まずは香港中心部に行くために、エアポート・エクスプレスのチケットを買う。
10年前に香港でやっぱりトランジットで観光した時は、この路線はまだなかった気がするなあ。
どうやって中心部まで行ったかは、正直全く記憶にないんだけど、
帰りはバス乗り場をお茶屋さんで教えてもらった記憶がある。
空港にはわかりやすくエアポート・エクスプレスの切符売り場が。
「地球の歩き方」には終点香港駅までの往復割引が180香港ドルと書いてあって、
だいたいこの時のレートは14円か15円だから、2700円かー、ちょっと高いなーと思っていたのだが、
窓口のお兄ちゃんが「日帰り?」と訊いてくれて。
多分日帰りだと安いんだと思うんだ。115ドルだった。だいぶ違う。
これをクレジットカードで払う。
実はこの時点ではまだ気づいてないんだけど、これをクレジットカードで払う必要は実はなかったのだ。
T/C、100ユーロを109円で買った時のがメインなので(買った時期が色々のが混ざっている)
自分は1万円くらいを香港ドルで持っているつもりだったんだけど、今回のレートだと、
多分13000円くらいになっている。
……カネにつつましいワタシが、半日観光+帰国時の軽食代で13000円も使うか?いや使わない。
別に全然現金で払って良かったんじゃないか!むしろ現金、余るぞ、間違いなく!
でもこの時点ではまだそのことに気づいてないから、エアポート・エクスプレス以外に欲しかった
オクトパスカード(ほとんどの交通機関・コンビニエンスストア・レストランなどで使えるプリペイドカード)は
現金でしか買えないといわれて購入を諦める。
なぜだか、現金が少なめだと思い込んでいたのよ。感覚としては5000円くらいしか持ってない感じ。
なので、なるべくクレジットカードで払わなければと思っていた。
エアポート・エクスプレスで14:00に空港を出る。

島に作られた空港だから、線路はずっと海沿いを行く。電線がなければけっこういい感じなんだが……
町が近づくと、香港ではお約束の、あり得ないほどの高層マンションが林立する。
このオモチャ感といったらね。こんな軽そーな建物にほんとに人が住んでるのかね。と毎回同じ疑問を抱く。
人の指でつっつくと壊れそうなんだもの。
14:30、香港駅着。
空港から25分で中心部まで着くんだからありがたいわー。
香港駅っていうと、全体が香港だからイメージしにくいけど、中環地区にある。
ここで思い直してオクトパスカードを買う。
エクスプレスの中でようやく自分の持っている現金の価値を計算したのかもしれない。
150香港ドル。≒2250円くらいなので、まあ大きいといえば大きいのだが。
さて、お昼♪お昼♪
この近くには食指が動く店がけっこうあるけど、ジャンルで選べばやはりファースト・チョイスは飲茶でしょう。
るるぶに載っていた「蓮香楼」。るるぶに載っているくらいだから観光客御用達だろうけど、
“昔ながらの飲茶店”という謳い文句に惹かれた。食べログでも熱烈にお薦めしていた人がいたし。
(しかし食べログに外国の店も普通に載ってるのね。世の中ワールドワイドになっとるなあ……。)
ガイドブック自体は重いから持って来なかったけど、ちゃんと周辺地図をコピーして来たし、
香港駅から出て、こう行ってこう行ってこう行けば蓮香楼、と場所については自信満々だった。
地図も見ないで行けるんじゃないのか。
……でも実際のところは、そう甘くはありません。
建物のすぐ外はバスターミナルっぽいところで、車は走っているけど歩道がないっぽい。
歩行者は2階を歩くのか?ペデストリアンデッキ?とりあえず2階から外に出てみる。
外に出ると、それまでは全然感じていなかった暑さが押し寄せる。
天気が薄曇り程度で、直射日光がないのが幸いだ。これ直射日光だったら死んでた。
そして……そして……一体どこから地上に降りればいいん?
わたしはすぐ下の、この手すりの向こうの地上に降りたい。
見えてるのに!すぐそこなのに!2階から降りられる場所がわからないよう!
コレが全世界的に有名な(?)旅行者の敵、
高低差。
です。甘く見てるとほんとにコレに翻弄されるのよ。
地図を見て位置関係を完璧に把握したと思っても、地図上の、なんてことない直線が5メートルの高低差ということは実は多々ある……。
そうなると、疲れた体に鞭打ってものすごく遠回りしなければならなかったり、
下手すると迷子になったりとか、色々な困難が立ちはだかる。
地元の駅前もペデストリアンデッキを採用しているけど、
あれは正直、一見さんには酷だと思って見ているわ。
うかうかすると、地元民でさえ、普段使わないところなんかは大回りするはめになったりするもんね。

ようやく地上に降りられてからの写真。
道路を横切っているあの通路辺りから、「ああ、すぐ下なのに……」と思って見ていた。
何とか降りられて良かった。

これはまだペデストリアンデッキから降りられてない段階で撮ってるんだが、ここらへんでようやく、
「あ。わたし今、遠くへ来ている」と気づく。
それまでは流れで。ぼーっとしたままここまで来た。
猥雑な香港のパワーに触れて、ようやく目覚めた感じ。……目覚めても、暑いからぼーっとしていることは変わりないのだが。
香港の人の多さ。
近代的な高層ビルと、前近代的な古いビルが隣り合っているところ。
車の運転もランボー。
八角の匂い。
過去に来た時よりもっと猥雑に、パワフルになっている気がする。
これが、香港。
10年前に香港でやっぱりトランジットで観光した時は、この路線はまだなかった気がするなあ。
どうやって中心部まで行ったかは、正直全く記憶にないんだけど、
帰りはバス乗り場をお茶屋さんで教えてもらった記憶がある。
空港にはわかりやすくエアポート・エクスプレスの切符売り場が。
「地球の歩き方」には終点香港駅までの往復割引が180香港ドルと書いてあって、
だいたいこの時のレートは14円か15円だから、2700円かー、ちょっと高いなーと思っていたのだが、
窓口のお兄ちゃんが「日帰り?」と訊いてくれて。
多分日帰りだと安いんだと思うんだ。115ドルだった。だいぶ違う。
これをクレジットカードで払う。
実はこの時点ではまだ気づいてないんだけど、これをクレジットカードで払う必要は実はなかったのだ。
T/C、100ユーロを109円で買った時のがメインなので(買った時期が色々のが混ざっている)
自分は1万円くらいを香港ドルで持っているつもりだったんだけど、今回のレートだと、
多分13000円くらいになっている。
……カネにつつましいワタシが、半日観光+帰国時の軽食代で13000円も使うか?いや使わない。
別に全然現金で払って良かったんじゃないか!むしろ現金、余るぞ、間違いなく!
でもこの時点ではまだそのことに気づいてないから、エアポート・エクスプレス以外に欲しかった
オクトパスカード(ほとんどの交通機関・コンビニエンスストア・レストランなどで使えるプリペイドカード)は
現金でしか買えないといわれて購入を諦める。
なぜだか、現金が少なめだと思い込んでいたのよ。感覚としては5000円くらいしか持ってない感じ。
なので、なるべくクレジットカードで払わなければと思っていた。
エアポート・エクスプレスで14:00に空港を出る。

島に作られた空港だから、線路はずっと海沿いを行く。電線がなければけっこういい感じなんだが……
町が近づくと、香港ではお約束の、あり得ないほどの高層マンションが林立する。
このオモチャ感といったらね。こんな軽そーな建物にほんとに人が住んでるのかね。と毎回同じ疑問を抱く。
人の指でつっつくと壊れそうなんだもの。
14:30、香港駅着。
空港から25分で中心部まで着くんだからありがたいわー。
香港駅っていうと、全体が香港だからイメージしにくいけど、中環地区にある。
ここで思い直してオクトパスカードを買う。
エクスプレスの中でようやく自分の持っている現金の価値を計算したのかもしれない。
150香港ドル。≒2250円くらいなので、まあ大きいといえば大きいのだが。
さて、お昼♪お昼♪
この近くには食指が動く店がけっこうあるけど、ジャンルで選べばやはりファースト・チョイスは飲茶でしょう。
るるぶに載っていた「蓮香楼」。るるぶに載っているくらいだから観光客御用達だろうけど、
“昔ながらの飲茶店”という謳い文句に惹かれた。食べログでも熱烈にお薦めしていた人がいたし。
(しかし食べログに外国の店も普通に載ってるのね。世の中ワールドワイドになっとるなあ……。)
ガイドブック自体は重いから持って来なかったけど、ちゃんと周辺地図をコピーして来たし、
香港駅から出て、こう行ってこう行ってこう行けば蓮香楼、と場所については自信満々だった。
地図も見ないで行けるんじゃないのか。
……でも実際のところは、そう甘くはありません。
建物のすぐ外はバスターミナルっぽいところで、車は走っているけど歩道がないっぽい。
歩行者は2階を歩くのか?ペデストリアンデッキ?とりあえず2階から外に出てみる。
外に出ると、それまでは全然感じていなかった暑さが押し寄せる。
天気が薄曇り程度で、直射日光がないのが幸いだ。これ直射日光だったら死んでた。
そして……そして……一体どこから地上に降りればいいん?
わたしはすぐ下の、この手すりの向こうの地上に降りたい。
見えてるのに!すぐそこなのに!2階から降りられる場所がわからないよう!
コレが全世界的に有名な(?)旅行者の敵、
高低差。
です。甘く見てるとほんとにコレに翻弄されるのよ。
地図を見て位置関係を完璧に把握したと思っても、地図上の、なんてことない直線が5メートルの高低差ということは実は多々ある……。
そうなると、疲れた体に鞭打ってものすごく遠回りしなければならなかったり、
下手すると迷子になったりとか、色々な困難が立ちはだかる。
地元の駅前もペデストリアンデッキを採用しているけど、
あれは正直、一見さんには酷だと思って見ているわ。
うかうかすると、地元民でさえ、普段使わないところなんかは大回りするはめになったりするもんね。

ようやく地上に降りられてからの写真。
道路を横切っているあの通路辺りから、「ああ、すぐ下なのに……」と思って見ていた。
何とか降りられて良かった。

これはまだペデストリアンデッキから降りられてない段階で撮ってるんだが、ここらへんでようやく、
「あ。わたし今、遠くへ来ている」と気づく。
それまでは流れで。ぼーっとしたままここまで来た。
猥雑な香港のパワーに触れて、ようやく目覚めた感じ。……目覚めても、暑いからぼーっとしていることは変わりないのだが。
香港の人の多さ。
近代的な高層ビルと、前近代的な古いビルが隣り合っているところ。
車の運転もランボー。
八角の匂い。
過去に来た時よりもっと猥雑に、パワフルになっている気がする。
これが、香港。
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