２：１

走り方にも人ぞれぞれ好みがあると思う。
個人的にはやっぱり前脚が大きく上がるフォームが好きだ。
過去に見てきた中でそれが一番すごかったのがグラスワンダー。

グラスワンダーの走りを初めて見たとき、
その膝の上がり方と、それを地面にたたきつける力強さに驚いた。
それだけで他の馬とは違う、化け物だと思った。

ちなみにグラスワンダーは自分の好きな馬ベスト５の１頭である。
１位はもう別格のテンポイント。
２位は・・・・・・
なんて話は誰も興味がないのでこれぐらいにして（笑）、
これが、そのグラスワンダーの馬体。



シルエットは、あーロベルトだなあって感じ。
で、前述したフォームと関係するかどうかは別にして、
とにかく秀逸だと思うのが前脚の造り。

いやまあ、そもそも全体的に筋肉がすごいし、
後ろもさすがとしか言いようがないトモをしているが、
そういう当たり前のところ以外として前脚の造りが素晴らしい。
繋ぎの角度もそうだが、特に膝上と管の長さのバランスがいい。

見事に２：１。
これがありそうでなかなかいない。
ちなみにオルフェーヴルもそうなっている（馬体論７「前肢」）。

そろそろ今年の募集が始まろうとしているが、
ここもひとつのファクターとして重視しようと思っている。