1981年というのはフュージョンやAORのようなミドル・オブ・ザ・ロードな音楽がブームだった。
このアルバムもそうした一枚だったが、発売された当時は聴いていない。
というか、この時期に土岐英史がリーダー・アルバムを発表していたこともよく知らなかった。
タイトルどおり、このアルバムはサンバ、ボサノヴァにアプローチした作品である。
ブラジル人ミュージシャンらに松岡直也、向井滋春、和田アキラといったゲストを迎えて制作されている。
日本人のジャズミュージシャンがブラジル音楽を演奏したアルバムとしては、
渡辺貞夫のアルバムを中学時代に聴いたことがある。
でも、ナベサダがどうということではなく、ボサノヴァというのは中学生の耳にはまだよく分からない、
ちょっと退屈な作品だったように記憶している。
むしろこういった屈託のない明るいアプローチのアルバムの方が初めて聞くには良かったかもしれない。
土岐英史は日本を代表するサックス・プレイヤーとして活躍中だが、
まだ30代そこそこで録音されたこの作品からは、はつらつとしたプレイが堪能できる。
演奏をすっかり楽しんでしまっているかのようでこちらまで楽しくなってくる。
若さゆえに勢いで押し切った感じがしなくもないが、
ブラジル音楽をきちんと消化しきったが故のサウダージがほんのりと伝わってくる。
このアルバムもそうした一枚だったが、発売された当時は聴いていない。
というか、この時期に土岐英史がリーダー・アルバムを発表していたこともよく知らなかった。
タイトルどおり、このアルバムはサンバ、ボサノヴァにアプローチした作品である。
ブラジル人ミュージシャンらに松岡直也、向井滋春、和田アキラといったゲストを迎えて制作されている。
日本人のジャズミュージシャンがブラジル音楽を演奏したアルバムとしては、
渡辺貞夫のアルバムを中学時代に聴いたことがある。
でも、ナベサダがどうということではなく、ボサノヴァというのは中学生の耳にはまだよく分からない、
ちょっと退屈な作品だったように記憶している。
むしろこういった屈託のない明るいアプローチのアルバムの方が初めて聞くには良かったかもしれない。
土岐英史は日本を代表するサックス・プレイヤーとして活躍中だが、
まだ30代そこそこで録音されたこの作品からは、はつらつとしたプレイが堪能できる。
演奏をすっかり楽しんでしまっているかのようでこちらまで楽しくなってくる。
若さゆえに勢いで押し切った感じがしなくもないが、
ブラジル音楽をきちんと消化しきったが故のサウダージがほんのりと伝わってくる。