ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

夢のあと

2018年11月09日 | ブログ
シルクドリーマーが引退した。右前脚の浅屈腱炎。ステイヤーズステークスを目指して調整中だった。9歳だった。

年齢を考えると引退もやむなしだし、むしろここまでよく頑張ってくれたとつくづく思う。走ったレース数、なんと56戦。通算5勝で重賞には手が届かなかったが、最後は立派にオープン馬として引退することができた。

この馬に関しては、このブログで本当に色んなことを書いてきた。もう今さら繰り返さない。言いたいこと、書きたいことは山ほどあるが、募集価格1400万円の馬が本賞金だけで1億3064万円を稼いだ(一口馬主DBより)。それが全てだ。

この馬には、一口馬主の喜怒哀楽の全てを味わわせてもらった。悔しい部分や残念な部分も含めて、出資者はみんな本当に楽しんだと思う。満足していると思う。この馬にこそ、心を込めて「ありがとう」を言いたい。

シルクという冠名が付いている馬は、これで最後だろうか。古き良きシルクが終わる。

有馬へ

2018年11月07日 | ブログ
レイデオロの天皇賞の勝ち方はなかなか強かった。前脚が上がらない走法だし、いわゆる後方一気の馬じゃないから、その強さが分かりにくい馬だけど、長く競馬を見てきた人ならかなり強い馬だということが分かると思う。それはともかく、レイデオロの次走がやっと発表された。大方の予想通り有馬記念だ。そしてこれまた大方の予想通り、多くの競馬ファンの失望を買っている。いや、失笑と言ったほうがいいか。

色々と理由は言われているが、やはり単純に実質的なオーナーであるノーザンファームの使い分けだろう。アーモンドアイはJCへ、レイデオロは有馬へ。これで両取りを狙うということだ。もちろん、そこにルメールの存在が大きく影響していることは間違いない。まさにあっちゃんのように、「ノーザンは嫌いになってもレイデオロは嫌いにならないでください」と声を大にして言いたいところだが、競馬ファンたちの気持ちも分かる。僕だってアーモンドアイと対決してほしい。戦わずしてアーモンドアイから逃げたなんて言われるのは心外だ。府中の二四なら勝てると思っている。

ただ、前にも書いたが、無事ならば天皇賞→JC→有馬の3つを走ってほしいと思っていたし、走るべき責任のある馬だとも思っているが、もうあと1戦と決めたなら、それならJCじゃなく有馬で大賛成だ。多分あいまいな記憶なのだが、出資馬が有馬を走るのは初めてだと思う。僕の中で、ダービーと有馬は別格だ。もしかしたらJCのほうを格上に思う人もいるかもしれないが(そっちのほうが多数派か)、僕は、JCと有馬なら有馬記念を勝ちたい。テンポイントで競馬を見始めた世代にとって有馬は特別だ。

その選択はだからアーモンドアイと関係ない。ルメールも関係ない。あと一つならば有馬と選択したというだけだ。それが結果として、アーモンドアイとの対決がなくなったということで、ルメールが乗ってくれることになったということだ。それに、これも結果としてという話なのだが、レイデオロが有馬に出ることになって出走馬が華やかになった。やっぱりお祭りは華やかなほうがいい。

外野にとやかく言われるのは悔しいが、レイデオロに罪はない。だから僕は、レイデオロの出資者として精いっぱい応援するだけだ。そしてレイデオロは、それに応えてくれる馬だと信じている。


シルク&キャロット1歳出資馬の近況写真

2018年11月02日 | ブログ
今回は出資馬2頭で明暗が分かれた感じ。

プチノワールの17
(父ブラックタイド・須貝尚介厩舎・総額5,000万円)

出ました「乗り味抜群」コメント! しかし、確かにこれは好馬体。多少もっさりしている感は無きにしも非ずで、瞬発力は「?」だけど、ほぼ満点の馬体だと思う。これで走らなかったらどうする! 未勝利で終わることは絶対にない! いや、それハードル低すぎ(笑)。

ヒルダズパッションの2017
(父ディープインパクト・藤沢和雄厩舎・総額8,000万円)

こちらは逆に心配。馬体重が429キロ。20キロも減ってしまった。コメントでは「歯や顎あたりに原因があるのかもしれません」とのことだけど、根本的に体質が弱そうな感じ。これがもしかしたら配合の相性の悪さなのか。馬体からは無事ならば必ず活躍する馬だと思っているので、何とか回復して順調に行ってほしい。期待馬だけにこの馬が転けると痛すぎる。

出資馬以外では、キャロットのローガンサファイアが凄い馬体!


*写真は、シルクホースクラブとキャロットクラブより許可をいただいて使用しています。