長井軽便鉄道として開業し、その後、国鉄長井線を経て、現在は第三セクターの山形鉄道フラワー長井線として、米沢盆地の端の方を走っています。
地方の第三セクター鉄道は、どこも経営的にも厳しい中、必死に頑張っています。車に乗れない人々の足となって、今日も直向きに走っている姿はとても印象的でした。(長井線にも久しぶりに乗りたかったのですが、今回は時間がなく、撮影に専念。次回はぜひ...)
山形県の内陸部は、山に囲まれた盆地地形のため、ここのところの雨によって周囲を囲む山々からは霧が沸き立つ絶好の状況でした。(本当は、午前中で切り上げないといけなかったのですが、午後の1番列車まで撮影してしまいました...。)
四季の郷駅はそんな山々が望める絶好のロケーション。ですが、本当はニュータウンの入口にできた感じの駅のようです(調べると地元自治体が土地区画整理事業を行ったみたいですね...)。今、草地になってなっている一角は、そのうち住宅になるのか、商店が建つのか、はたまた予定で終わってしまうのでしょうか...。バイパスを造れば商店は建っても、駅を造っても商店は建たない。現在の土木行政...というか、人間の身勝手さの縮図を見ているような場所でした。
土木ついでに。その四季の郷駅を出たところにある最上川橋梁(通称荒砥鉄橋)は、フラワー長井線を代表する撮影ャCント。明治期に作られたダブルワーレントラス橋であることを理由に、土木学会選奨土木遺産に認定されているらしいのです。同じ土木ならこっちの方がなんかいい感じがします。現代の白っぽくて味気ない無機質なコンクリート(正確には鉄筋コンクリート)橋梁より、よっぽど有機質的な感じがするのは私だけでしょうか...。
ちなみに、本日(8月28日)は、写真展会場にいる予定ですので、お時間ある方はぜひお越し下さい。
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