ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

馬体論3 トモ

2012年11月20日 | 馬体論
トモとは、正確には馬の後ろ側全体のことを指すが、
今回の記事では特に「尻」の部分を解説する。

もう当たり前すぎて書くのも恥ずかしいが、
基本的にトモは大きければ大きいほど良く、
単純にトモの大きい馬を選んでおけば、
とりあえず大ハズレを掴む確率は一気に減る。

トモの大きさ(容量)とはつまり、
「横から見た面積」×「後ろから見た幅」のことで、
繰り返しになるが大きければ大きいほどよい。
これがまあ一番簡単に走る馬を見つける方法だ。



この大きさに加えて大事なのが、写真のAとBのライン。
ここにくっきりとラインができている馬が走る馬。
逆にいうと、ここがのっぺりしてラインのない馬は走らない。

こう書くと例外を出して否定する人がいるだろうが、
当たり前だけど何にでも例外はある。
ラインがくっきりと出ていても走らない馬はいるし、
のっぺりしてラインがなくても走る馬はいる。
あくまでも確率だから。

ただ、このラインの確率はかなり強烈で、
とにかく走った馬たちの募集時の写真を見てもらいたいが、
ほとんど全てといってよいほど名馬にはこのラインがある。
角度はそれほど拘らないが、
このオルフェーヴルぐらいのL字がちょうどいい。

このラインは、ある意味「出資の生命線」とも言えるもので、
最近はよっぽど気に入った馬以外は、
このラインがない馬には出資しないようにしている。
ただ気をつけないといけないのは写真の光の加減である。
それによってラインの見え方が違ってくるので、
地面に写る馬の影を参考にして、そこは判断しなければならない。

それからCのラインだが、これもあるほうがいい。
まあAとBのラインほど必須ではないが、やはりあるほうが走る。
このラインはできれば後ろからの写真で確認したい。
後ろからの写真で尻の両側に縦にラインが入っているといい。

だから、後ろからの写真は、このCのラインと、
それからトモの幅も確認できてとても重要な写真だったのだが、
シルクもキャロットもこの写真がなくなって残念である。

最後に尻の形そのものについてだが、
平尻や斜尻など色々あるが、個人的には全く気にしない。
それよりも繰り返しになるが容量が大事である。

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