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Mo.の事件簿 A diary of Mo’s trips

事件簿などという大層なタイトルだが、実は単なる旅行記です。

24.熟考中。

2017-12-09 | イギリス/England:2017
さて。そしてわたしはここに何をしに来ているかというとですね。

イギリスらしい、小さい可愛い村であるアルフリストン観光ということもあるのだが、
何しろちっちゃい村なので、見どころとしては2ヶ所くらいしかない。
アルフリストンでのより大きな目的は“ウォーク”です。


トレッキングと言った方がわかりやすいだろうけれども、そこまでいうほど本格的でもない。
しかし散歩というよりはもう少し長め&ハードめ。
イギリスではちょっと田舎の方に行くと、ウォークに向いたフットパス(foot path)がたくさんある。

このフットパスというのもあんまり日本ではぴたりとハマる概念もないのだが、
遊歩道、ハイキングコース、登山(低い山の)を全部ひっくるめたような感じ。
郊外の住宅街でも「この道フットパス」という看板があって、公園に続いていたり、
今回のように林や牧場の脇を抜けていく道がフットパスだったりする。

アルフリストンはサウス・ダウンズ・ウェイという南イングランドを横切る長大なフットパス沿いにある。
……このサウス・ダウンズ・ウェイというのも、ちょっと全体像がよくわからないのだが、
イーストボーン辺りからウィンチェスターhttps://www.nationaltrail.co.uk/south-downs-wayまで続いているというから相当でしょう。
直線距離だと100キロくらいなのかなー。もちろんアップダウンもあり、曲がりくねった道なので、
全部歩こうと思えば……200キロじゃきかない感じ?

もちろんわたしはサウス・ダウンズ・ウェイを歩きとおそう!とか全く考えておらず、
端っこをちょこっと歩ければいいや、程度。


ただ日本にいるうちに調べても、この辺をどう歩くかという細かい情報はあまりわからず……
Jもサイトをいくつかメールで送ってくれたんだけれども、何しろ英語で書かれているページは
読むのに時間がかかって、自分に必要な情報をざっと浚うということが出来ない。
まあいいや。現地に行ったら周辺地図なりなんなりあるだろう。
でもアルフリストンって小さすぎて、ツーリストインフォメーションすらないっぽいなー。


この辺りのことを調べている過程で、ヒル・フィギュア(丘絵)の存在に気づく。
……というか、ヒル・フィギュアという名前すら知らなかったけど、
こういうの「世界ふしぎ発見!」とかで見たことある!
へ~、これこの辺にもあるんだ!もっと辺境に行かなければ見られないと思っていた!
じゃあ、ヒル・フィギュアを目指して歩けばちょうどいいんじゃない?

アルフリストンの徒歩圏内には「ウィルミントンのロングマン」https://en.wikipedia.org/wiki/Hill_figure#/media/File:Long_Man_of_Wilmington.jpgという丘絵と、
「リッティントンの白馬」があるらしい。どっちにも行けるかな。それともどっちかしか行けないだろうか。
その場合、どっちに行けばいいだろうか。



そんなことを思いつつ、現地まで来たけれども、やっぱりツーリストインフォメーションはなく……。
ホテルのフロントでフットパスの地図かなんかないか訊いてみる。丘絵のことも。
そしたら、さすがにその目的で来る人も多いらしく(泊まるような人はおそらく大多数がそうだろう)、
「ロングマン」と「白馬」への行き方のガイドをコピーしてくれた。
それを部屋に持って帰って詳細を検討する。

うーん……。ロングマン往復は8キロ、白馬往復は10キロだって。
思ったより距離があるな。5、6キロくらいのつもりでいたのだが。これはどっちかしか行けない。
というよりも、10キロ歩くのは自信がないなあ。もう少し控えめでいいんだが。

うう~~~ん。と思いながらアルフリストンの観光絵地図のパンフレットとにらめっこ。
ロングマンの方が近くて丘絵としての興味も湧くのだが、林や丘の中を行く道っぽい。
見通しは利かないだろうし、ちょっと一人で行くのは微妙。
白馬は、海側に向かっていくので海の景色もちょっと見えるだろうし、カックミア川沿いを歩いた方が楽しそう。
でも10キロもある。うううう~ん。

しかし観光絵地図を眺めているうちに、白馬の方はバス通りに近いことに気づく。
もしかしてこれは、白馬までタクシーで行って、帰りだけ歩くということが出来るか!?

フロントのお姉さんにタクシーを呼んでもらう。
タクシーのおにいちゃんに絵地図を見せて「白馬に行きたいんだけど……」と言ったら、
「たしかこの辺に駐車場があった筈だな」とか言ってて。筈って何、筈って。
この辺、運転手さんだったら庭じゃないんかい。


一抹の不安を抱えつつ、タクシー出発。そして天気はなんだか不穏なのであった……。



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今回はホテルで熟考しているだけなので動きがない。
あ、朝ごはん食べた後、無事に水を買ってきたんだった!







この村唯一の?店。
ちなみにこの店は、グーグルマップだとコンビニって書いてあるところですから。
表側はこんなんで、お土産屋さん以外何物にも見えないが、
入ってみると洗剤からパンから肉からお惣菜から文房具から、なんでも置いてあるよろず屋さん。
看板からして郵便局でもあるらしい。わりと奥が広いし、(空いてる棚もあったけど)2階もある。
……コンビニって、文字通りの意味でコンビニかも。

昨日は閉まっていたので存在に気づかなかった。日曜日は17時までなんだって。






23.ザ・スター・イン・アルフリストン。

2017-12-06 | イギリス/England:2017
PとJが去った後、少しホテルの外へも出たんだけど、17時過ぎになっており、
小さな小さな観光地であるアルフリストンの町の中心部には誰も人が歩いていない。
もう薄暗くて、当然店なんかも開いてない。心細くなってきたので早々に帰りました。
町?いや、村だな、ここ。

安直な雑貨店か何かで、水と、出来れば今日の夕食にパン1個くらい手に入れたかったところなのだが……
そういうものもない。水はどこで買えるのだろうか。




今回のホテルはザ・スター・イン・アルフリストン。









写真は翌朝。


わたしにしては1泊13000円とお高い方。そもそもイギリスは宿代が高いからね。
ザ・スター・インは、この写真は表側で、イギリスでも最も古いパブのうちの1つらしい。
昔はパブは宿屋も兼ねており、今も宿泊施設がくっついているパブもある。ザ・スター・インもその類。

でもホテル部分は裏側に新館が増築されていて建物としては古くはない。
敷地が広いので2階建てで廊下が長い。パンフレットによれば、披露宴なんかも行なうホテルらしいのだが、
玄関と部屋を往復していた分には、そんなに大きいホールがある建物には感じられなかった。


















広くていい部屋。








イギリスのホテルはこういうティーサービスが重要らしい。

今日の晩ごはんは、日本から持って行った昆布茶とここの紅茶を飲み、
Pが持たせてくれたベイクウェルタルトの残りを4分の1くらい食べた。
さっきスコーンも食べたし、特にお腹は空いてないんです。



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翌朝。


イギリスと言えば朝食!
玉子とベーコンを基本とし、焼きトマト、煮豆、ソーセージ、キッパー、マッシュルームなど、好きなものを選べる。
玉子の調理方法は自分の好きなように。わたしは今回はスクランブルエッグを注文した。
そういえば、Jは「旅行の一番の楽しみは朝食ビュッフェ」というほど朝食好き。
わたしも朝食ビュッフェでテンションが上がるタイプ。
今回はメインはリクエストして作りたてを持ってきてもらうタイプで、パンとかは取り放題。












「マッシュルームいっぱい」と言ったらほんとにいっぱい来た(^^;)。
朝もはよから食堂のスタッフはにこやかに働いていて気持ちがいい。


朝食を食べるところとは別だけど、こっちが昔ながらのパブ部分。
結局ここでは飲食はしなかったわけだが。まあちょっとお高めですよ。
この辺は観光地価格なので、軒並み高めではあると思う。














ガラス越しに見えている建物も、ザ・スター・インとは同年代の建物で、
こっちはザ・ジョージ・インという名前のパブ&イン。
ここの間の道路がアルフリストンのメインストリートなんだけど、車がやっとすれ違えるくらいの狭い道路。
わりと交通量が多いので、ここのそぞろ歩きが楽しいというわけではない。


ザ・スター・インは……というよりアルフリストンの人全体に言えることだが、みんな愛想が良くて素敵だった。
こんな穏やかな風景の中に暮らしていると、性格も穏やかになるのかと思った。
特に、ホテルの受付の夜担当のおじさんは、見た感じサンタクロース。
何か話しかけなきゃと思っているんだけど、話題が見当たらないという様子が見えた。
わたしも話題が見つからない……。ので、いつも「おはよう!」「おかえり!」の会話だけだった。




22.セブンシスターズ&イーストボーン。

2017-12-03 | イギリス/England:2017
セブンシスターズ?七姉妹って何?と思う人は多いだろうが、これは地名で、観光地です。







この丘の盛り上がり1つと数えて7つらしいが、……なんかあんまりピンと来ないよね。
七ツ森とかの山だったら、一座、二座と数えやすいけど。


ちなみにイギリスの土地のことを昔の船乗りは「アルビオン」と呼んだそうだ。
“白く輝くもの”という意味で、それはこの白い岸壁の見た目から来ている。
わたしはこの知識をはるか昔に「すくらっぷ・ブック」というマンガから得て、
……このマンガ、大好きだったなあ。何度も何度も何度も何度も読み返した。

この作品を描いた漫画家、小山田いくが亡くなったと去年ネットのニュースで読んだ時はショックだった。
まだ59才だったそうだよ。
神話や星や山登りが好きだった人で、ジャンダルムやカッシーニ間隙という言葉もこの人のマンガで覚えた。
北欧神話の知り始めもこの人。考えてみればわたしは多くを負っている。
ご冥福をお祈りします。



ところで、この日は強風でした!!!







……写真では全く出ていないが、立ってられないほどの強風。
波打ち際まで行こうとしたが、歩いているうちによろめいたので止めておいた。
海に転がり込んだら目も当てられない。
イギリスの海岸部は砂利浜が多いです。わたしは砂浜の方が好きだけど。
でも靴で歩くだけなら砂利の方が簡単か。







視点を変えて、崖の上からの眺め。天気のいい日はこの壁が白く輝く。







この地層は、実は白亜で出来ている。……と言ってもピンとこないかもしれないが、簡単に言えばチョークごときもの。
チョークってあれですよ、黒板に書くあれ。
と、なれば崩れやすいのも納得でしょ?

この家は、建った当時は白い壁部分が玄関で真ん中にあったらしいが、そこから数十年経つうちに
崖がだんだん崩れていき、それにともなって家も壊していっているそう。
さすがにもう人は住んでいない。
一度に取っ払った方が簡単なんだろうけどなあ。こういうところがイギリスっぽい。


この後ビーチーヘッドという丘の上に大きなパブがあるから、そこで食事にしようね、ということで
車で行ったのだが、かなり大きなパブなのに席は満員だった。1時間待ちだって。
14時で昼のピークは過ぎてたはずだが。
まあこの辺りに他に店がないからみんなここに集まる。

どうしようね~と言いながら車を走らせる。
幸い、プーさんのところのティーケイクのおかげでお腹は空いていない。
そうこうするうち、セブンシスターズのとなりの観光地、イーストボーンまで来た。



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イーストボーンは往時の高級?避暑地。海沿いにはホテルがびっしり。
ここまで行けるとは思っていなかったので嬉しかった。
んー、感じとしては熱海とかに近いのか?わたし熱海実は行ったことないけれども。








この辺はあれです、アガサ・クリスティとかの時代に賑わったところ。
なので、おそらくはポワロ物の撮影なんかもこの辺りで1回や2回や3回は撮っているであろう。







高級避暑地といえば(?)観光桟橋。








この建物が金色のドームでイスラムっぽいのは、建った当時、こういうスタイルが流行っていたからですね。
まあこの日この辺りは天気が悪かったです。
寒いので観光桟橋上にあるティールームへ。













スコーン。イギリス人はお茶ばっかり飲んでいるというのは真実です。
ティールームは「ヴィクトリアン」という名前で、その名の通り内装は古き良き時代のヴィクトリアン。



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そこからアルフリストンのホテルへ。16:30頃着いた。


ホテルの部屋まで来てくれて、PとJと涙の別れ。
プーさんのコースター「ご家族へのお土産に」と頂いた。
「また日本にも来てね」と言ったら「……never say never」と言っていた。
「次はいつイギリスへ来る?」と訊かれたので「また10年後かねえ~」と言ったら「10年は長すぎるわ」と言われた。


今回もPとJには大歓待してもらった。
色々なところに連れて行ってくれて、お友達やご家族にも会わせてくれて、
色々ごちそうしてくれて、いろんなことを教えてくれた。
ありがとう。本当にありがとう。


去っていく車を見送り。
わたしの旅はここからが第二幕。





21.leaving。

2017-11-30 | イギリス/England:2017
楽しかった3日間も終わり、別れの朝。
……おうちとはお別れだけど、PとJはこれからわたしをドライブがてら次の目的地まで送ってくれることになっている。
次の目的地はアルフリストンという町で、Pの家からは100キロ弱。
最初は電車で行こうとしていたのだが、「その日は電車が走ってない」とJに言われ。

電車が走ってないってどういうこと?
Jのメールの返信を読んでも意味がわからなくて、ネットで調べたところ、
イギリスではメンテナンスのために電車を走らせない日があるらしい。わりと普通のことのようだ。
ええ~、そんなんでやっていけるの?

ありがたく好意に甘えることにしました。
甘えついでに、アルフリストンのさらに先の観光地、セブンシスターズにも連れて行ってもらう(^^;)。









お土産で持って行った美濃焼のティカップをさっそく飾ってくれている。



10:50、出発。3日間ありがとう、27番地のおうち。



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そのままセブンシスターズに向かうのかと思いきや、その前にPooh cornerへ立ち寄る。
ああ、ここが!Pのメールにたまに「Pooh cornerへ行って来た」とあるところだ。
ここはお客さんに(特に日本人に)人気があるそうなので、よくお客さんを連れてくるらしい。
あ、Poohって、あのプーさんですよ。熊の。







道路沿いぎりぎりに建つ小さなショップ。







でもお茶は外のガーデンでも飲めて、庭はまあまあ広い。

家を出たばかりでまたお茶(^^;)。あ、でも1時間近く経ってるか。









これはティーケイク(tea cake)というものだそうだ。
スコーンは日本でももうおなじみだけど、ティーケイクも同じくらい定番のお茶うけなんだとか。
レーズンがいっぱい入った薄いパンを焼いたやつ。お茶うけというか、けっこうボリュームがある。
結局これが昼食になった。









ちょっとピントがボケたがプーさんのティカップ。








プースティックの公式競技規則。
公式競技規則なんていうと物々しいが、いや実際やってることは「プーさんの橋」の上流から木の小枝を落とし、
橋を越して一番先に下流側に出て来た人が勝ち、という遊び。
日本でいう笹舟の競争みたいなもんか。――多分もう笹舟なんて作れる子供はほとんどいないだろうし、
流せる小川もないんだろうけど。

「プーさんの橋」はプーコーナーから徒歩1時間弱かかるそうなので今回は行けません。
森の中で、いいハイキングコースだそうです。いつか行ってみたい。



次はセブンシスターズへ向かう。









20.家族会 その2。

2017-11-27 | イギリス/England:2017
子供たちは仲良く騒がしく遊んでいた。ブロックとかで。小さいZがいたので、今回竹とんぼやけん玉はなし。
Hはいつもお姉ちゃんにやっつけられてるせいか、自分より年下の子と遊ぶのが楽しいらしく、
ご機嫌で、「ザッキー!おいでー!」と盛んに言っていた。

ZはZでおもちゃのショッピングカートがお気に入りらしく、
そこに薬の空き箱たくさん(遊び用に取っておいてるらしい)を出したり入れたり、出したり入れたりを繰り返す。
全部カートの中に入れて「すごーい!」って言ったりすると、そのそばから逆さまにして全部出すので、
Z本人にとってはパズルみたいなものなのかもしれない。

Zはきちんとした子で、連れて歩くドギー(犬のおもちゃ)もちゃんと立っている状態にわざわざ直してから
引っ張って歩く。慎重な子。うーん、子供が3人いるだけでそれぞれ個性があって面白いな。
Hは「カドリーボーイ」と言われていた。あとで辞書も引いたんだけど、その場のニュアンスからすると、
「甘えん坊」「ひっつき虫」というような意味に思えた。


Eが2階から古い本を持って来た。「何の本?」って訊くと、「ロイの」と小さい声で答える。
ロイが昔から愛用していたハンディタイプのイラスト付きの鳥類図鑑らしい。
落とした時の用意なのか、ロイの名前と住所が書いてある。
ああ、懐かしいロイの字だ。細かくて几帳面なロイの字。
同じ本を見ていたイアンが「ロイの字だね。きれいな筆跡だった」と言っていた。

ロイは独身だったし、甥っこたちを相当可愛がっただろうな。
後日Pから送られて来た写真の中に「ロイがよく釣りにつれて行ってくれた場所」で
イアンがZと一緒に写っている写真があって、……亡くなって何年も経って、孫たちはロイのことを
直接的には知らないのに、こうやって言い伝えられていくんだなあ……と感慨深かった。



隣にEを座らせてわたしは言い聞かせる。
「わたしは英語を上手にはなれないから、Eはこれから日本語を勉強して上手になって、
18才になったら日本に来るんだよ」
うんうん、とEはうなづく。早期教育。早期洗脳。

その話をあとでPとJにしたら「18才は早いんではないか」と言われた。
でも18才だと大学入学して……んー、まあ、そうね、わたしが旅を始めたのも20才頃からだし、
20才でもいいか。


デイヴィッドが疲労困憊してソファに横になっていたので、写真を撮った。タイトルは、
「The English tired Daddy」。


イアンは子供たちと遊ぶのが上手くて子供たちに大人気。「イアンのことを何て呼ぶの?」と訊いたら、
やっぱりアンクル・イアンなんだって。ちゃんとアンクルがつくのね。
子供鈴なり。右手にEがいて、左手にHがいて、3番目にZがダディのところに行くと、どっちの腕もふさがっている。
奥さんのルシンダが「ちゃんとZも抱いてあげて!」と言う。腕が3本ないと難しい。
最終的にはEとHをデイヴィッドが、Zをイアンが抱いて収まった。

ルシンダは今妊娠中。1月出産予定。今度は女の子なんだって。
デイヴィッドの奥さんのレイチェルが助産婦さんなので、おそらくその件で長いこと話し込んでいた。


宴もだいぶ進んだところで、彼の気のゆるみを見計らってZのそばに行き、
「ザックザックザック~!」と言いながら指を口元でわちゃわちゃやってみたら、けっこうウケた。
ので何回かやったらZが抱き着いてきた。
「Zが知らない人に自分から寄っていくのを初めて見た」と家族内に驚きが走る。
その勢いで、ルシンダが「Moにキスする?」と訊いたら、ほっぺたにキスしてくれた。
や~ん、かわいい~~~~~。
おお!とみんな驚く。「おじいちゃんにもなかなかしてくれないのに!」とJ。


わたしは調子にのって、みんなが帰る時にEとHに「キスしてくれる?」と訊いたら、「yes」といってしてくれた。
……ところでこういう時の「してくれる?」英語はどんなんでしょうね?
ルシンダがたしか「do you kiss Mo?」とZに訊いていたので、わたしもdo you構文で訊いた気がするが。
could you?give me?まあ通じたからいいんだけども。
そして挨拶キスという文化がない日本から来たわたしは、自分からはキスしてないのだが、
これはやっぱりお互いにキスをするところだったでしょうね?と後で思った。


デイヴィッドの車はHONDA。「HONDAは最高だね!」とお世辞を言って彼らは去っていく。
ちょっとさびしい。



また会えるかなあ。子供たちに。
何年後かなあ。あと5年もすれば子供たちはそれぞれ忙しくて、わたしの相手なんてしてくれないかもしれない。
(すでに老人的ヒガミ根性が出ている)
まあ5年後行ったとしたら、その頃まだ7才のZと今後生まれてくる○○ちゃん(名前未定)に期待しましょう。









その後、絵具を片付けていたら「Moも何か描いて」とPに言われ、描いたのがこの絵。
わたしはマジだ。
絵具で絵を描くなんて……中学校以来じゃないのか。高校は音楽選択だった。
そしてわたしには絵心はまったくない。まあこんなところだろう。




19.家族会 その1。

2017-11-24 | イギリス/England:2017
ドライブから夕方早めに帰宅。今日の夕方はファミリーパーティ。
長男のデイヴィッド一家、次男のイアン一家が来てくれます。
総勢は、ちっこいのも含めて10人。食事は各々好きなものを取り分ける形のコールドフード。














上の写真の左上は、さっき買ってきたマシュマロサンドを切り分けたものと、わたしの好きなベイクウェルタルト。
ボウルの中に入ってるのはラズベリーとストロベリー。
こういう形式だと大人数でも対応出来るね。まあ椅子文化だからというのは大きいけど。
和室のおもてなしでは難しい。



何時頃か忘れたけど、まずデイヴィッド家到着。奥さんはレイチェル。
2人には10年前に来た時にも会ってる。久しぶりと言い合う。

EとHは今日の昼間は近所の子の誕生日パーティに呼ばれていたそうで、その名残のフェイスペインティングをしたまま来た。
Eはフェイスペインティングというか、舞台化粧のような感じになっていた。
Eの頭に手を置いて「who are you?」と言ったら、ぴょんぴょん飛び跳ねながら、
「エミリーだよ!」と言ったのがカワイかった(^o^)。
Hはほっぺたに緑色の恐竜が描いてあった。

Hはお父さんに高く持ち上げてもらって、下の方でわたしが「landing!」といいながら受け取るという
遊びが気に入ったらしくて、「やってやって!」と何度もねだる。
……5、6回もやったらこっちが疲れた(^^;)。デイヴィッドはわたしよりだいぶ若いとはいえ、
持ち上げる方が運動量も多いし「子供って体力オバケだねえ」と言ったら、「まったくだ」と言っていた。

Pは2人がお絵描きをしたがるかもしれないから、と言って台所の小テーブルに紙を敷き詰めて
絵具と筆を用意していた。
その絵具って日本と全然違って、水で薄めるタイプじゃなくて液体になってるの。
500mlくらいのペットボトルに入ってる。けっこうかさばるし、あんまり色数揃えられないなあ。混色は出来るんだろうけど。
青と黄緑と赤と黄色の4色。

そういう状態で子供にお絵描きをさせると、それは……戦争になります。テーブルに紙を敷き詰めたPは正しい。
なんだったら床に敷き詰めてもいいくらい。まあ床はタイル。筆を落としたりもしたけど大丈夫。














上がEが描いたもので、下がHの作品。
ちょうちょとお花、……そして抽象芸術(^^;)。



その後、イアン一家到着。奥さんはルシンダ。2才の息子はザック。以下Zと略。

わたしはすっかりイアンにも会ったつもりでいたんだけど、実は今回が初対面だと聞いてびっくりした。
そういえば10年前来た時はイアンは旅行だか短期留学でカナダに行ってたんだ。
「あー、そうだったねえ!」
でもイアンは電話で話したことがあるのは忘れていて「よく覚えてるね」と言われた。

Zは人見知りが始まったそう。
到着した時、また「わ~、Z~、はじめまして~(以下略)」とやったら、
泣こうかどうしようかすっごく考えた顔をしたので「わかった!OK!離れるから」と言ってかろうじて泣くのを防いだ。

あとは子供たちが遊ぶのを見ていた。
Zへのお土産は、リラックマのキューブパズル。
何がいいかわからないので、前日にまとめてお土産を渡したんだけど、
EとHが「これはZ向きだよ!」と言ったのでめでたくZへのお土産がきまった。

サイコロ型が9つあって、それを面を揃えて並べると正しい絵になるという知育玩具。
……どうも知育玩具という言葉にはヨワイ。「遊びながら頭が良くなればお得」とつい考えてしまう。
大人のエゴっぽい気もするがね。でもわたしも小学校低学年の時に、47都道府県のパズルが大好きで、
それで位置関係を覚えたのが生涯役に立っているからなあ。

Zはそういうおもちゃが好きらしい。「くまちゃん!」と叫び、さっそく始める。
これが2歳児にしてはけっこう達者に絵を揃える。お気に入りになってくれるといいなあ。



まあ大したことは起こらないんだけども、もう少し書いておきたいことがあるので、その2に続きます。






18.シシングハースト。

2017-11-21 | イギリス/England:2017
1時間弱のドライブの後、シシングハースト・キャッスル・ガーデン到着。
……wikiではイギリスっぽく、カースルと表記してしますね(^^;)。








何はさておきまずはお昼。左側にかろうじて写っている白い部分がショップとレストラン。







ジャケットポテト。ツナ乗せを選んだ。
西欧圏は、あったかくて水気があって(?)量が軽め(日本におけるうどんやそばのような)という観点のメニューがあまりない。
軽く食べたいなという時にサンドイッチ系しかないのは少し辛い時がある。水気もないし温かくもないからね。
その点イギリスはジャケットポテトがあって嬉しい。しかし写真ではそこまで大きく見えないだろうが、
じゃがいもは実はソフトボール近い大きさがあって、やはり全部は食べられないのであった……













ガーデンというより外の農場部分。















カースル部分。写真ちょっと曲がったな……。

せっかくなので写真は撮りまくった。























でも正直ガーデン部分はもうこの季節は盛りが過ぎていて、期待ほどではという感じ。
まあテレビで見て「素敵!」と思っても、テレビは一番いい季節にいいシーンを厳選して映すので、
現実がそれを上回ることが出来るかというとなかなか難しい。


少々物足りなさを感じたので、最初は上るつもりのなかったカースルの屋上に登ってみる。
カースルの中は3階だったかな?1部屋はこのガーデンを作り始めたサックヴィル=ウェストの書斎だったらしい。
こんなところに書斎を構えるなんて贅沢!


















気持ちよかったよ。天気もいいし。

上からわたしは地面にいたPを撮り、下からPは上から手を振っているわたしを撮った。









その後、売店でアイスクリームを買ってもらって食べる。
わたしとPはラムレーズンを選び。食べながらPが呟く。
「Rum and raison is really rich」「やだ、もー!やめてよー!」
これは何かというと、わたしのRの発音がダメなので、前の日に散々練習したんだよ。
でもなかなか出来るようにならなくて(^^;)。

それまで、これだ!と思っていたRがあるんだけど、それは間違っていたらしい。
色々やってみて、「それそれ!今の!」とか言われても、……どれだったのか良くわからん(^^;)。
昔「er」も特訓されたが、結局できなかったんだよなあ……。herbとかのer。
エイゴ、ムズカシイデス。

その代わり、Pは日本語の「暖かく」が苦手。「た」が2回か3回かわからなくなるらしい。「た」と「か」もけっこう似てるし。

Rが発音できなくてもアイスクリームは美味しかった。



14:20、シシングハースト出。




17.ロイヤルタンブリッジウェル。

2017-11-18 | イギリス/England:2017
今日はドライブに連れて行ってもらいます。
今回、事前に「シシングハーストに連れて行って貰える?」と頼んでいた。
シシングハースト・キャッスル・ガーデンはその美しさでイギリスでも有名な庭。


9時過ぎに家を出て、しかしシシングハーストの前にロイヤルタンブリッジウェルという町に寄ってもらう。
ここは「イギリスの可愛い小さな町」をPに訊いた時に名前が挙がったところで、シシングハーストの途中にある。
せっかくなのでここにも連れて来てもらった。













昔は温泉保養地としてにぎわったそうだ。なのでこじゃれた建物が多いんですね。
温泉はいくつかを除いてもう出なくなってしまったところが多いらしい。
昔の衣装を着た人懐っこいガイドさんが教えてくれた。
エリザベス朝の庶民の衣装なのかな。温泉の発見が1606年だそうだから。

着いて早々、まずはお茶。







土日はいつもなのか、それとも行った日がたまたま「ハーベスト・フード・フェスティバル」というイベントの日だったからか、
狭い広場にはカフェのテーブルが並び、屋台がたくさん集まっている。
座ったカフェの、わたしの正面のクッキー屋さんの屋台が気になって気になって……
何が気になったかというと、左端にある、何かを挟んだクッキー。













どうにもたまらず1個買ってみたところ、挟んであるのはマシュマロでした。
クッキーはカントリーマアムをもう少し固くしたような食感で(「ステラおばさんのクッキー」の方が近いか?)、
大きさ的にもかなりボリュームがある。けっこうウマイ。
PとJにも一口ずつ味見。……というかこの場合、3つ買って1人1個とするべきだったんだろうか。いまさら。
Pも「あら美味しいわね」と言って、家族会のために6個買った。1個2ポンドだけど、3個買うと5ポンドになってお得だから。
主婦感覚は全世界共通。

天気が良くて外でのお茶は気持ちよかったです。


お茶の後、屋台を冷やかす。
















狭い広場のわりにけっこうな数の屋台が集まっていて楽しかった。
ギリシャ料理とかインド料理とか、各国屋台も出てたよ。ここで世界一周とか試みたら面白かろう。
あ、でも日本料理はなかった。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



広場からほんのちょっと離れたところに町の教会。
ここはヴィクトリア女王も王女だった頃に訪れたところらしい。










小さな教会。
ここには“祈りのコーナー”なるテーブルがあって、それがなかなか面白かった。







Pが説明してくれたところによると、ここは祈りと瞑想の場だそうだ。
説明板にはその他に「もちろんただ休んでもいいですよ。あなたの忙しい日々から解放されて」と書いてある。
テーブルの上の小物は、もし必要だったらお使いくださいということで置いてあるそうで、
十字架を握ってお祈りするのもいいし、ろうそくをつけてもいいし、花を見つめて癒されるのもいいし、
石を握って……?なんだろう、あんまりキリスト教っぽくない気がする。当然聖書もある。

Pも珍しがって写真を撮ってたくらいだから、少なくともイギリスではあまり見ないセッティングだと思う。
わたしもキリスト教圏各国の教会には数多く行ってるけど記憶にない。絶対ないとは言わんが。
この教会独自の工夫だろうか。


お昼前くらいにロイヤルタンブリッジウェル発。



16.エミリーと対面。

2017-11-15 | イギリス/England:2017
13:30頃ガーデンセンターを出る。
すぐうちに帰るのかと思っていたら、「クームウッドに行ってみよう」と言われた。
近くにあるんだって。公園らしい。

















お花がきれい。花という意味ではここが一番キレイだったかもしれないな。雨催いだったけれども。







ヘロンもいる。ヘロンはサギらしい。








黒猫もいる。なつっこくて、けっこう付いてきてた。

思ったより大きいガーデン?ウッド?で、散歩のし甲斐がありそう。
車ですぐのところにこんな場所があるなんて幸せだよね。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



15:00前に帰宅。


この後、エミリー(以下Eと略)が学校から帰ってくる。彼女はもうすぐ6才。














Eがわたしを歓迎するために描いてくれた絵。
上の絵の左下の人物はわたしらしい。「髪を黄色く塗っていい?」「Moの髪は絶対黄色じゃないわ」という会話があったそうな。
そして下の絵は……何を描いたのか謎(^^;)。

Eに会うのはドキドキワクワク。なんというか、Pにとっても初孫だしね。
多分Eも、……多少は会うのを楽しみにしていてくれたとは思うが、それより緊張が強かったらしく、
Jが学校に迎えに行って帰ってきて、「わ~、E!はじめまして~。わたしはMoよ~」と、
Hに会った時のように、またハイテンションでやったら固まっていた。

「こんにちは」と日本語で言って、丁寧にお辞儀をしてくれた。
Pにだいぶ特訓されたんじゃないかな。
お絵描きが好きで、蝶を描くので「蝶が好きなの?」と訊いたら「イエス」。
「色は何色が好き?」と訊いたら「ピンク」。
ちっちゃい声で答える。Hと同じように、やっぱりハニカミ笑顔が可愛いのであった。

でも基本的にはアクティブな女の子で、テコンドーを習い始めたところだそう。
形を披露してくれた。
もうすぐ6才の女の子の、始めたばっかりのテコンドーってカワイイね(^o^)。
あとは前転を何度も披露してくれた。何度もやってくれたんだけど、あれはわたしが止めるべきだったんだろうか……。今更だが。


子供たち2人が揃ったところで、この辺が潮時かと思い、日本から持って行った子供向けのお土産を渡す。







ご家族の皆さんへのクッキーや、親が何か土産をと言ったのでわたしが選んだペアのティーマグセット、
ジャパニーズレイディーズたちにおかき、キャラクター文具やおもちゃを、
この年齢の子たちが何を喜ぶかわからないからあんまり節操なく持って行った。





結果として、一番人気は竹とんぼでした。
Eよりもわたしよりも、もうすぐ4才のHが一番上手に飛ばしていた。
いや、ほんとに上手くてね。あれは才能があるんじゃないだろうか。
……竹とんぼを飛ばす才能をどこで活かせばいいかというと、じっくり考えないとわからないが(^^;)。

ちなみにけん玉は止めた方が良かった。木製とプラスチック製、1つずつ持って行ったんだけど、
この年齢層の子供だと、単に振り回しになってしまって危ないです。頭にゴツンゴツンあたる。
そういう意味では若干竹とんぼも危ないかな……。他人のお子だし、心配になります。もう少し大きい子だったらいいかも。
ちなみにけん玉も初めて見たわけではなく(何せPはたくさん日本人の友達がいるし)、
「イギリス人にとっては難しくて大人でもできない」と言っていた。

そういいつつJがやってみたところ、けん玉を上手く乗せられたので、わざわざ台所にいるPに見せに行ったのがカワイかった。



近所のダニエルという男の子が、お母さんのお使いで届け物をしに来た。
けっこう達者な発音で「こんにちは」と言うので、なぜ日本語を知っているのか訊いたところ、
友達が最近日本語を習い始めて聞き覚えたそうだ。学校にも何人か日本人がいると。

……これがけっこうイケメンで、背が高い。わたしより高かったかもしれない。
話し方も相当しっかりしているので中学生か高校生かと思ったのだが、11才だって。
え~!11才?見えない~。
どっちがどっちだったか忘れたがご両親がセルビア、ボスニアの人だそうだ。

Pはお返しに、庭で育てているルバーブを切って上げていた。
そしたら翌日、山ほどのローズマリーがさらにお返しで届き(私たちは外出していたので紙袋に入れてドアに下げてあった)。
あの紙袋いっぱいのローズマリー、Pはどうしたんだろう。



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夕方まで遊んでEとHは自宅へ帰り、その後わたしは晩ごはんを食べに連れて行ってもらう。


「マクダーモット」というお店。家からわりと近い。









ロンドン近郊か南イングランドなのか、ちょっと範囲は忘れたけどグルメランキングに入っている
フィッシュ&チップスの店だそうだ。たまに来るんだって。
さすがにランキング上位というか、予約はしてくれてたんだけどそれでも並ぶ。
店内は広く相当に混んでいる。しかしお店の人はできぱきと働き、そのハードワークぶりに感激。










どーんとフィッシュ&チップス。全部は食べられない。
サクサク軽く揚がっていておいしい。おなかいっぱい。


この時の食事は、Pのかなり年上の従姉のジーンも一緒に。
近所に住んでいて(昔はロンドン北部に住んでいたが、かなり高齢になったので引っ越して来て)Pがお世話をしている。
やっぱりPは地の塩なのであった。

ジーンは魚があまり好きじゃないそうなのでチキンを頼んでいた。
そしたらお店の人が、「Are you sure?」と確認したのが面白かった。
「うちの自慢はフィッシュ&チップスなのに!」ってことなんだろうね。
PとJは近所なのでよく来るそうだ。店主のショーンは2代目で、併設のテイクアウトの店の方で働いていた。
「繁盛していてショーンは喜んでいるわね」とPは言っていた。


その後、セインズベリー(←スーパーマーケット)に寄って翌日の家族会の食材を買う。
夜、Pが長いことかかって料理をしてくれた。



子供たちとうまくコミュニケーションがとれて嬉しい。
20年前のロンドン(より正確に言うならばグリニッジ天文台で)で、
4、5才くらいの子どもに話しかけたら、大人のようなしかめっ面で「sorry?」と言われたことがあって、
もしかしてわたしの英語は子供には通じないのではないかと心配していた。
そもそもHとは何か話すというよりは、突っつき合いとかしている方が多かった。
no word communication。






15.ガーデンセンターでのんびり。

2017-11-12 | イギリス/England:2017
次の日はのんびり過ごす予定の日。

目が覚めていたのは7:00頃だったんだけど、家の中が静かでPとJが起きているかどうかわからない。
家の人より早く起きてもどうしていいかわからないしなあ……と思って9:00頃まで様子をみていた(^^;)。
その間にJがHを迎えに行っていたらしく、Hが来た気配がする。
Hは、来るなり「Moは?まだ上にいる?」と訊いたらしい(^.^)。
慌てて降りて行った。


11時頃、昨日行ったところとは別のガーデンセンターへ。





大きいガーデンセンターで――って、そういえば日本ではガーデンセンターってあんまり言わないよね。
さすが庭仕事の国というか、ガーデニング用品がメインでけっこうな広さのショッピングセンターになっており、
(と言っても、アメリカみたいなドカンとした巨大さを想像されては困る。建物がいくつも繋がるスタイル。)






左手奥にあるのはたしか鯉の水槽。別に池もあって、そっちでは鯉にエサもやれるようになっている。
Hがエサをやっていた。
ちょっとした遊具もあるから、子供を連れてくるのにぴったり。















広いスペースのレストランで、ジャケットポテトをごちそうになる。ボリュームがありますよね。
付け合わせにカッテージチーズを選んだんだけど、カッテージチーズはジャムとかと合わせて食べるのではない場合、
少し酸味が強くてあまり好きではないかもと思った。
そしてサラダはリンゴとブドウクルミとセロリ。物珍しくて味は良かったのだが、クルミとセロリは苦手なのであった(^^;)。


ここのガーデンセンターは文具なんかも売ってるし、肉もパンも売っている。
パンなんて巨大だったよ。長辺40センチ近くあったんじゃないかなあ。












なんかよくわからないものもあった。







なぜモアイ(^^;)。庭にモアイを飾る人なんているのか(^^;)。







フラミンゴの傘。こういう風にたくさん並んでいるといかにもそれっぽいですね。


わたしはここで花柄プリントの移植ごて(小さいスコップ)をお土産に買った。
たしかもうクリスマス物を置いていた気がしたなー。まだ9月上旬ですよ。
他にもおもちゃ屋さんもあったし、まあ当然園芸用品はたくさんあったし、
時間をかけて見たら相当楽しそうでした。
PとJはHを連れてよく来るんだって。


わたしの好きなベイクウェルタルトも買ってもらった。
アイシングで飾ってあるベイクウェルタルトが大好きなの(^o^)。
20年前から好きなのだが、今回「ベイクウェル」というのは良く焼いたという意味ではなくて地名だと教えられてびっくりした。
ベイクドウェルだと思っていた。