東京地裁で検察が自民党安倍派の会計責任者だった松本被告に対し禁錮3年の求刑を行ったとのことだ。
筆者はここで松本被告に対する求刑内容の軽重を論じるつもりはない。
松本被告はかねてより「虚偽記載は派閥幹部からの指示によるもので自身の意思ではなかった。」と供述している。
この証言に異を唱える関係者はいないだろう。
松本被告が一存で「キックバックの再開」を決めたとはとても考えにくい。
言わば松本被告は単なる実行犯であって首謀者はほかにいることだ。
それなのに今回の求刑公判では首謀者と目される政治家の行為というか、責任については何も問うていない。
より重いはずの「派閥幹部」の責任はどう決着させるのだろうか。
まさか政治家は「自民党の党内ルールで政治責任を明確にしているから」といって不問に付すつもりはないでしょうね。
検察は一体何をやっているのだろう。
ここは政治家に忖度している場合ではない、・・・政治家も民間人と共に同時に処分するべきではなかろうか。
法律はすべての人間にとって平等なのだから。