町工場 職人の声

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100円ライター物語 26

2009年12月10日 | 商品
考案者は100円ライター開発と同時期にいくつかの技術を完成させました。
昭和30年代に始まったトランジスタ回路に多数使われたコイルのケースです。
代表的な用途でラジオに使われたIFTトランスのケースが在ります

数ミリ角の小さなもので絞りプレス加工により角状にした後でふちを
目的形状にプレス加工したものです。最初は手作業の多工程で注文数に
応じていたものです。しかし注文数が加速度的に増えていきました

それは1ヶ月に数百万数千万個という膨大な数だったのです。
どんなに女性作業者を増やし外注しても生産は間に合いませんでした
手作業ではなく機械的自動化が急務となっていました。

現代のような技術者や部品や設計データなど何も無い条件での開発です。
多くの技術者や職人が困難の中で取り組みました

その一人に100円ライターの考案者が居たのです・・・