わたしと文通が始まった後、Pは日本に興味を持つようになった。
ある時、別な日本人に会って、世間話で日本人のペンフレンドがいるという話をしたらしい。
そこから、「じゃあ私が英語を教えるから、あなたは日本語を私に教えて!」ということになったそうだ。
その人がNさん。名前は何度も聞いているけど、わたしは直接の面識はない。
イギリス在住(当時)のNさんは他にも在イギリスの日本人をたくさん知っており、
Pと日本人の交友関係はだんだん広がっていく。
そういう人たちと、たしか「16年前に始まった」と聞いたと思うが、
月に数回、日本語のレッスンも兼ねてお茶会・昼食会をするようになったと。
Pはそれを「ジャパニーズ・レイディーズの会」と呼んでおり、
実は今日これから、わたしが来るのに合わせてそのメンバーが集まってくれるそうです。


今日のメンバーは7人だそうだ。
Pのおうちで集まったり、近所に食べに行ったり、その辺りはフレキシブルなんだって。
ジャパニーズ・レイディーズの皆さんが(っていうとレディースの皆さんのようだな)12時頃、三々五々来る。
「初めましてMoさん~」
「お話は聞いてました~」(←わたしはいわばThe first Japaneseなので、皆さんだいたい話は知っている)
「いつ着かれたんですか?」
「お疲れでしょう~」
途端に華やかになるPの家。
いや、皆さんすごくパワフルで元気な方々でした。
在住期間が十何年の人、数年滞在の予定の人、お子さんが小さい人からだいぶ大きくなった人。
特に集まる人に共通項があるわけでもないようで(共通項があるとしたらみんな元気)、
Nさんが別な日本人を紹介して、その人がまた別な人を連れて来て、またその人が……ということで広がっていったらしい。
その間には日本にもう帰国した人もあれば、16年前からずっとメンバーである人もいて、
帰国した人も時々イギリスに遊びに来たりして、入れ替わり立ち替わり、のべ数十人のグループになっている。
正直、わたしは人の顔と名前を覚えるのが苦手で、一度に7人分の名前と顔を一致させるのは難しかったわけだが(^^;)
あとからPに聞いたことも含めて、記念写真で誰が誰だったかはわかるようにメモをした。
くみこさん。ひろこちゃん。ひろこさん。えりこさん。ゆかりさん。ゆかこさん。まゆみさん。
堰を切ったように日本語が飛び交う。Pがいる間は原則「in English please!」なのだが、
お料理を運んでくれる時なんかにPが席を外すと、その間は日本語。
やっぱりね。日本語話したくなるよね。相当に英語が話せるようになったとしても、やっぱり母語がいいもんね。
そしてPがいない席で皆さんが言うことには、「私たちは本当にPに感謝しているんです」。
今までわたしへのメールではPはそういう風には書いたことはなかったが、
Pは相当に皆さんへの手助けをしているらしい。
たとえば、お医者さんに行くときに症状を英語でどんな風に説明したらいいか。
英語の提出書類や手紙などの英語のチェック。
子供たちの学校で起こったことについての相談。など。
小さくてとても大使館には相談できない、でも大きな生活の上での困りごと。
実際に外国で生活をしたことのない(3ヶ月のホームステイは生活は単に長期の旅行)わたしには
思い至らない事柄だったが、そうか、そうだよなー。考えてみれば色々あるよね。手続きとか申し込みとか山ほど。
そういう時にお友達として相談に乗ってくれる人がいれば本当にありがたいよね。
普段の考え方や性格を知っているから、より実際に合ったアドバイスも出来るし。
ああ、まことにPは地の塩なのであった。
……と、わたしは“地の塩”をPの形容として一番相応しいと思って使っているのだが、
この言葉にはいろいろな解釈が可能だそうで、さくっと検索してみただけでもそれぞれ意味が相当に違う。
(ネット上の辞書はたまに間違っていることがあるので注意。)
わたしの使っている意味は、主に「自分の労力や時間を顧みずに人のために尽くす人」で、
なくてはならない。奉仕の心のある人。理想的なキリスト教徒。などの様々な意味を含んでいる。
食卓の写真を撮り忘れたのが悔やまれるなー。
ガモンハム。ラザニア。ガーリックトースト。ロメインレタスときゅうりのサラダ。ミニトマト。
デザートにクランブル2種(ルバーブ、プラム)、まゆみさんが持ってきてくれた山盛りのプチシューとイチゴ。
お腹いっぱい。他にも手土産を持って来てもらっていたが手が出せなかった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
だいたい皆さん14時頃帰る。
イギリスでも場所によって違いはある様子だが、子供の送り迎えは原則として親が毎日行わなければならないそうだ。
日本人の感覚からすると、それってかなりの負担だなあ。
その後、わたしはJに車を出してもらい、ATMにお金を降ろしに行く。
帰ってきてから今度はHも含めて車に乗り、まずはガーデンセンターへ。
ロイのお墓参りに行くの。お墓に供える鉢植えを買いに。


イギリスに来るたびに来ているので、お墓ももう3度め。
イギリスにも色々なお墓のスタイルがあるが、ロイのお墓は墓石がないタイプ。わりと珍しい方だと思う。
見た目公園みたいだね。ところどころにお花もあるしね。
「われわれの関係は、ロイが残してくれたものだねえ」といってしんみりする。
その後、家へ帰ってしばらくHと遊び、JがHを家へ送って行き、夜はわたしたちは写真鑑賞会。
PとJのスマホに入っている孫たちの写真をテレビで見る。
大画面でみんなで見られるのはいいね。日本の人たちもテレビに映して見てるの?
わたしはガラケーなのでスマホよくわからないけれど。
ある時、別な日本人に会って、世間話で日本人のペンフレンドがいるという話をしたらしい。
そこから、「じゃあ私が英語を教えるから、あなたは日本語を私に教えて!」ということになったそうだ。
その人がNさん。名前は何度も聞いているけど、わたしは直接の面識はない。
イギリス在住(当時)のNさんは他にも在イギリスの日本人をたくさん知っており、
Pと日本人の交友関係はだんだん広がっていく。
そういう人たちと、たしか「16年前に始まった」と聞いたと思うが、
月に数回、日本語のレッスンも兼ねてお茶会・昼食会をするようになったと。
Pはそれを「ジャパニーズ・レイディーズの会」と呼んでおり、
実は今日これから、わたしが来るのに合わせてそのメンバーが集まってくれるそうです。


今日のメンバーは7人だそうだ。
Pのおうちで集まったり、近所に食べに行ったり、その辺りはフレキシブルなんだって。
ジャパニーズ・レイディーズの皆さんが(っていうとレディースの皆さんのようだな)12時頃、三々五々来る。
「初めましてMoさん~」
「お話は聞いてました~」(←わたしはいわばThe first Japaneseなので、皆さんだいたい話は知っている)
「いつ着かれたんですか?」
「お疲れでしょう~」
途端に華やかになるPの家。
いや、皆さんすごくパワフルで元気な方々でした。
在住期間が十何年の人、数年滞在の予定の人、お子さんが小さい人からだいぶ大きくなった人。
特に集まる人に共通項があるわけでもないようで(共通項があるとしたらみんな元気)、
Nさんが別な日本人を紹介して、その人がまた別な人を連れて来て、またその人が……ということで広がっていったらしい。
その間には日本にもう帰国した人もあれば、16年前からずっとメンバーである人もいて、
帰国した人も時々イギリスに遊びに来たりして、入れ替わり立ち替わり、のべ数十人のグループになっている。
正直、わたしは人の顔と名前を覚えるのが苦手で、一度に7人分の名前と顔を一致させるのは難しかったわけだが(^^;)
あとからPに聞いたことも含めて、記念写真で誰が誰だったかはわかるようにメモをした。
くみこさん。ひろこちゃん。ひろこさん。えりこさん。ゆかりさん。ゆかこさん。まゆみさん。
堰を切ったように日本語が飛び交う。Pがいる間は原則「in English please!」なのだが、
お料理を運んでくれる時なんかにPが席を外すと、その間は日本語。
やっぱりね。日本語話したくなるよね。相当に英語が話せるようになったとしても、やっぱり母語がいいもんね。
そしてPがいない席で皆さんが言うことには、「私たちは本当にPに感謝しているんです」。
今までわたしへのメールではPはそういう風には書いたことはなかったが、
Pは相当に皆さんへの手助けをしているらしい。
たとえば、お医者さんに行くときに症状を英語でどんな風に説明したらいいか。
英語の提出書類や手紙などの英語のチェック。
子供たちの学校で起こったことについての相談。など。
小さくてとても大使館には相談できない、でも大きな生活の上での困りごと。
実際に外国で生活をしたことのない(3ヶ月のホームステイは生活は単に長期の旅行)わたしには
思い至らない事柄だったが、そうか、そうだよなー。考えてみれば色々あるよね。手続きとか申し込みとか山ほど。
そういう時にお友達として相談に乗ってくれる人がいれば本当にありがたいよね。
普段の考え方や性格を知っているから、より実際に合ったアドバイスも出来るし。
ああ、まことにPは地の塩なのであった。
……と、わたしは“地の塩”をPの形容として一番相応しいと思って使っているのだが、
この言葉にはいろいろな解釈が可能だそうで、さくっと検索してみただけでもそれぞれ意味が相当に違う。
(ネット上の辞書はたまに間違っていることがあるので注意。)
わたしの使っている意味は、主に「自分の労力や時間を顧みずに人のために尽くす人」で、
なくてはならない。奉仕の心のある人。理想的なキリスト教徒。などの様々な意味を含んでいる。
食卓の写真を撮り忘れたのが悔やまれるなー。
ガモンハム。ラザニア。ガーリックトースト。ロメインレタスときゅうりのサラダ。ミニトマト。
デザートにクランブル2種(ルバーブ、プラム)、まゆみさんが持ってきてくれた山盛りのプチシューとイチゴ。
お腹いっぱい。他にも手土産を持って来てもらっていたが手が出せなかった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
だいたい皆さん14時頃帰る。
イギリスでも場所によって違いはある様子だが、子供の送り迎えは原則として親が毎日行わなければならないそうだ。
日本人の感覚からすると、それってかなりの負担だなあ。
その後、わたしはJに車を出してもらい、ATMにお金を降ろしに行く。
帰ってきてから今度はHも含めて車に乗り、まずはガーデンセンターへ。
ロイのお墓参りに行くの。お墓に供える鉢植えを買いに。


イギリスに来るたびに来ているので、お墓ももう3度め。
イギリスにも色々なお墓のスタイルがあるが、ロイのお墓は墓石がないタイプ。わりと珍しい方だと思う。
見た目公園みたいだね。ところどころにお花もあるしね。
「われわれの関係は、ロイが残してくれたものだねえ」といってしんみりする。
その後、家へ帰ってしばらくHと遊び、JがHを家へ送って行き、夜はわたしたちは写真鑑賞会。
PとJのスマホに入っている孫たちの写真をテレビで見る。
大画面でみんなで見られるのはいいね。日本の人たちもテレビに映して見てるの?
わたしはガラケーなのでスマホよくわからないけれど。