piano class emi.i.

いいピアノを弾きたい

プログラム

2010年01月29日 | 音楽教室
3月13日の発表会のプログラムの原稿をホールに提出してきました。
今回のホールは発表会専門ホールなので、プログラム、写真、CD録音、お花、等ホールから発注するシステムなので、去年のようなフルカラーの印刷はできませんが、あと校正して200部印刷する手順です。
子供の「あの曲が弾きたい!」という希望を選曲したいのですが、やってみて納得して違う曲に変更することもありました。まだ無理だった曲は次回チャレンジすればいいよね。

12月の発表会にも分散したので、当初、「大所帯にならない」と考えて長い曲でもOK!していたし、積極的に連弾を増やしたところ、結局41組の演奏になり、時間内に収まるのかどうか不安になってきました。
しかも予定の速度で弾けるかは本人の練習にかかっているし・・・(汗)
もう曲を決めたからには 観念して(笑)ひたすら地道な練習を重ねるしかありません。
みなさん、がんばりましょう。あっという間に過ぎる2月を前に目標定まる。(祝!)

悩んでいたショパンワルツは3番に、そのショパンからは幻想即興曲、ワルツ1番、3番、子犬、バラード2番。が並びました。
べーゼンドルファーを生かすプログラムはシューマンを弾く二人くらいでした。私はブラームスの間奏曲をどれか弾きたかったけど、とてもそういう境地にはなれないと判断して、またショパンの短い曲にしました。
鍵盤が92鍵ある(低音4音プラス)ことはリハーサルでちゃんと説明しておかなくちゃいけませんね。

持病の肩こりで歯が痛くなり(珈琲を飲むとしみる→珈琲を味わえない(泣)、奥歯の神経を抜くことを決断。歯医者通院いやだよお・・・(涙)
みなさまも どうか体調に気をつけて仕事に勉強に練習に集中できますように・・・。

ショパン ワルツ9番か3番か

2010年01月23日 | 音楽教室
中学受験を終えてから本腰を入れてピアノを始めた中学2年生。
部活も一生懸命で、今回の初発表会も学校の試験や部活の予定も考慮に入れて余裕を持てるように10月には曲を決めて練習を始めていました。
ワルツの9番を弾こう!と。
でも気合入れてがんばったおかげで正月明けにはほとんど弾けてしまったので、このままずーっと3月までレッスンしていると新鮮味がなくなって弾く喜びが減りそうな気がして(弾く喜びがないのは一番まずい;;) 家ではキープする程度に引き続けレッスンでは3番を新しく譜読みしていこうと思いました。
そうしたら 3番がとても合っていて、譜読みが終った段階ですがなかなかgood!な予感。
中学生なのに3番がぴったりくる!という個性もすごいなあと感心するくらいなので、本人もとても気に入ったようです。気持ちが入れやすいです。と云っています。
3番は一番暗いワルツ・・というイメージの方も多いかと思いますが 一音一音憂いのある音で紡いでいくととても素敵です。子犬や華麗なる大円舞曲とは別の種類のノクターンとマズルカとどっちの部類にもはいるような曲。(9番はその中では比較的メジャーでしょう。)
レッスンで取り上げるのは初めてかもしれないので、読めば読むほど美しさに酔いそうになります。お酒を飲まずに酔えるなんてしあわせ。9番はあまりにも今までに弾きすぎていて私の中ではいけないことかもしれないが音楽ががっちり固まってしまているので(汗)3番に変更するとなると少し私の楽しみが増えることは確か(笑)
暗譜もできてる9番にするか、急遽3番にするか、次のレッスンで決めなくては。
いや~迷う!



くっつきました

2010年01月19日 | 音楽教室
切り傷ほとんど治りました。
新しい薄い皮膚がいとおしいです(笑)
でもそこで弾くのは ガマンガマン。もうちょっと4の指は寝かせたまま打鍵します。

そんなことより 今週中に発表会のプログラムの原稿を作らないといけないのですが、まだ最後まで弾けてない曲が数曲あります。弾けると信じて印刷段階に入っていいのだろうか?


憂鬱

2010年01月14日 | 音楽教室
昨日朝8時半、茄子をさいの目に切る際 左手薬指の先を少し切りました。
正確に云えば皮膚を直径2mmの楕円に切り落としてしまいました。
かなりの出血で、絆創膏はみるみる赤く染まり やがて黒くなり、その絆創膏のまま数時間放置。
12時半にもう大丈夫だろうと指先でなく 指の腹なら打鍵できそう!と思いピアニッシモの音量で1曲弾いてみた。また出血。
1時からのレッスンでその指を使わずたまに弾いてみてもやはりじわりと出血している。
二重に貼った絆創膏はほとんど真っ黒で、左手全指使用をあきらめる。
帰宅しビニール指サックをして調理。
その後掃除。左手4指は使わなくとも左手に力が入っても血は滲む・・・。
寝る前に あまりにもばっちいので、絆創膏を取り替える決意。
・・・・
すったもんだの末 就寝。
今朝 絆創膏はうっすらピンク?程度。
しかし今日中に完全に止血するように 刺激しないようにしなくては・・・。
痛みはないのでレッスンでつい忘れて左手を使わないように

たいしたことのない不注意の切り傷 ひとつ。
気持ちがどんよりと 重いです。

写真はこの日記を書く直前の 血は滲んでいないが、元気のない左手。






メンデルスゾーン 歌の翼に

2010年01月11日 | 音楽教室
メンデルスゾーン27歳の指揮者時代デュッセルドルフでハイネの詩に曲をつけました。
6つの歌曲OP.34-2
ハイネといえば恋愛の達人・・・『歌の翼に恋しき君をのせ ガンジス河の美しい花の野に運ぼう・・・』という歌詞
このピアノ独奏アレンジもピアノ伴奏譜もアルペジオの音型で 大変美しい!
なるべくねばらず すいすいと進むと歌がスイングできると思います。
歌をうたうのがとても上手な3年生が弾きます。
♭が4つ変イ長調で譜読みに苦労していますが、うたごころはたっぷり。聴いているみんなをやさしい気持ちにしてくれるでしょう。

映画「のだめカンタービレ」で、のだめがるんるんとスキップしているシーンに使われていました。
この曲を口ずさむ時は 何かいいことがあった時。

メンデルスゾーン 無言歌集 ベニスのゴンドラの歌

2010年01月10日 | 音楽教室
無言歌集の中に3曲あるヴェニスのゴンドラの歌。メンデルスゾーン自身が表題をつけている。「Venetianisches Gondellied」ゴンドラリードという単語があるのですね。「舟歌」
ヴェニスはとても素敵な街で、ウィーンにいるとき何度も夜行列車で行きました。その日の夜行で帰ってきたこともあるほど。街にいるほとんどの人が観光客みたいな雰囲気。イタリアの中では一番気楽に歩けるのではないでしょうか。
しかしゴンドラに乗ったことはありません・・・。
だって高いし、恥ずかしい。私たちのようなびんぼー学生は水上バスで移動するのです。
メンデルスゾーン(1809~1847)はあのゴンドラに乗ったのだろうか?

さてこの3曲ある中で1番美しいこの作品30-6は小学生で、ペダルが踏めるようになって「カンタービレ!」というものに少し興味が出てきた頃弾いてみる曲でしょうか。初めてこの曲を弾いた時は 私もうれしかったことを覚えています。
今弾いても きれいだなあ、と思います。
今回も5年生が弾きますが 情感たっぷり弾いて欲しいです。
それには左手だけでもゴンドラに揺られている気分で弾けるように練習が必要。
クライマックスの右手の高い音のトリルを綺麗に響かせると素敵です。
こういう静かなイメージは私のヴェニス滞在にはなかったので((興奮状態のため^^;)、いつか又ヴェニスに行って夕暮れ時、イケメンのおにいさんのゴンドラにひとり乗りたいものです。

ちなみにゴンドラ料金は1時間弱で7000円くらい。5人乗っても一人でも同じ。
交渉次第で値切ることもできそうですが・・・。


メンデルスゾーン 厳粛なる変奏曲

2010年01月08日 | 音楽教室
メンデルスゾーン 新春にふさわしい作曲家だなあと思います。
発表会で6年生が挑戦します。やり始めて難しい変奏曲が多すぎか!?と何度か他の曲に変えようかと提案しましたが、気に入ってくれたようで、他の曲は見向きもしなかった・・・。
めちゃめちゃかっこいい曲です。私の中のD-moll 二短調といえばこの曲。
日本語では「厳粛」おごそか。道徳的にまじめ。という文字の印象より、カタカナの「シリアス」がピンと来る。
西洋音楽はよく同じことを3回繰り返し、本気を伝えますが、この主題も①ラーソ、②レード、③ファミレドドーシラ♪ となっていて、その小さなフレーズの頭の音量加減、その三つをひとまとめに感じながら 厳かに気持ちを伝える楽しさ。正解のない問題を考える遊びに似ている。内声も懲りすぎず和声進行からはみ出ずまじめ。だけれど全体にしかめっ面にはならない緩みがあって、慎み深く、素晴らしい主題。それに面白い変奏曲が17曲。
練習はできない変奏曲のみの単独練習がないと到底出来上がらないけれど、1曲ずつ完結してなくて、次の変奏曲に繋がっているので、通して弾く練習が他の変奏曲より大切かもしれません。
この曲の持っていたCDもこういうふうに弾けたらいいなあという録音でしたが、友人にいただいた「小菅優さん」のCDは卓越していました。
普通の演奏には メンデルスゾーンだし、ちょっと気分的に無意識程度に遅くなったりする(遅くなっていると感じない人も多いだろう、という演奏)わからないけど「味の素」がふりかけてあったかも。というタイプが多いし、私もロマン派だし、ベートーヴェンほど厳密さを自分に課さないけれど、小菅さんのは「生醤油のみ」で勝負しているような爽快さがあって、見事な演奏でした。楽譜を深く読む。ということはこういうことだと、思いました。
生徒さんにもこのCDを貸して前の演奏と聴き比べてほしいと思いました。
・・・しかし現段階ではそれ以前。覚えるほど弾き込む!のみ。この難曲を是非自分のものにしてほしい。この曲をご存知ないお客さまに「いい曲だったね!」とアピールしてね。

2010年 動き出す

2010年01月05日 | 音楽教室
新しい年 おめでとうございます。
東京ではまん丸で大きなお月様を見て年をまたぎました。
今日から通常レッスンも始まり、普段より大きなスパンで考える特別な時間はあっという間に終りました。
9月のシューマンの夕べのプログラムもほぼ決まり、あとは実行するのみ。どれだけ理想に近づけるか。
楽しみな一年だと思っています。

・・・たった5日で月はこんなに欠けるのですね。と書いているうちに6日になってしまった・・・おやすみなさい。