サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

トライアングル

2013-06-25 06:19:49 | Weblog

 ブラジルと日本で異なる一般的なイメージの一つがトライアングルの打ち方で、日本の使用の仕方は時々チーンと鳴らしたり、チリリリリリ~ンと登場するだけで脇役な感じだったけど、ブラジルの音楽ではずっとリズムをチリチリチリチ打ち続ける重要な役割だったりする。リズム感の悪い人には任せられない。

 ブラジルはトライアングル自体を直接手で持つけれど、日本はヒモにつるして使うイメージが強かった。一度打つ度に長く響くのはヒモにつるす方なので、ヒモにつるしていたら速いテンポのリズムや裏打ちは続けられない。

 どうしてこれほどまでにトライアングルへの意識が違うのかは謎だけど、よくよくイメージすると、日本のトライアングルから響く音色は、仏壇の前で時々鳴らす小道具の音色に近い気がする。和風なメロディーにはヒモにつるす方がいいのかな。