深キ眠リニ現ヲミル

放浪の凡人、中庸の雑記です。
SSなど綴る事アリ。

五月九日

2009年05月10日 | 日記

■アートスクエア
友人の出演する公演を見に行った。「アントニーとクレオパトラ」W・シェークスピア
浅草にあるアサヒアートスクエアというところで。
頂上にウ・・らしきものがある墓石のような建物。
入り口が左右にあるのだが、これがなんか小さい入り口なので、設備系の建物だと思い込み、最初は素通りして、結局墨田区役所のほうまで一周してからそこだと気づく。
入り口からエレベータで4階へ。円形の空間に出る。既に開場時間は過ぎているらしいが、受付はまだ開始されていなかった。円形の空間が狭く、人が20人ばかりが左右エレベータだけの薄暗く蒸し暑い空間にいるので異様でした。ここで災害でも起きればパニック映画だったかな。受付は5階で済ませるらしい。5階にあがると、ちょうどそこの窓ガラスから4階の舞台が見下ろせた。舞台本体は4階にあって先ほどの円形の場所の隔たった場所にあるらしい。長い列に並んで受付をすませると再び4階に移動。
ここの時点で、既に暗い照明やら、アーティスティックと呼んだ方がいいのかよく分からない不親切設計なスパイ屋敷のごときトイレのおかげで遊園地のアトラクション気分でした。
保守的かつ田舎者かつ小心者かつ初体験のボクはすでに頭が少し混乱し始めた。
公演は約20分押しでスタート。

■公演感想
・物語の筋自体は知っていたのだが、台詞の語順が英語的?だったり、役者が役者のようで人間だったり――このあたりは言葉にし難い――ナベの蓋の音(これに限らず開場にある色々がその舞台の効果音となり物体となっていた)だったりで、時々知っているようなシーンがあったかなと思ったくらいにしか分からなかった。

・ナベの蓋の音もだが、色々な音作る音とか壊すような音、それにエジプトっぽいリズム(舌をちろちろさせた砂漠のスネイクが突然飛び掛ったり、騾馬が駆けるような感じ?)が印象的だった。

・パンフレットの裏のところに「川は何を聴いたか」とあるので、これはナイル川がエジプトの土地が聞いた(伝え聞いたのも含めて)音や影なのだろうか。そして、アントニーたち以外の役者もそれぞれに動きまわっている。現代人ぽい人もいた。それは遥か昔から、その時から、今にいたるまで川が聞いてきた音の、写してきた影の記憶なのだろうか。思えば人々の台詞も川の泡がゴボゴボという感じで語られていたようにも思うので今回はそういう風に思っておこう。そのうち覚えていたらイズルくんに聞いてみるか。。。

・まぁ見るだけでも結構疲れるので、やっているほうは大変だろうな。文字通り全身全霊使っていた。

■今日一日
遅く起きてHDDの調節やらイズルくん差し入れ用の昔のビデオから集めた動画集をDVDに焼いたり。
気づいたこと。いや前々からそれとなく感づいてはいたのだが、自分て消費も生産もあまりしない。一時は色々書いたりもして生産人間かと思いきや、最近は消費しなくちゃ生産もできないの立場から嫌々ながら消費生活をしてみたりしたが、やはり性にはあっていないようで。今は、消費も生産もほぼなし。自己投資もない。

■ススメ
朝のNHKラジオはいいですよ。交通情報も簡便に収集できるしラジオ体操もできるし。ビジネス展望にローテーションで出演する教授の名前を覚えてきた。個人的に好きなのが東京福祉大学の水谷氏。彼いわく、今まで(恐慌以前)の経済がむしろ異常だったと。でこれから経済は下降を続けて、そこに達っして反騰するらしいが、反騰するのは正常なところまでであって、今年始めの時点でもまだ実は正常なところまで下がりきっていないらしい。


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