ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

今年もこの季節がやってきた ~キャロット募集馬検討~

2022年09月03日 | ブログ
今年もこの季節がやってきた。キャロットの新規募集の季節だ。しかし、今年はここ数年とは違う。悩んでいるのだ。久しぶりに悩んでいる。

これまでは、割とすんなりと申し込む馬が決まっていた。去年ならフォトコールの20(ブレガーロード)、一昨年ならジンジャーパンチの19(プレミアムスマイル)で即決だった。

もちろん、それは、それぞれの馬が自分の好みだったというのもあるが、もう一つ大きな理由として、僕が×を持っていなかったというのもある。超人気クラブであるキャロットクラブで×なしだと出資できる馬も限られて、人気馬はハナからあきらめるしかない。

だから、そんなに人気しないであろう馬の中から選ぶしかなかったのだが、今年の僕は×1なのである。ある程度の人気馬にも挑戦できる。もちろん、×1で抽選もあるだろうし、もしかしたら×2でないと出資できない馬もいるかもしれないけど、それでも×なしに比べたら選択肢は広がる。

といっても、実はジンジャーパンチの19もフォトコールの20も真っ先に気に入った馬だったので、結局は人気のあるなしは関係なかったのだけど、それはともかく、今年は「いいな、欲しいな」と思った馬が5頭もいて、それぞれ甲乙つけがたく、つまりは悩んでいるのである。

以下、最優先候補の馬たち5頭である。

8. フィンレイズラッキーチャームの21 [馬体評価B+]
(父キズナ・国枝栄厩舎・総額5,000万円)


一度キズナ産駒に出資したいと思っていた。厩舎は文句なしだし、値段も今のキャロットだと割安。お母さんがよく分からないけど、そういう馬のほうが魅力的とも言える。何より馬体が好みなんだ。もういちいち説明するのも面倒なので書かないけど、要するにこういう馬体が好きだということ。ただ、感覚的なものなんだけど、いわゆる「大物感」には欠ける感じがして、未勝利では終わらないとは思うけど、大きいところで活躍するかとなると悩んでしまう。何より動画がイマイチだった。何だろう、だからトータルするとあと一押し、ワンパンチが足りないという感じ。ただ、値段を考えても出資の筆頭候補であることは間違いない。少なくとも馬体はいちばん好みである。

51. リラヴァティの21 [馬体評価B+]
(父ロードカナロア・池添学厩舎・総額7,000万円)


短距離馬だと思うが、馬体は抜群である。少し硬いのとやや小さいのでA評価にはしなかったが、かなりの好馬体だと思う。ただ、ロードカナロアはもういいかなって思っていて、この5頭の中では出資意欲は低い。もちろん、欲しいことは欲しいし、出資できるのなら出資したいけど、母馬優先の馬でもあるし一般で取れるはずもなく、たぶん申し込まないかな。でも、いい馬ですよ、これは。

54. トータルヒートの21 [馬体評価B-]
(父ハーツクライ・藤原英昭厩舎・総額7,000万円)


この厩舎は個人的にはナンバーワンのワースト厩舎で超絶NG厩舎。もう二度と出資しないと心に誓っていたが、やっぱり腕は確かだし、いい馬を預かるし、実際にこの馬も魅力的で悩んでいる。馬体は決して好みじゃなく、馬体評価もC+とB-で迷ったぐらいだけど、何だか大物感があるんよね。何より動画の動きが良かった。それに、ハーツクライに出資したいというのもある。なんか惹かれる馬なんよね。厩舎がここじゃなかったら申し込んでいたな。

73. オーマイベイビーの21 [馬体評価B]
(父ブリックスアンドモルタル・奥村豊厩舎・総額6,000万円)


これ、高いよね? いくらステラヴェローチェの下とはいえ、いくらお父さんの種付け料が高いとはいえ、やっぱりちょっと割高感がある。それはつまりはノーザンの値付けということで、ちゃんとヒントを与えてくれるからなあ、ノーザンは。「あれ? この馬、安くね?」って馬はやっぱり本当に走らない。今年もいるでしょ、何頭か。血統に比して安すぎる馬が。ちゃんとノーザンが教えてくれているので、そこは素直に従いましょう。ただ、じゃあ他馬と比べて割高感がある馬は走るかというと、それがそうでもないので困る。それでも売れるから高くしている場合もあって(特に母馬優先の馬)判断が難しいのだ。この馬もそうだ。単に母馬優先の馬だから、あるいは重賞馬の下だから高いのかもしれない。でも、馬はいいよね。少し幼い感じもするし、皮膚感ももう一つだけど、トータルでは悪くない。好馬体だ。欲しいなあ、これ。「さく癖」と公表されているし、一般で抽選にならないかなあ。ならないよなあ。となると、最優先を使うしかないのか。うーむ・・・・・・、悩む。

79. ヒストリックスターの21 [馬体評価B-]
(父レイデオロ・友道康夫厩舎・総額8000万円)


心情的にいちばん欲しいのはこれ。何と言ってもレイデオロの仔ですよ。しかも、本当の意味での初仔。ニュースになったもんね、この仔が生まれたとき。ただ、その1月生まれというのが気になる。例えば4月生まれとは3か月も違うわけだから、馬体が立派で当たり前。比較が難しい。その馬体だけど、いいところもたくさんあるけれど欠点もあるというタイプで、トータルすると評価はB-になる。レイデオロがB+でアルマドラードがBだったから、それより落ちると僕は評価した。なのに8千万円という価格設定。ヒストリックスター自体が一か八かという繁殖だし、レイデオロはそもそも未知数だし、これに申し込むのはかなりのギャンブルだ。だけどなあ、確かに大物感はあるんだよなあ。ちなみに馬体の欠点は後肢。たぶん瞬発力はない。あと全体的に重々しいよね。レイデオロとはそこが違う。レイデオロは重厚さの中に軽快さもあった。何だか矛盾した言い方だけどレイデオロの募集時の動画を見たら分かる。見られる人はぜひ見てほしい。抜群だから。ダービーを獲る馬はやっぱり違うと思わされる。そう考えるとこの馬はそこまでのスケールは感じないから値段を考えると本当ならパスするべきなんだろうけど、最初に書いたように心情的にはこの馬なんだよなあ。

ということで、以上が最優先候補の5頭である。この5頭の中から申し込むことは決めている。あとは中間発表なんかも参考にしながら、時間をかけて考えたいと思う。この悩みに悩んでいる時間がいちばん楽しいのだから。


*写真は、キャロットクラブより許可をいただいて使用しています。

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