サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

貸切電車と赤いタクシー

2013-06-17 06:13:34 | Weblog

 サッカー試合のあった翌朝のせいか、いつもは混雑しているサンパウロ市郊外へ向かう電車の車内は、早朝、優雅な貸切状態。治安が悪いなんていう話はどこえやら、平和すぎる車内・・・

 駅を降りると赤いタクシーが町を走る。白より分かりやすいかも。


民族系集団のパワー

2013-06-15 07:03:22 | Weblog

 おとといにパウリスタ大通りであった大規模な公共交通機関の料金の上昇やインフレに対するデモに対し、翌日には朝からサンパウロの景色画面の前で何かしらを呼び掛けていたサンパウロ市のフェルナンド・アダッジ市長。

 2020年にサンパウロでの万博を招致するためにパリに滞在中だったらしく、なんだか、市長不在を狙って起こされたようにも見える抗議デモ。せっかくのパリ旅行も心休まらずといった三枚目俳優のような市長さん・・・

 そのパリでの仕事中の写真もおとといの新聞の一面に出ていた。

 サンパウロ市長、ブラジル副大統領、サンパウロ州知事が座って並んでいて、マニアックな見方によると、彼らは、みんな両親がレバノン移民の一世だったり、レバノン系ブラジル人だったり。つまり、血だけでみるとレバノン人というか海の民とかフェニキア人の末裔だったり!!

 どことなく中東系アラブの顔立ちと言われればそんな気もするけれど、ブラジル人と言われても「ふーん」で過ごされてしまうような顔立ち。混血の国ブラジル。東西を結ぶ中東、アラブだけに、混血的な顔立ちの人が多いのかもしれない。

 そんなブラジルを代表するのがレバノン人というか、レバノン系集団で、多分、それだけレバノン系集団が経済力を持っているということの表れというか、結束力のたまものなんだろう。

 サンパウロ市長、州知事、副大統領が全部日本の顔立ちをしているブラジルがやってくる日はあるのだろうか・・・日系コミュニティーの経済力とか結束力が失われているといわれる限り、難しいだろう。日本の血が一部入っているという人がいることはありうるだろうけれど。 

 とにかく、レバノンの結束力とか、血に対する誇りのようなもののすごさ、商売力はすごそうで、そういえば、フランスもレバノン人が移民していて多かったので、ブラジルのレバノン系、フランスのレバノン系の交流をもって、こんなデモの起こるサンパウロでも万博開催をこぎつけられるかな?

「プレゼントを持った男性」


同じ音階でも

2013-06-11 06:25:41 | Weblog

 

 ドレミファソラシの7音で結ばれた昨今の世界の音楽。それでも、同じ7音を使っても、当たり前だけど、ブラジルのフルート教室ではブラジルの音楽を子供の時から習っていたりして、教室によっては(日系人の教室なら事情は違うかも)、まったくと言っていいほど日本の名曲なんて習うことはなく、日本育ちの親とブラジル育ちの子では異なる音楽文化の中で育っていることを痛感。


日本を離れたからこそ読んでみるべき名著

2013-06-10 06:30:19 | Weblog

ということで、読んでみたのが「武士道」と「代表的日本人」(日本語版)。確かにずっと日本を離れていると、これらの本で日本文化とかに納得できる何かを得られる気がする。

 新渡戸稲造も内村鑑三も、これほどの著書を英語で書いたというのだから、あまりにもすご過ぎて、今の時代に一世で、これほどの日本文化の教養をもって、さらに英語か他の外国語なりで書き記せる人がいるのだろうか・・・と、昔の日本人の方がすごかったり実は国際的だったんじゃないだろうかと…

 ブラジル人で武士道とかを読んだ人が日本人を見て、武士道にあるような日本人像を今の日本人を見てイメージさせられたら、悲しくもあまりにもかけ離れている場合があるかもしれない。


ブランド銘柄ジュースより安くなったような気がするし健康的な・・・

2013-06-09 08:08:41 | Weblog

 ここのところの物価高で、清涼飲料水の価格もお得感のない値段に・・・・。

 ヘビーな炭酸飲料を赤ちゃんの時から飲ませる大人がいるブラジルとはいえ、不健康かつお値打ち価格ともいえなくなっている清涼飲料水を飲むくらいだったら、絶対に健康的なヤシの実ジュース。

 パック入りのヤシの実ジュースもどうも安くない値段と不自然な味をさせる保存処理に今一感があり、近場で一個2.5レアル(約125円)で購入できるなら、断然お得な量でおいしく健康的なヤシの実ジュース。

 「管理された公園とホームレスらしき人もたむろできる広場」