20年近く生の演奏を聴きたいと思っていたセルシェルを聴きました。
バッハのリュート組曲のCDは20年前から何回聴いたかわかりません。
11弦ギターによる彼のバッハは優しい自然な音楽性と柔らかい音で、どちらかというと落ち込んだ時に、疲れたとき、特に留学時代にしょっちゅうかけていて、部屋に来た友人に「またこれ聴いてるの?」とあきれられたものでした。留学時代の下宿部屋にすぐワープできるCDでもあります。
今日所沢という地で、望んでいた「小さな親密な空気の中」で、彼から3メートル?ほどの距離で(最前列)、彼の肉声(=ギター)を聴くことができるのは、(聴く前は少しコワカッタのですが)私にとっては大きな出来事でした。
期待を裏切られることなどを心配したことさえ申し訳ないと思うほど、素晴らしかった。
真近で見た初めての11弦ギターというのは形も美しいけれど聴きなれたCDの音よりもずっと神々しい音がしました。調弦の音で、ため息が出るほど。
オールバッハのプログラムの演奏会より、ホールの小さい事を優先に選んだ演奏会で唯一のバッハのシャコンヌ(セルシェル編曲)はやはり格別でした。(涙)
彼のバッハは球のように完璧だと思います。
楽器がうまいとか、音が良い、とかそういうことより、彼の人間性のようなものが表れてくるのか?真摯で、謙虚だけれど人を受け入れる寛容さが彼の世界を奥深くしているのでしょうか。他の名ギタリストに比べたら地味で、内向的かもしれませんが、本当に好きな演奏家です。
後半6弦のギターで聴いた最初の音は「地に下りてきた!」ようにも感じましたが、音色に慣れると ブリテンのダウランドによるノクターナルは圧巻でした。
はにかんだような優しい笑顔。ひかえめで無駄のない、充実した音を目指すという彼の音楽そのものの風貌でした。
演奏後購入したCDにサインをしてもらった。
夢のような瞬間でした。
オ-ルバッハの演奏会、もう泣きたくない という理由で行かないのはあほちんでしょうか・・・。
バッハのリュート組曲のCDは20年前から何回聴いたかわかりません。
11弦ギターによる彼のバッハは優しい自然な音楽性と柔らかい音で、どちらかというと落ち込んだ時に、疲れたとき、特に留学時代にしょっちゅうかけていて、部屋に来た友人に「またこれ聴いてるの?」とあきれられたものでした。留学時代の下宿部屋にすぐワープできるCDでもあります。
今日所沢という地で、望んでいた「小さな親密な空気の中」で、彼から3メートル?ほどの距離で(最前列)、彼の肉声(=ギター)を聴くことができるのは、(聴く前は少しコワカッタのですが)私にとっては大きな出来事でした。
期待を裏切られることなどを心配したことさえ申し訳ないと思うほど、素晴らしかった。
真近で見た初めての11弦ギターというのは形も美しいけれど聴きなれたCDの音よりもずっと神々しい音がしました。調弦の音で、ため息が出るほど。
オールバッハのプログラムの演奏会より、ホールの小さい事を優先に選んだ演奏会で唯一のバッハのシャコンヌ(セルシェル編曲)はやはり格別でした。(涙)
彼のバッハは球のように完璧だと思います。
楽器がうまいとか、音が良い、とかそういうことより、彼の人間性のようなものが表れてくるのか?真摯で、謙虚だけれど人を受け入れる寛容さが彼の世界を奥深くしているのでしょうか。他の名ギタリストに比べたら地味で、内向的かもしれませんが、本当に好きな演奏家です。
後半6弦のギターで聴いた最初の音は「地に下りてきた!」ようにも感じましたが、音色に慣れると ブリテンのダウランドによるノクターナルは圧巻でした。
はにかんだような優しい笑顔。ひかえめで無駄のない、充実した音を目指すという彼の音楽そのものの風貌でした。
演奏後購入したCDにサインをしてもらった。
夢のような瞬間でした。
オ-ルバッハの演奏会、もう泣きたくない という理由で行かないのはあほちんでしょうか・・・。