たっきーです。
雨上がりの「くろがねもち」の実に癒されました。
今日は1月30日。ゼロのつく日のシリーズ第九回目の体験談です。
「癌から奇跡の復活 ・ 第1章⑨」
<逆進化から真の進化への考動>
治療と副作用について
「味覚障害・脱毛」続編 &気分転換
12月2日(金)、入院24日目、放射線治療13回目。
いつものように午前6時起床、嗽からスタート。
診察、朝食、放射線治療が終わって今日は外泊許可の第一日目。
朝から気分は上々で、子供のように楽しみでいっぱいです。
外泊する際の理由に「気分転換」と書いた用紙を事前に看護師さんに渡し、
先生の許可を得ていざ病室からの出発です。
相棒は仕事のため、迎えに来ることはできませんでしたが、
入院してから本当に親身になってお世話をしてもらった元同僚で親友が、
車で迎えに来てくれて、病室にあった荷物を車まで運んでくれました。
午前11時に病室を出て我が家に帰ると、なんとリビングに相棒手書きの
「お帰りなさい。ありがとう!」など色々なメッセージを書いた紙が
あちこちに貼ってありました。
私はめちゃめちゃ感動したのですが、親友はビックリの様子で
ちょっと恥ずかしかったですね。
気分転換の第一日目は車のチェックと運転免許証の更新でした。
私の車も入院してからは乗ることもなかったので、バッテリー上がりが気になり
親友の車と入れ替えして運転してもらい免許センターへ。
センターに到着後、食堂で昼食に親子丼を注文、残念ながら味覚障害はだんだんひどくなり味がわからず食べれたのはおよそ3分の1でした。
午後一時になって受け付けが始まり、列に並んでいたのですが、
よろよろして何かに掴まりたくなり足腰が弱っているのを痛感しました。
さて、更新時に写真を撮りますが、この時はがん患者(抗がん剤使用)特有の
髪の無い状態のため、この状態で5年間免許証の写真が坊主頭では
人違いとも思われる気がして、
髪の毛がある数か月前に撮っておいた写真を持って行きました。
ところが手続きに色々面倒なことがあり、時間も普段より長くかかってしまいました。
その後、無事新しいゴールド免許証を受け取る事が出来ました。
この間、約1時間半かかりましたが親友はずっと待っていてくれて本当に心強かったです。
帰りは自分で運転、車の調子も自分の運転も問題なく無事帰宅でき、
親友とお別れして、自宅でのんびりしました。
そして相棒が帰ってきて二人で夕食を楽しくいただきましたが、
私の食べる量の余りの少なさに、相棒はかなり心配していました。
気分転換の第1日目では体力の衰えを感じながらも、
やるべきことがすべて出来て、とっても嬉しく親友に感謝すると共に、
相棒のメッセージを読み返すと涙が止まりませんでした。
2日目・3日目の土日には、相棒が「口からものを入れないと元気になれない!」と、
懸命に食べられるものを探して作ってくれ、さらには時間を見つけては冷えないようにと
何回もお風呂を入れてくれてとても気分が良くなりました。
もう一つ嬉しかったことは自宅に帰ると、あの病院の独特な匂いがまったく感じられず、
病人と言うことを忘れる事が出来たことです。これが大きな気分転換となりました。
やっぱり自分の家が一番いいに決まっていますよね。
しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎ、
日曜の夜には再び病院へ戻らねばなりませんでした。
このように放射線治療だけの時は、ある程度の自由がきき、
ウイークデーに僅かな時間の外出も許され、毎週金曜日に外泊し日曜日夜に帰院の
繰り返しをさせて頂くほどになりました。
この間の出来事は、第一章最後の「癌から奇跡の復活 ・ 第1章⑩」で・・・。