県知事の過剰反応に思う

さる民間調査機関が毎年全国都道府県魅力度ランキングを発表している。
つい先日２０２１年版が公表されたがトップの座は北海道でなんと13年連続だそうだ。
連続戴冠もさることながら2位京都府との得点差は大きく広がったというから「恐るべし、北海道」である。
それはそうとしてこのランキング結果にかみついた県知事がいる。
昨年の40位から44位にランクを落とした群馬県の知事なのだが余りの過剰反応に驚いた。
ランクを落としたことはたしかに名誉なことではないが「法的措置も辞さない」とはやりすぎだろう。
訴訟費用だって税金から支出するとなれば多くの県民はそんなことは望んでいないと思う。
「魅力度評価指標を精査し来年はもっとランクアップできるように努力したい」とでも言っておけば十分だろう。
県知事はこのランキングについて定量化根拠が曖昧だと非難しているようだがもともと魅力度なんてそんなものだ。
「ランクダウンが県知事の失政のせいだ」なんて誰も考えていないと思う。