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いいピアノを弾きたい

ラフマニノフ パガニーニの主題によるラプソディop.43 第18変奏

2010年11月21日 | 演奏会
オーケストラとピアノのための曲で、このブログでも何度か書いた記憶がありますが、この18変奏だけをピアノ曲(1台用)にアレンジしたものがあれば、と探しているピアノ弾きは多い。
とても簡単なアレンジの譜面は既に持っているのですが 簡単にするためか調も違って どうも物足りないのです。

それが今やピアニスト、今井顕氏のアレンジの譜面が出版されておりました。
どうしてもこれを発表会で弾きたいというN君がコピーして持ってきてくれました。ありがとう!
これだけオケのパートもピアノパートの合間に入れてあると厚みも出て ピアノだけでも弾きごたえがあります。(もちろん弦楽器にはかなわない旋律をピアノが弾くのは歯がゆいのですが 仕方ない)
そして「ミュッセ」というサイトにいくと欲しい譜面を自分用に製本して送ってくれるそうです。
その譜面の最初に『このアレンジを公開の場で演奏する場合は今井顕の編曲だと明記すること』みたいな印刷があったので、その譜面はアップしません。

またYouTubeでは 今の演奏も過去のお宝演奏も聴くことができ、本当に便利な世の中。
知らない曲を勉強するのも 楽な時代になりました。
30数年前 母と何軒もレコード屋さんをまわって買ったウェーバーのピアノソナタのレコードとか、苦労して手にしたもののありがたさ それが後に思い出になることもなくなるのは、それはそれでどうかとも思うけれど。
そのネットの動画のおかげで1954年?だったかのラジオ放送で流れたケンプのフォーレの夜想曲6番、という絶品や 今をときめくYuja Wangというかわいらしいピアニストの超絶技巧の演奏も何種類も聴くことができました。
彼女の演奏の中でカルメンファンタジーというすごいテクニックの演奏を聴けるのですが、そのわきにあのホロヴィッツが同じ曲を弾いている動画もあるぞ、とサイドバーに目に入る。ぜひ聴かなければ!とクリックすると Yuja Wangの方がテクニックがすごいんですね(泣)あのホロヴィッツ様よりすごいと思わせる。(この曲のこの録音に関して)
そして再生回数も見れば 世界中にこれだけクラシックファンがいるのか、とかこんなに素晴らしい人がいるんだとか、こんな素敵な曲があるんだとか、家のリビングでお酒を飲みながら無料で知ることができる。
なんかおそろしい時代だともいえます。

(それなのに CDにダビングした録音を海外にいる友人に手紙を添えて郵送したのですが、相手に一ヶ月たっても届いていないのも現実。泣)


最後に2台のピアノのためにアレンジされた18変奏の冒頭部分の譜面  これはラフマニノフ自身の縮小版 









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