マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

ヒズボラの大規模イスラエル攻撃に思う

2024-08-26 08:05:55 | 国際問題
ヒズボラがイスラエルに対し大規模ロケット攻撃を開始した。
「報復の第1段階」と述べているようだからまだまだ攻撃は続くのだろう。

いつだったか、米国のバイデン大統領がガザ停戦協議は合意に近づいていると言っていた。
筆者がこれを信じることはできなかったのはこのブログでも記した通りである。
その後今度は米国務長官が(同じく仲介者の1人である)エジプトに対し「ハマスやヒズボラに停戦条件を吞むように圧力をかける」ことを要請した。
その答えが今回のヒズボラの動き、つまりノーなのだ。

そもそも米国が停戦協議に関わること自体理解できない、何といっても米国とイスラエルは一身同体なのだから。
あの停戦条件だってとてもハマスやヒズボラが容認できるものではないだろう。

残念ながら現状は停戦とは逆方向に進んでいる。
イランの動向次第で全面戦争の恐れもある。
筆者は無論停戦を望んでいないわけではない。

停戦協議は然るべきメンバーが1からやり直しした方がいいと思う。
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気になるTV コマーシャル

2024-08-25 14:37:42 | 社会現象
かって弁護士事務所はテレビ宣伝ができない業種だったがいつの日だったか解禁されるようになった。
最近は多くの弁護士事務所、司法書士事務所が結構な頻度で宣伝コマーシャルを流している。
そんな中で1つ気になっているのは過払い利息を取り戻す案件だ。
その昔消費者金融業者(当時は「サラ金」と略称していた)が高利で消費者に金子を貸し付け暴利を貪っていったことがあった。
その後それはさすがに行き過ぎだろう、ということになって法定金利が年利10%台に引き下げられた。
今、各弁護士事務所が想定している潜在顧客層というのはそれ以前に金融業者から融資を受けた消費者(自営業者たちも含まれようが)たちだから相当古い話になるねぇ。
無論彼らに融資を受けた記憶はあるだろうが確たるエビデンスを持っているのかねぇ?
TVコマーシャルでは数十万円取り返したかっての被害者も登場しているが多くの相談者がこれで過払い利息を取り戻しているのだろうか?
弁護士事務所に相当の報酬を支払いながら、ね。
テレビコマーシャルだってそんなに安くないはずだが・・・。
世の中には本当に分からないことが多いねぇ。(笑)

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進次郎人気の急伸に思う

2024-08-24 10:02:08 | 自民党
日経新聞社が21,22日に行った緊急世論調査によれば次期自民党総裁に相応しい人物として小泉進次郎氏が石破茂氏を逆転してトップに立った。
世論調査の対象を自民党支持層に絞れば進次郎氏の支持率はさらに広がるという。
このまま行けば一気に進次郎首相が誕生しそうな勢いだねぇ・・・。

ふと思い出したのがかって自民党の重鎮が話していた「自民党総裁の条件」だ。
「党3役のうち幹事長を含め2つ以上経験し、さらに官房長官を含め閣僚を2つ以上経験していること」がその内容だ。
こんな高いハードルをクリアしている候補者はなかなか現れないだろうがやはり政治には経験が最重要だということを明確に示唆しているのだ

この条件に照らせば進次郎候補は環境相が唯一の閣僚経験でしかもその実績はあまり印象に残っていない。
一方でトップの座を進次郎氏に譲った石破茂氏は党3役として幹事長、政調会長を務め、閣僚としては(官房長官経験こそないが)防衛、農水、地方創生などを歴任している。
この差は大きい。

残念ながら筆者は進次郎氏が首相になって多くの閣僚を従えリーダーシップを発揮しているイメージを描くことが出来ない。
いくら応援演説が巧みで党内から引っ張りダコと言われても、それだけで難問山積の日本を変えていくことは至難だと思うのだ。
父君である純一郎元首相も一時は「(進次郎が)50歳になるまで総裁選に立候補はさせない」と言っていた。
けだし金言である。
総裁選に選挙権を持つ自民党議員や党関係者はその辺りを熟慮すべきだと思うが如何だろう。
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理解できない自民党総裁選ポスターに思う

2024-08-23 19:50:50 | 自民党
自民党が先般公開した総裁選ポスターを見てどこかのパロディではないかと誤解してしまった。
いやいや、あれはどうやら自民党の公式宣伝物らしい。
あれっ、自民党はたしか派閥政治とは一線を画したはずだが・・・? なんだ、あのポスターは。
田中角栄氏や安倍晋三氏などは派閥の権化のよう存在ではないのか?
しかもポスター全体がダークが基調でクリーンなイメージはない。
一体自民党はあのポスターで何をアピールしようとしたのか?
ただ、目立てばいいというものではないだろう。
名前も知らないような(笑)昔の面々が雄たけびを上げているのも理解に苦しむ。
「長い自民党政治=安心感」を印象付けたいというのも違うだろう。
首相の突然の不出馬表明で自民党全体が一気にガバナンス不在に陥ってしまったようだ。
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米国の停戦協議に潜む身勝手さに思う

2024-08-22 09:38:38 | 国際問題
米国務長官がエジプト大統領に「ガザ停戦協議の調停案をハマスに受け入れる」よう圧力強化を要請したようだ。

数日前にこのブログでも記した通りバイデン大統領が「停戦協定の合意は近い」と述べていたがやはり実情はそうではなかった。

それはそうだろう。

あの調停案はあまりにもイスラエル寄りで、とてもハマス側が承諾できるものではないと感じていたからねぇ。

もともと(イスラエルの後ろ盾である)米国がこの調停に関わること自体不自然だ。

その米国がエジプトに対し「(ハマスに調停案を容認するよう)圧力を要請する」というのもどうか? と思うのだ。

残念ながら中東紛争は終息する気配はない。

本当に力量のある中立的な仲裁者が現れないものか? と思ってしまうねぇ。

そうそう、(ハマスを支援する)イランが「報復を急がない」という背景には何があるのだろう。

「平和に向けての兆候」なのか? 「戦火拡大の静かな予告」なのか? サッパリ分からない。

望むらくは前者であって欲しいのだが賢明な読者諸兄はどんな見立てをお持ちだろうか。







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