町工場 職人の声

職人と現場人間の想いを誰かに伝えたい!

第二次世界大戦 30

2010年03月23日 | 日本近代史
このような事件の場合にどんな決着が行われるかと言うと
違法入国を指導した人物の何人かの責任を追求して刑罰を
科す事が実行されます。大規模な事件の場合は死刑が普通に

予想されました。カウフマン博士が樋口司令官を尋ねたと
したら越境の責任者あるいは指導者達の死刑を何とか避けて
欲しいとの事であろうと思うのです。処罰無しを願うのは

当時の常識を大きく超える願いだから。また突然尋ねて軍隊の
司令官に会えるものでは有りません。以前から面識が在り信頼
が無ければ大事件の最中に民間人に会う筈が有りません。

生きる為に荒野をさまよう人々。救おうと手立てを尽くす同胞。
事件が自分の命令範囲で起きた時。救援を決断した司令官が居た。
越境者がこの事件で罪を問われて死刑が行われたとは聞いていません。

希望無く荒野をさまよう多数の人々に突然、食べ物と毛布が与えられ
人の住む地に導かれた事件なのです。ユダヤ人で無くても頭に浮かぶ
のはモーゼの奇跡。 ユダヤ人達が後日、事情を知った時に司令官の

決断と人物をどう感じたでしょう。 それは表されて現代に伝えらて
いるのです。 人道主義者でなくユダヤ民族功労者に記されているのは
理由が在り大切な想いが在るのです。金を与えたからでは無いのです。

モーゼの奇跡と比較出来るほどの功績。しかし伝えようとする者は少ない。

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