キャロットの募集馬でよく話題になるのが育成牧場である。
募集馬のほぼ全頭が、ノーザンファームの早来か空港か、
どちらかの牧場で競走馬としての基礎を鍛えられる。
そして、会員の中でまことしやかに噂されていることとして、
期待馬は早来に、それ以外は空港に、というものがある。
募集馬が発表されて、少ししてから育成先が発表されるのだが、
会員の中には、空港と分かって出資するのをやめる人や、
逆に早来育成と聞いて出資を決める人がいるぐらい、
かなり大きなウエイトを占めているのは事実である。
では、果たして本当にそれは真実なのであろうか。
坂路などの施設面での差は確かに存在したし、
また、実際に有名な個人馬主の馬たちは早来の場合が多いから、
少なくともそのレベルでは早来のほうが優れている、
と判断されているようだが、今この議論で大切なのは、
キャロットの募集馬では実際にどうなのか、
つまり、キャロットは育成先を決める際に、
何らかの意図が働いているのかどうかということである。
そんなこと、内部に入らなければ内実は分かるはずもないので、
ここでは「結果」だけを見て真実なのかどうかを検証してみたい。
しかし、結果がすべての世界だから、
この場合の検証方法として、これはこれで正しいのだと思う。
歴代キャロットの賞金獲得トップ10は以下の通り。
1 ディアデラノビア(早来)
2 ハットトリック(空港)
3 シーザリオ(早来)
4 アロンダイト(早来)
5 ブルーメンブラット(空港)
6 トリリオンカット(空港)
7 エンシェントヒル(空港)
8 フィフテイーワナー(早来)
9 ペニーホイッスル(空港)
10 トールポピー(早来)
これは、例えばポジーやケイズドリームなど、
ノーザンファームと提携する前の所属馬は除いてある。
こうして見ると、早来と空港と5頭ずつでその差はないといえる。
しかし、これを重賞勝ち馬のみ抽出すると事態は異なる。
[G1]
ハットトリック(空港)
シーザリオ(早来)
アロンダイト(早来)
トールポピー(早来)
[G2]
ディアデラノビア(早来)
[G3]
トリリオンカット(空港)
フィフティーワナー(早来)
なんと7頭中5頭が早来。
これはもう明らかに早来のほうが優位といえる。
つまり、結果から導かれる結論としては、
普通に活躍馬を求めるなら早来でも空港でもこだわる必要はないが、
いざ大物、つまりは重賞勝ち馬を求めるなら、
早来で育成されている募集馬を狙うべきである、ということになる。
しかし、まあ実際のところは、
所属予定の厩舎によって早来か空港かを振り分けている節もあり、
重賞勝ち馬7頭のうち4頭が角居厩舎ということで、
育成で選ぶよりもむしろ角居厩舎の馬を選べということで、
労力と手間をかけた割には、
キャロット会員なら誰もが知っている結論に落ち着いた今日のブログ。
「時間を返せ!」とこのブログを書き始める前の自分に言いたいよ。
募集馬のほぼ全頭が、ノーザンファームの早来か空港か、
どちらかの牧場で競走馬としての基礎を鍛えられる。
そして、会員の中でまことしやかに噂されていることとして、
期待馬は早来に、それ以外は空港に、というものがある。
募集馬が発表されて、少ししてから育成先が発表されるのだが、
会員の中には、空港と分かって出資するのをやめる人や、
逆に早来育成と聞いて出資を決める人がいるぐらい、
かなり大きなウエイトを占めているのは事実である。
では、果たして本当にそれは真実なのであろうか。
坂路などの施設面での差は確かに存在したし、
また、実際に有名な個人馬主の馬たちは早来の場合が多いから、
少なくともそのレベルでは早来のほうが優れている、
と判断されているようだが、今この議論で大切なのは、
キャロットの募集馬では実際にどうなのか、
つまり、キャロットは育成先を決める際に、
何らかの意図が働いているのかどうかということである。
そんなこと、内部に入らなければ内実は分かるはずもないので、
ここでは「結果」だけを見て真実なのかどうかを検証してみたい。
しかし、結果がすべての世界だから、
この場合の検証方法として、これはこれで正しいのだと思う。
歴代キャロットの賞金獲得トップ10は以下の通り。
1 ディアデラノビア(早来)
2 ハットトリック(空港)
3 シーザリオ(早来)
4 アロンダイト(早来)
5 ブルーメンブラット(空港)
6 トリリオンカット(空港)
7 エンシェントヒル(空港)
8 フィフテイーワナー(早来)
9 ペニーホイッスル(空港)
10 トールポピー(早来)
これは、例えばポジーやケイズドリームなど、
ノーザンファームと提携する前の所属馬は除いてある。
こうして見ると、早来と空港と5頭ずつでその差はないといえる。
しかし、これを重賞勝ち馬のみ抽出すると事態は異なる。
[G1]
ハットトリック(空港)
シーザリオ(早来)
アロンダイト(早来)
トールポピー(早来)
[G2]
ディアデラノビア(早来)
[G3]
トリリオンカット(空港)
フィフティーワナー(早来)
なんと7頭中5頭が早来。
これはもう明らかに早来のほうが優位といえる。
つまり、結果から導かれる結論としては、
普通に活躍馬を求めるなら早来でも空港でもこだわる必要はないが、
いざ大物、つまりは重賞勝ち馬を求めるなら、
早来で育成されている募集馬を狙うべきである、ということになる。
しかし、まあ実際のところは、
所属予定の厩舎によって早来か空港かを振り分けている節もあり、
重賞勝ち馬7頭のうち4頭が角居厩舎ということで、
育成で選ぶよりもむしろ角居厩舎の馬を選べということで、
労力と手間をかけた割には、
キャロット会員なら誰もが知っている結論に落ち着いた今日のブログ。
「時間を返せ!」とこのブログを書き始める前の自分に言いたいよ。