http://tinyurl.com/6y8v3
本日の一冊は、『40歳からの仕事術』で好評を博した、A.T.カーニーのヴァイス・プレジデント、山本真司さんによる新刊です。
参考:『40歳からの仕事術』
http://tinyurl.com/6jgog
「二十~三十代は全く対象にしていなかった」という前著に、40歳未満の若手からの問い合わせが殺到したため生まれた、30代のためのキャリア戦略本です。
MBAホルダーの書くキャリア戦略本と言えば、通常は企業のための戦略立案のフレームワークをそのまま個人に当てはめたようなものが多いのですが、本書の特徴は、人間の欲やモチベーションといった視点を盛り込むことで、右脳と左脳、両方で納得できる内容に仕上がっていることです。
では、具体的にどんなキャリアアドバイスがなされているのか。さっそくポイントを見て行きましょう。
-----------------------------------------
■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
-----------------------------------------
日用品を製造して販売する企業は、コストを安くして戦うしかない。(中略)大衆化したスキルを勉強するだけでは、あなた個人の価値は上がらない。
■偉い若手の戦略
大衆化するものを必死で学んでもしようがないと腹をくくって、徹底的に効率的にこなしてしまう。さらに、浮いた資源をまだ手垢がついていないイノベーションのネタがありそうな分野に投資する。
自分の成長投資する分野を選べ。
選び方は(人気の無いもの)×(好きなこと)が原則
■「実力派天邪鬼」への変身
いつも(人気の無いもの)×(好きなこと)を追いかけつつ、そこで得た発想を、論理的にまとめ上げ、他人とコミュニケーションをはかり、新しい発想を現実のビジネスに落とし込んだときの問題点や改善策も自分で考えられる人。他人の意見にも耳を傾け、人間関係も良好な人。
■学ぶべきスキル
1.ビジネス・スクールで教える基本ビジネス・スキル
2.仕事術
3.直観に基づく全体思考法を磨き、創造力を磨く
4.経営者人材の実力を身につける(経営観・人生観・心のマネジメント)
■アウトプット志向学習法
視点を変えてアウトプットから、すなわち尻から始めてインプットをするという方向に仕事の仕方を切り替えることにより、効率・効果ともに格段にアップする。
■アウトプット学習をする七つの方法
1.とりあえず手を上げる作戦
2.プラスα作戦(アサインされた仕事で、+αの成果を出す)
3.他人の仕事もやる作戦
4.勝手作戦(自分が問題意識を感じた分野でアウトプットを作る)
5.転職作戦(職場情報が掴みにくいため、リスクが大きい)
6.交渉作戦(会社と交渉して、自分のやりたいことをやらせてもらう)
7.二足の草鞋作戦
■成長のための仕事ポートフォリオ・マネジメント
・得意で期待成果が高い仕事に最優先に時間を使う
・仕事力の強い分野でしっかり点数を稼いでおいて、余力を「投資する仕事」(期待成果は高いが苦手な分野)に向ける
■レゾナンス(共鳴)思考法
論理的思考法と全体思考法の両極に着眼し、単極ごとに思考方式を共鳴させる思考法
■着眼両極・着手単極法
両極にある考えを併せのみ、片方の思考法で考え、もう片方の思考法で再検討するというプロセスの繰り返し
■経営者人材になるための要件
1.ビジネス・スキル
2.矛盾をマネジメントする力
3.自分の心のマネジメントの能力
自分の心をマネジメントするための、最大の課題は何か。私の観察経験から言えば、それは「欲」、すなわち自分の「エゴ」のマネジメントである。
■心のマネジメント――四つの段階
1.「欲」をエネルギーに猪突猛進
2.「欲」プラス「他者の感情のマネジメント」の実践
3.「無欲」への挑戦
4.「欲」と「無欲」を併せのむ
-------------------------------------------
本書には、「『大衆化するビジネス・スキル』を超効率で学ぶ術」として、「六分間でわかるファイナンス」などのコンテンツもあり、ビジネススキルを効率的に学ぶのにも有効ですが、取り上げた趣旨からは外れるので、省略しました。
というわけで、本日の一冊は、
『30歳からの成長戦略』
http://tinyurl.com/6y8v3
です。自分のキャリア設計を真剣に考えている30代に、ぜひおすすめしたい一冊です。
■目次■
第1章 成長戦略を構築しよう
第2章 ビジネス・スキルより差別化の戦略を
第3章 アウトプット志向学習法のすすめ
第4章 成長するための思考法
第5章 集中力を最大にするタイム・マネジメント
第6章 付加価値を高めれば、資源はついてくる
第7章 MBAコンプレックスを克服する
第8章 論理と感情を併せのむ
第9章 経営者人材をめざす
第10章 成長戦略を変えよう
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
→ eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
→ http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━
本日の一冊は、『40歳からの仕事術』で好評を博した、A.T.カーニーのヴァイス・プレジデント、山本真司さんによる新刊です。
参考:『40歳からの仕事術』
http://tinyurl.com/6jgog
「二十~三十代は全く対象にしていなかった」という前著に、40歳未満の若手からの問い合わせが殺到したため生まれた、30代のためのキャリア戦略本です。
MBAホルダーの書くキャリア戦略本と言えば、通常は企業のための戦略立案のフレームワークをそのまま個人に当てはめたようなものが多いのですが、本書の特徴は、人間の欲やモチベーションといった視点を盛り込むことで、右脳と左脳、両方で納得できる内容に仕上がっていることです。
では、具体的にどんなキャリアアドバイスがなされているのか。さっそくポイントを見て行きましょう。
-----------------------------------------
■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
-----------------------------------------
日用品を製造して販売する企業は、コストを安くして戦うしかない。(中略)大衆化したスキルを勉強するだけでは、あなた個人の価値は上がらない。
■偉い若手の戦略
大衆化するものを必死で学んでもしようがないと腹をくくって、徹底的に効率的にこなしてしまう。さらに、浮いた資源をまだ手垢がついていないイノベーションのネタがありそうな分野に投資する。
自分の成長投資する分野を選べ。
選び方は(人気の無いもの)×(好きなこと)が原則
■「実力派天邪鬼」への変身
いつも(人気の無いもの)×(好きなこと)を追いかけつつ、そこで得た発想を、論理的にまとめ上げ、他人とコミュニケーションをはかり、新しい発想を現実のビジネスに落とし込んだときの問題点や改善策も自分で考えられる人。他人の意見にも耳を傾け、人間関係も良好な人。
■学ぶべきスキル
1.ビジネス・スクールで教える基本ビジネス・スキル
2.仕事術
3.直観に基づく全体思考法を磨き、創造力を磨く
4.経営者人材の実力を身につける(経営観・人生観・心のマネジメント)
■アウトプット志向学習法
視点を変えてアウトプットから、すなわち尻から始めてインプットをするという方向に仕事の仕方を切り替えることにより、効率・効果ともに格段にアップする。
■アウトプット学習をする七つの方法
1.とりあえず手を上げる作戦
2.プラスα作戦(アサインされた仕事で、+αの成果を出す)
3.他人の仕事もやる作戦
4.勝手作戦(自分が問題意識を感じた分野でアウトプットを作る)
5.転職作戦(職場情報が掴みにくいため、リスクが大きい)
6.交渉作戦(会社と交渉して、自分のやりたいことをやらせてもらう)
7.二足の草鞋作戦
■成長のための仕事ポートフォリオ・マネジメント
・得意で期待成果が高い仕事に最優先に時間を使う
・仕事力の強い分野でしっかり点数を稼いでおいて、余力を「投資する仕事」(期待成果は高いが苦手な分野)に向ける
■レゾナンス(共鳴)思考法
論理的思考法と全体思考法の両極に着眼し、単極ごとに思考方式を共鳴させる思考法
■着眼両極・着手単極法
両極にある考えを併せのみ、片方の思考法で考え、もう片方の思考法で再検討するというプロセスの繰り返し
■経営者人材になるための要件
1.ビジネス・スキル
2.矛盾をマネジメントする力
3.自分の心のマネジメントの能力
自分の心をマネジメントするための、最大の課題は何か。私の観察経験から言えば、それは「欲」、すなわち自分の「エゴ」のマネジメントである。
■心のマネジメント――四つの段階
1.「欲」をエネルギーに猪突猛進
2.「欲」プラス「他者の感情のマネジメント」の実践
3.「無欲」への挑戦
4.「欲」と「無欲」を併せのむ
-------------------------------------------
本書には、「『大衆化するビジネス・スキル』を超効率で学ぶ術」として、「六分間でわかるファイナンス」などのコンテンツもあり、ビジネススキルを効率的に学ぶのにも有効ですが、取り上げた趣旨からは外れるので、省略しました。
というわけで、本日の一冊は、
『30歳からの成長戦略』
http://tinyurl.com/6y8v3
です。自分のキャリア設計を真剣に考えている30代に、ぜひおすすめしたい一冊です。
■目次■
第1章 成長戦略を構築しよう
第2章 ビジネス・スキルより差別化の戦略を
第3章 アウトプット志向学習法のすすめ
第4章 成長するための思考法
第5章 集中力を最大にするタイム・マネジメント
第6章 付加価値を高めれば、資源はついてくる
第7章 MBAコンプレックスを克服する
第8章 論理と感情を併せのむ
第9章 経営者人材をめざす
第10章 成長戦略を変えよう
━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
→ eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
→ http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━━