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『ハッピーエンドのつくり方』

2005年05月18日 | Weblog
http://tinyurl.com/ba2a7

本日の一冊は、演劇の手法をマーケティングに持ち込み、推定300億の業績アップに貢献したという、辣腕マーケター、平野秀典さんによる、注目の最新刊です(現在予約中)。

ベストセラーとなった『儲けを生みだす表現力の魔法』同様、「感動は設計できる」をモットーに、お客様と感動をシェアするための具体的手法を紹介しています。

※参考:『儲けを生みだす表現力の魔法』
http://tinyurl.com/7lne7

感動接客の「牛角」や六本木で伝説を作ったレストラン「カシータ」、青山の万年筆専門店「書斎館」などのエピソードも盛り込みながら、感動を創造することの重要性を説いています。

具体的な手法に関しては、「演出テクノロジーを使った3つのドラマのつくり方」や、「効果的な演出テクノロジーのコツ」など、表現力を鍛えるための基本が説かれており、営業マンやマーケターはもちろん、経営者が読んでも参考になる情報が満載です。
著者自身が初めて挑んだという、「序・破・急」の構成がどう受け取られるかは微妙ですが、実務的には参考になる一冊です。

表現力を磨きたい企業や個人におすすめの一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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直球勝負で感動を提供して、ハッピーエンドをたくさん生み出す商売が、繁盛する時代

感動はブーメランで戻ってくる
感動はストックされる
感動は人類最大のモチベーション装置

モノの価値が下がった21世紀では、理屈で説明された論理的納得ではなく、気持ちが通じた心理的納得の重要度が増しています

◆演出テクノロジーを使った3つのドラマのつくり方
1.共感というドラマ:有効な方法は、物語
2.尊敬というドラマ:徹底した「こだわり」、作り手の「プライド」
3.驚きというドラマ:おもいがけなさ

序破急の強弱のリズムが抜群によくなっているものが、名作

◆効果的な演出テクノロジーのコツ
・「比喩表現」で、何かにたとえる
・「比較表現」で、何かと比べる
・「こだわり」を「データ」で表現する
・「モノ」を「色」で表現する
・「感動}を他の感情言葉で表現する

意志とイメージが戦えば、必ずイメージが勝つ。
意志とイメージが一致すれば、その力は足し算でなく掛け算になる。
イメージは、誘導が可能である。
(フランスの医学者エミール・クーエの自己暗示の法則)

人は言葉に対して、今まで生きてきた人生で身につけた固有の解釈や体験があります。日頃意識して、違う年代や違う文化と接触していないと、相手も同じコンテクストでイメージしていると思い込んでしまうことがあります。一流の役者は、このコンテクストが広い

表現力の基本は、話すことではなく「聴くこと」

よく観れば、いろんなことが観えてくるものだ(ヨギ・ベラ)

プロは感動を設計し、アマチュアは偶然に任せる
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『ハッピーエンドのつくり方』
http://tinyurl.com/ba2a7
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■目次■
プロローグ
第1章 共演者という発想 関係性のパラダイムシフト
第2章 華麗なる演出テクノロジー 感動を深める方法
第3章 ハッピーサプライズ 感動設計のアート
エピローグ
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