指先と顔の痺れに目が見えても先生が2人に見えるのですが治りますか?』と聞いたところ『血種が吸収されたら目は落ち着いてくると思うけど痺れはねぇ~正直、治りません。手足の麻痺はリハビリ次第、努力次第だから頑張ってください』痺れは治らないと聞き大きなショックを受けました。リハビリは毎日、作業療法30分(手のリハビリ) 理学療法30分(足のリハビリ)作業は若い女性の先生でかわいい顔して結構、厳しい・・理学は40歳くらいの男性で明るくメリハリのある先生で、やっぱり甘くありませんでした。入院してスグの頃、看護師が『○○さ~んリハビリ呼ばれたから行こっか♪』と1階のリハビリ室へと車椅子で向かうと笑顔でハツラツと理学療法の先生が迎えてくれ『今日から本格的に始めますよ。頑張ってくださいね。』この日からが大変でしたし心の不安が大きくなり始めたころでした・・。二人部屋では64歳のオジサン。このおじさん、看板の取りつけ職人で、とにかくよく、しゃべる人で看板を付けてる最中にハシゴから落ちて頭を打ち脳挫傷・・幸いに軽くすんだらしいおですが手術とリハビリ・・でも麻痺もなく歩けるので羨ましく思いました・・車の運転は2年間してはいけないとドクターに言われたそうです。とにかく私はベッドの上での生活を数日間・・ICUから脱出して少し落ち着いたものの、とにかく看護師に頼り妻に頼らなければいけない自分が情けなく・・この頃から感謝と反省の気持ちが強くなりはじめたのです。自宅に会社の総務課の人から妻に連絡が入って労災の申請をするか、どうか聞かれたそうで勿論、妻は労災申請を伝えたのも丁度、この頃だったと思います。

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