長谷寺の電話とファックス

岩美町長谷にある鳥取藩主菩提寺の長谷寺にファックス機能付き電話機を設置しました。今後、長谷寺の拝観等のお申込みは、長谷寺（0857-72-1790）もしくは、永明寺（0857-72-0777）までお願いいたします。長谷寺の拝観料は、大人200円です。

いわみガイドクラブ見学会 長谷寺の御朱印

10月7日、いわみガイドクラブのガイドさんと郷土の歴史に関心のある方々16名が長谷寺にお見えになりました。永明寺副住職（長谷寺住職）が鳥取藩主菩提寺の長谷寺の歴史や文化財について解説いたしました。

いわみガイドクラブの長谷寺の見学会にあわせて新たに三種類の長谷寺の御朱印をつくりました。御朱印は、長谷寺住職が手書きして、お授けいたします。


①長谷寺は、本尊の聖観世音菩薩と西国三十三観音を本堂に安置しているので「大悲殿」の御朱印

②長谷寺の開山の道肝徹要和尚が、神奈川県南足柄市大雄町にある大雄山最乗寺から背負って因幡国の長谷寺に遷座した道了尊が長谷寺の鎮守として安置されているので「當山鎮守 道了尊」の御朱印

③紀州徳川家より池田家に嫁ぎ、鳥取藩士の藩校「尚徳館」を創設し、四代 池田宗泰の死後、五代 池田重寛、六代 池田治道、七代 池田斉邦の三代の鳥取藩主を養育した紀州 徳川宗直の二女の久姫の「當寺開基 桂香院殿」の御朱印

長谷寺の御朱印をお求めの方は、岩美町長谷の長谷寺に参拝されるか、岩美町新井の永明寺（電話 0857-72-0777）にお問い合わせください。御朱印は、納経の証し、長谷寺への納経も受け付けております。

永明寺副住職（長谷寺住職）が自費で行っている長谷寺の典座寮（台所）等の改修工事は、予定どおり進捗しています。典座寮の茅葺屋根は、壁等で隠し、養蚕室まで高い天井をつけてもらいます。


11月9日（木）から11月20日（月）まで鳥取県立博物館に約100品目を寄託している長谷寺の寺宝のうち数点を長谷寺にて展示する予定です。

『因幡薬師霊場縁起』発行

9月23日に『因幡薬師霊場縁起』が今井出版より発行され、10月1日に永明寺に因幡薬師霊場会より同書が90冊届きました。因幡国（鳥取県東部）は、薬師如来信仰と関わりが深い国です。

因幡国から遷座された薬師如来像を本尊とする因幡堂は、京都市下京区松原通烏丸東入る上る因幡堂町にあり、因幡守の橘行平が長保五年（1003年）に創建し、承安元年（1171年）に高倉天皇から「平等寺」の寺号を下賜されたお寺です。平等寺（因幡堂）・広隆寺・延暦寺・法雲寺・珍皇寺・護国寺・観慶寺の七ヶ寺は、都でご利益のある薬師として「七所薬師」と呼ばれており、因幡堂は、第一の霊場とされていました。

また、『濃州山縣郡岩井山延算寺縁起』に最澄が因幡国岩井郡（石井郡）の岩井温泉で制作した二体の薬師如来像は、一体が比叡山延暦寺の本尊となり、もう一体が美濃国に遷座されて岐阜市岩井の岩井山延算寺の本尊になったと記されています。因幡薬師霊場第26番札所の永明寺の本堂に安置している薬師如来像は、鳥取県岩美郡岩美町の岩井温泉の薬師如来信仰と関わりがあります。