天皇賞の前にあえてこの記事をぶっ込んでみる。
ていうか、前にも書いたけど最近は「天秋」って言う人がけっこういるんよね。えっ、そしたらもしかして春の天皇賞も「天春」なの? いやいや、言わないよ「天春」なんて~。JRAも「春天・秋天」だし、競馬関係者なんかもみんな「春天・秋天」だし、ちまたの競馬オヤジも少なくとも昔は全員「春天・秋天」だった。言葉って、こうして若い人によって変わっていくんだなと改めてしみじみと思う。もしかしたら競馬サークル内でも若い調教師や厩務員さんなんかは「天春・天秋」って呼んでいるのかな。まあ、僕は認めないけどね、そんなの(笑)。
おっと、今日は天皇賞の話じゃないんだ。馬体の話。今年の内にいつかは書こうと思っていて、タイミング的には菊花賞が終わった後かなと思っていたので、いま書こうと思う。タイトルはインパクトを狙って「馬体派の限界」でいこう。
これは何度も書いていることだが、馬体で走る馬を見つけること、それは血統も同じだと思うんだけど、要は「確率論」なんね。好馬体でも走らない馬もいるし、それほど馬体が良くなくても走っちゃう馬がいる。でも、トータルするとやっぱり好馬体の馬は走ることが多いし、そうじゃない馬は走らないことが多い。ここまで、これ当たり前のこと。何度も書いていること。
ただし、自分自身の経験で言うと、本気で馬体評価をやり始めてからE評価を付けた馬が走った記憶がない。C評価の馬が走ったり走らなかったりというのはよくあるが、たぶん記憶の限りではE評価の馬が勝ち上がったことはないと思う。D評価もあんまりないかな。
逆に、A評価で未勝利っていうのもそんなにいないと思う。500万下でうろちょろというのはけっこういたけど、たぶんA評価で未勝利はいないと思う。Bはけっこういるけどね。自分の出資場も含めて(笑)。グレートウォールとか最近ではリアオリヴィアとか。いやいや、いかんいかん、リアオリヴィアはまだ2歳だ。なんてことを書いているんだ!!(汗)
ということで、アーモンドアイが出た今年のシルクの3歳世代。僕はもうシルクをやめると決めていたので、この世代のシルクには1頭も出資していない。もしも他の馬に出資していてアーモンドアイに出資していなかったら、きっと悔しく思っていただろうけど、そもそも何も出資していないので諦めがつくというか、後悔のしようがない。アーモンドアイの出資者さんは羨ましく思うけど、それだけ。
で、そのアーモンドアイも含めてシルクの現3歳世代の募集時に、A評価とB評価を付けた馬たちを前に紹介したことがあって(そのときの記事はこちら)、クラシックも終わったこの時点で少し振り返ってみようと思う。以下が現3歳世代でB以上の馬たちの現状である。
5 プリティカリーナの15 → グラマラスライフ 未勝利
8 アコースティクスの15 → ルソンデュレーヴ 500万
18 フサイチパンドラの15 → アーモンドアイ オーブン
23 メジロフランシスの15 → ルーカス 1600万
25 バグダッドカフェの15 → キューグレーダー 1000万
33 ペンカナブリンセスの15 → ピボットポイント 500万
35 サロミナの15 → サラキア オープン
42 リビアーモの15 → マグナレガーロ 1000万
43 ヒカルアマランサスの15 → テネイシャス 未勝利
44 ウィルパワーの15 → インディチャンプ 1600万
51 レーヴドスカーの15 → レーヴドリーブ 1000万
53 トゥハーモニー → ダイアトニック 1000万
59 フラーテイシャスミスの15 → スーブレット 未勝利
60 ラッドルチェンドの15 → リベラメンテ 未勝利
この結果をどう見るかだけど、未勝利が4頭もいるので決して威張れるものではないけれど、逆にアーモンドアイも含めて活躍馬はとりあえず押さえているのかなとも思う。ちなみにアーモンドアイは後付けでも何でもなくA評価だった。だから、もしかしたら出資できていたのかなと空しく妄想してみるが、まあでもアーモンドアイは誰が見ても好馬体だったから、あの馬の場合はそんな馬体どうのこうのじゃなくお母さんの繁殖成績をどう考えるかがポイントだったわけで、そういう意味では僕は出資できていなかったと思う。
というより、アーモンドアイの評価が高かったとかそんなことは自慢にはならない。そこから出資に踏み出すかどうかが重要で、その1歩が出るかどうかが大事なのである。それが活躍馬に出資できる人とそうでない人の果てしなく大きな差で、もちろん抽選で落ちた人にはとんでもなく同情するが、申し込んでもいないのに「評価はしていた」とか「予算がー」とか言っている人は、それがめちゃくちゃ恥ずかしいことだと気付いたほうがいい。
それはともかく、さて、この世代のシルクには、アーモンドアイに次いでもう1頭クラシックを賑わせた馬がいる。そう、ブラストワンピースだ。今日の記事のメインはアーモンドアイじゃない、ブラストワンピースだ。
見たら分かるとおり、ブラストワンピースは上の中に入っていない。つまり僕は、ブラストワンピースの募集時にB以上の評価を付けていない。いや、それどころか実は何を隠そう恥ずかしながら僕は、ブラストワンピースになんとE評価を付けたのだ。ひえ~!!!
ブラストワンピースが走り出してから慌てて募集馬パンフを見返してみたら、そこにははっきりと僕の字で「E」と書かれていた。全くお恥ずかしい限りである。しかし、しかしである。走った後で改めてパンフを見返してみても、やっぱり僕の目には良く見えないのだ。やっぱりE評価なのだ。
もちろん、それは僕の馬体の見方が間違っているということなのだろうし、あの馬を馬体で出資できた人には恐れ入るしかない。恐れ入るしかないが、しかし、それでもあえて誤解を恐れずに書くと、あの馬体を高評価にした人を僕は逆に信頼できない。
「例外」という言葉だけで片付けるのは無責任かもしれないが、しかし、あの馬を自分基準で好馬体にしてしまうと、この先ほとんどの馬が好馬体になってしまう。僕の馬選びの基本が根底から崩れてしまう。だから、今でもやはりあの馬は「例外」として扱うことが、僕の中では正解なのだと思っている。
タイトルは、だから「馬体派の限界」としたが、これは厚かましい書き方で、要するに「僕の相馬の限界」ということなのだろう。僕はこの先いくら馬選びをしても、ブラストワンピースは選べない。
しかし、そうしたザルから漏れる馬は仕方のないことだと割り切って、逆に、未勝利で終わってしまった馬や500万下でうろちょろしている馬たちを高評価しないように、その精度を上げることのほうが大事なのだと、特に少数精鋭の今だからこそ思う。
ていうか、前にも書いたけど最近は「天秋」って言う人がけっこういるんよね。えっ、そしたらもしかして春の天皇賞も「天春」なの? いやいや、言わないよ「天春」なんて~。JRAも「春天・秋天」だし、競馬関係者なんかもみんな「春天・秋天」だし、ちまたの競馬オヤジも少なくとも昔は全員「春天・秋天」だった。言葉って、こうして若い人によって変わっていくんだなと改めてしみじみと思う。もしかしたら競馬サークル内でも若い調教師や厩務員さんなんかは「天春・天秋」って呼んでいるのかな。まあ、僕は認めないけどね、そんなの(笑)。
おっと、今日は天皇賞の話じゃないんだ。馬体の話。今年の内にいつかは書こうと思っていて、タイミング的には菊花賞が終わった後かなと思っていたので、いま書こうと思う。タイトルはインパクトを狙って「馬体派の限界」でいこう。
これは何度も書いていることだが、馬体で走る馬を見つけること、それは血統も同じだと思うんだけど、要は「確率論」なんね。好馬体でも走らない馬もいるし、それほど馬体が良くなくても走っちゃう馬がいる。でも、トータルするとやっぱり好馬体の馬は走ることが多いし、そうじゃない馬は走らないことが多い。ここまで、これ当たり前のこと。何度も書いていること。
ただし、自分自身の経験で言うと、本気で馬体評価をやり始めてからE評価を付けた馬が走った記憶がない。C評価の馬が走ったり走らなかったりというのはよくあるが、たぶん記憶の限りではE評価の馬が勝ち上がったことはないと思う。D評価もあんまりないかな。
逆に、A評価で未勝利っていうのもそんなにいないと思う。500万下でうろちょろというのはけっこういたけど、たぶんA評価で未勝利はいないと思う。Bはけっこういるけどね。自分の出資場も含めて(笑)。グレートウォールとか最近ではリアオリヴィアとか。いやいや、いかんいかん、リアオリヴィアはまだ2歳だ。なんてことを書いているんだ!!(汗)
ということで、アーモンドアイが出た今年のシルクの3歳世代。僕はもうシルクをやめると決めていたので、この世代のシルクには1頭も出資していない。もしも他の馬に出資していてアーモンドアイに出資していなかったら、きっと悔しく思っていただろうけど、そもそも何も出資していないので諦めがつくというか、後悔のしようがない。アーモンドアイの出資者さんは羨ましく思うけど、それだけ。
で、そのアーモンドアイも含めてシルクの現3歳世代の募集時に、A評価とB評価を付けた馬たちを前に紹介したことがあって(そのときの記事はこちら)、クラシックも終わったこの時点で少し振り返ってみようと思う。以下が現3歳世代でB以上の馬たちの現状である。
5 プリティカリーナの15 → グラマラスライフ 未勝利
8 アコースティクスの15 → ルソンデュレーヴ 500万
18 フサイチパンドラの15 → アーモンドアイ オーブン
23 メジロフランシスの15 → ルーカス 1600万
25 バグダッドカフェの15 → キューグレーダー 1000万
33 ペンカナブリンセスの15 → ピボットポイント 500万
35 サロミナの15 → サラキア オープン
42 リビアーモの15 → マグナレガーロ 1000万
43 ヒカルアマランサスの15 → テネイシャス 未勝利
44 ウィルパワーの15 → インディチャンプ 1600万
51 レーヴドスカーの15 → レーヴドリーブ 1000万
53 トゥハーモニー → ダイアトニック 1000万
59 フラーテイシャスミスの15 → スーブレット 未勝利
60 ラッドルチェンドの15 → リベラメンテ 未勝利
この結果をどう見るかだけど、未勝利が4頭もいるので決して威張れるものではないけれど、逆にアーモンドアイも含めて活躍馬はとりあえず押さえているのかなとも思う。ちなみにアーモンドアイは後付けでも何でもなくA評価だった。だから、もしかしたら出資できていたのかなと空しく妄想してみるが、まあでもアーモンドアイは誰が見ても好馬体だったから、あの馬の場合はそんな馬体どうのこうのじゃなくお母さんの繁殖成績をどう考えるかがポイントだったわけで、そういう意味では僕は出資できていなかったと思う。
というより、アーモンドアイの評価が高かったとかそんなことは自慢にはならない。そこから出資に踏み出すかどうかが重要で、その1歩が出るかどうかが大事なのである。それが活躍馬に出資できる人とそうでない人の果てしなく大きな差で、もちろん抽選で落ちた人にはとんでもなく同情するが、申し込んでもいないのに「評価はしていた」とか「予算がー」とか言っている人は、それがめちゃくちゃ恥ずかしいことだと気付いたほうがいい。
それはともかく、さて、この世代のシルクには、アーモンドアイに次いでもう1頭クラシックを賑わせた馬がいる。そう、ブラストワンピースだ。今日の記事のメインはアーモンドアイじゃない、ブラストワンピースだ。
見たら分かるとおり、ブラストワンピースは上の中に入っていない。つまり僕は、ブラストワンピースの募集時にB以上の評価を付けていない。いや、それどころか実は何を隠そう恥ずかしながら僕は、ブラストワンピースになんとE評価を付けたのだ。ひえ~!!!
ブラストワンピースが走り出してから慌てて募集馬パンフを見返してみたら、そこにははっきりと僕の字で「E」と書かれていた。全くお恥ずかしい限りである。しかし、しかしである。走った後で改めてパンフを見返してみても、やっぱり僕の目には良く見えないのだ。やっぱりE評価なのだ。
もちろん、それは僕の馬体の見方が間違っているということなのだろうし、あの馬を馬体で出資できた人には恐れ入るしかない。恐れ入るしかないが、しかし、それでもあえて誤解を恐れずに書くと、あの馬体を高評価にした人を僕は逆に信頼できない。
「例外」という言葉だけで片付けるのは無責任かもしれないが、しかし、あの馬を自分基準で好馬体にしてしまうと、この先ほとんどの馬が好馬体になってしまう。僕の馬選びの基本が根底から崩れてしまう。だから、今でもやはりあの馬は「例外」として扱うことが、僕の中では正解なのだと思っている。
タイトルは、だから「馬体派の限界」としたが、これは厚かましい書き方で、要するに「僕の相馬の限界」ということなのだろう。僕はこの先いくら馬選びをしても、ブラストワンピースは選べない。
しかし、そうしたザルから漏れる馬は仕方のないことだと割り切って、逆に、未勝利で終わってしまった馬や500万下でうろちょろしている馬たちを高評価しないように、その精度を上げることのほうが大事なのだと、特に少数精鋭の今だからこそ思う。