鳥取県 曹洞宗 松風山 永明寺

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鳥取城跡の内堀に大名蓮が復活

2018-09-17 18:11:37 | 【大名蓮の保護栽培】
鳥取城跡の大手登城路の復元工事のうち9月30日に擬宝珠橋が復元されて渡り初めが行われます。9月17日に擬宝珠橋の復元工事の進捗状況を撮影してきましたが、9月2日に撮影したときには鳥取城跡の内堀に復活して咲いていた大名蓮(一天四海)が刈り取られて小さな蓮の葉が浮かんでいるだけでした。かつて鳥取城跡の内堀には大名蓮が群生していましたので、復元工事のときに内堀の泥が掘り起こされて大名蓮の蓮根や種から再び発芽したのでしょう。

大名蓮は、永明寺(岩美町新井)や鳥取藩主菩提寺の長谷寺(岩美町長谷)で保護栽培している鳥取藩主池田家ゆかりの稀少な蓮です。長谷寺の鳥取藩主と姫の位牌が安置されている御霊屋には池田家と紀州徳川家の家紋つきの大名蓮が描かれた襖絵(岩美町保護文化財)があります。また、鳥取藩主と備前岡山藩主は、同じ池田一族であるご縁で岡山後楽園に大名蓮が鳥取城跡の内堀から戦後に移植されて一天四海と呼ばれて栽培されています。

鳥取城跡の内堀に大名蓮が昔のようにのびのびと群生し、花を咲かせる日が来ますように。


9月2日に撮影した鳥取城跡の内堀の大名蓮


9月17日に撮影した鳥取城跡の内堀と擬宝珠橋の復元工事

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