サンパウロなら、日本移民が存在してきたおかげで、今も最低限の日本食の原料が手に入る。日本食と言えば、うるち米、もち米。
最近のインフレでブラジル製の出来合いの餅は10年前に比べて倍の値段になっている。ブランドも以前より増えた感があるけれど、弾力も膨らみも、どうも求めるものと違ったりする。だけど、輸入品のパック餅はさらに数倍お高い。
日本食材店に売っているもち米も高くはなったけど、出来合いの餅よりは安い。でも、もち米だけあったって、おこわか赤飯ぐらいしかできない。人によっては、ミキサーで餅を作ってしまう人もいるけれど、まだその勇気もなく・・・と、そんな時の助っ人、日本のホームベーカリー。別に回し者でもないけれど、サンパウロにこそ、あると活躍しがいのある日本の電化製品ホームベーカリー。
日本は餅だってパンだって、家で作っても悪くないけれど、買った方がおいしくて安くて楽でと、何拍子もそろっている。その点、サンパウロは原料はあるけど、日本食が主流の国であるわけでもない。うすと杵がどこの家にあるわけでもなければ、あったって年がら年中つけるわけでもない。
重宝するホームベーカリー。出来合いの餅やパンよりも、味も作る楽しみも、サンパウロなら絶対期待を裏切らない。