ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

古都が好き

2015年04月22日 | ブログ
子どもの頃から古いお寺や神社が好きだった。

小学校の修学旅行は京都と奈良だった。
奈良では法隆寺や東大寺を、京都では金閣寺なんかをまわった。
友達はみんな「お寺なんて面白くない」と文句を言っていたが、
僕は楽しかった。
すごく楽しかった。
口ではみんなに合わせてブーブー文句を言いながらも、
心の中では「やったー!」とガッツポーズをしていた。

小学生だったか中学生だったか、あるお寺に行ったとき、
あまりの感動に思わず涙を流してしまったことがある。
何に感動したのかは今となってははっきりと覚えていないが、
歴史の重みや荘厳さをひしひしと感じて、心が震えたんだと思う。
そのお寺は今でも大好きで、よく訪れている。

学生になって自動車という移動手段を手に入れたことによって、
自由にあちこちに行けるようになった。
よく行ったのは、やはり京都。

京都が好きだというと、
日本人なら当たり前すぎてなんだか照れくさいが、
しかし、やっぱり僕は京都が好きだ。
古いお寺や神社を見てまわっていると、
それだけで心が落ち着く、心が安らぐ。

歴史を感じるのが好きなのかもしれない。
先人たちに想いを巡らせ、イマジネーションを広げる。
同じような理由で伊勢や萩も好きだ。

京都の寺院の中で、特にお気に入りなのが銀閣(慈照寺)。
金閣の華やかさも嫌いではないが、
銀閣の何ともいえない侘びしさや淋しさがたまらない。
夏の終わりの海にも似て感傷的にさえなる。

そして、銀閣からのびる「哲学の道」を歩くのが好きだった。
最近は行っていないので、今はどうなのか分からないが、
終点付近にあった紙細工のかわいいお店が懐かしい。

もちろん、そんな京都旅行のコースの中に、
淀の競馬場が入っていたことは言うまでもない。
いや、それがメインだったと言ってもいい。

来週から京都競馬が始まる。
それも含めてまたゆっくりと京都を旅してみたい。


*この記事は、2011/04/16の記事を修正・加筆したものです。

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