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『「書く」マーケティング』

2005年01月09日 | Weblog
http://tinyurl.com/5onrq

本日の一冊は、久々のリクエスト本です。本が薄いのと、妙に行間が空いているのが気になるのですが、2つの点から、取り上げることにしました。

まず一つ目は、現在、ビジネスにおいて「書くこと」の重要性が高まっていること、そして二つ目は、じつはこの著者、あのベストセラー『借りたカネは返すな!』のゴーストライターだったのです。

参考:『借りたカネは返すな!』
http://tinyurl.com/5wxzz

内容は、美文を書くことではなく、あくまで「売るための文章」を書くことに主眼を置いています。

具体的にどんなヒントが書かれているのか、さっそくポイントを見てみましょう。
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■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
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■カタい文章をヤワらかくする方法
1.しゃべり言葉にする
2.難しい言葉を使わない
3.漢字を少なくする

■「最初の1行がなかなか書けない」という人への助言
・書けるところを先に書いておく
・書き出しのパターンをいくつか持っておくこと

■「どうもメリハリのない文章になってしまう」という人への助言
・語尾を変えれば、メリハリが出てくる

■キャッチコピーを創るための7つのステップ
1.セールスポイントをピックアップする
2.ターゲットを明確にする
3.ターゲットに合ったセールスポイントを絞り込む
4.どのようにつかむかを考える
5.語呂(リズム感)はどうかをチェックする
6.サブを組み合わせて言葉足らずを補完する
7.第三者のチェックを受ける

■セールスポイントを考える際のコツ=5W2Hで考える
1.WHO(誰が?)=作り手、開発者、考案者は誰か
2.WHEN(いつ?)=期間や時期など、時間的な特徴は?
3.WHERE(どこで?)=産地など、場所的な特長
4.WHAT(何を?)=商品・サービスそのものの特長
5.WHY(なぜ?)=なぜ開発しようと思ったのか
6.HOW(どのように?)=製法などの特長
7.HOW MUCH?=(価格的な優位性はあるか)

ターゲットを具体的にイメージできるところまで、徹底的に絞り込んだ方が、結果的には反応は良くなる

ターゲットに合ったセールスポイントを絞り込む

■お客をつかむキャッチコピー・7つの法則
1.「エッ?」の法則=常識に反したことや腑に落ちないこと
2.「ドキッ!」の法則=図星
3.「ン?」の法則=知らない言葉などで興味を引く
4.「ヘェー」の法則=理由と組み合わせると強力
5.「ホンネ」の法則=「ホントはね…」「ここだけの話…」など
6.「ナンバー」の法則=半端な数字を出すと効果的
7.「キーワード」の法則=「そそられるキーワード」を使う

■知っておきたい書き出しのパターン
1.ホンネ告白型
2.不安先出し型
3.お客さんの声紹介型
4.質問・問いかけ型
5.提案型
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どうでしょうか? 本書にはほかにも、「禁じ手」と思われるようなテクニックも盛り込まれています。本としてのつくりはイマイチですが、内容的にはヒントが詰まっています。

というわけで、本日の一冊は、

『「書く」マーケティング』
http://tinyurl.com/5onrq

です。広告文の執筆などで悩んでいる方は、読んでみると参考になるかもしれません。

■目次■
はじめに 書けば売れるとは限りませんが、書かなければ絶対に売れません。
第1章 お客は話を聞いてくれない。だったら、聞きたくなるようにするしかないんじゃないですか!
第2章 書ける人がうらやましい。そう言っている人は、いつまでたっても書けません。
第3章 デザインは無理だとしても…。コピーくらいは自分で書けた方がいいと思いませんか?
第4章 う~、書けない。カッコよく書こうとしすぎていませんか?
第5章 広告文はお客様へのラブレター。だから、下手でも自分の想いを伝えた人が勝ちなんです。
第6章 電子メールも基本は同じ。でも、ちょっとだけ工夫が必要なんです。
おわりに 書きましょう。そうすればきっと道は拓けます!
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