フリーターが語る渡り奉公人事情

ターミネイターにならないために--フリーターの本当の姿を知ってください!

グッドウィル本社前抗議行動

2007-06-06 20:53:26 | イベント/ミーティング
管理人より。みなさんにお知らせです。
突然ですが、明日、あのグッドウィルの本社前(東京・六本木)で抗議行動があるそうです。
関東圏にお住まいの方、特にグッドウィルで働いた経験をおもちの方は、都合がつけば参加してはどうでしょうか?

以下、できたてほやほやの、グッドウィルユニオンのブログ
http://ameblo.jp/goodwillunion/entry-10035355254.html
より転載。

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2007/06/07 グッドウィル本社前抗議行動
■グッドウィル本社前行動を呼びかけます。

 こんには。
 グッドウィルユニオン委員長の梶屋です。
 呼びかけをお読みのみなさん。私たちグッドウィルユニオンが組織化を開始したスポット派遣最大手グッドウィルとのたたかいは、データ装備費返還問題をきっかけに一つの山場を迎えつつあります。

 http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY200705280426.html
 先日開催された組合説明会は以上にありますよう、グッドウィルで働く仲間、約50名が説明会に参加、その後も大袈裟ではなく続々と仲間が集まっています。参加した仲間の中からは、作業中に足を骨折し、当初「保険料」という説明で差し引かれていたデータ装備費に関して支店に問い正したところ、「それは物損時の保障の
ためのものであり、労災保険はない」と言われ、何の補償も受けていないという訴えもありました。

 露骨な労働者の人権を無視する会社側の姿勢に、憤りを覚えずにはいられません。
 一説には給与の35%もの天引きを行い、巨額の利益を生み出す一方でワーキングプアに代表される新たな貧困問題の温床となっているスポット派遣。その業界NO1であるグッドウィルとのたたかいは一企業の労使問題に留まらない大きな意味をもっています。

 6月7日(木)グッドウィルユニオンでは首都圏で活動する多くのユニオンの仲間とともに、六本木ミッドタウンのグッドウィル本社前で抗議行動を行います。グッドウィルで働くみなさんは勿論、直接就労経験のない方もぜひご参加ください。
ご都合のつく方は六本木ミッドタウン前にお集まりください。
 フリーター全般労働組合の大きな旗を持ったものがおりますので、それを目印にしていただければと思います。
プレカリアートの反攻を、共に大きなうねりにしましょう!

・行動日:6月7日(木)11時45分集合
・場 所:六本木ミッドタウン前

 ※問い合わせ先:グッドウィルユニオン
       新宿区西新宿4-16-13 MKビル2F
       電話 03-5371-8808 FAX 03-5371-5172 haken@zenkoku-u.jp

【現地までの交通機関】
・都営大江戸線「六本木駅」8番出口より直結
・東京メトロ日比谷線「六本木駅」より
地下通路にて直結
・東京メトロ千代田線「乃木坂駅」3番出口より
徒歩約3分
・東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」1番出口より
徒歩約10分
アクセス
http://www.tokyo-midtown.com/jp/access/index.html


ホワイトカラーエグゼンプションOFF@大阪梅田

2007-01-23 00:47:27 | イベント/ミーティング
mixiのホワイトカラーエグゼンプションに反対するコミュニティがあります。そこで、オフ会の呼びかけがありました。
わたしとしては、当日交通費が出て、体調が悪くなければ参加するでしょう。(ちょっと今流動的。)
点線以下、転載。--------------------------------------------------------------------------------------------------

[ホワイトカラーエグゼンプション] イベント

2007年01月15日
14:40 タイトル <<大阪での準備オフの呼びかけです>>
企画者 ぴより♡
開催日時 2007年01月27日
開催場所 大阪府 (梅田周辺)
関連コミュニティ ホワイトカラーエグゼンプション
詳細 本当にひどい今回の法案・・・もっともっと色んな人に知ってもらいたいですよね!そのために微力かもしれませんが、大阪の地でmixi発の行動をしていきましょう♪

○日時:1月27日(土)15:00~(2時間以内)
○場所:梅田駅周辺(皆さんの都合がいい所)
○内容:ホワイトカラー・エグゼンプションを含めた労働法制改定についての意見交流会(資料はある程度用意します)
○参加者
  ぴより、他参加者大募集です

○今回の目標;
 ・同法案に対する最低限の知識の共有
 ・次回オフの行動日・場所等の設定
 ・次回オフの行動内容の準備(ビラ配りでいくのか、デモ等をするのか・・・)
 ・大阪地域での役割分担(誰が何を担当するのか等)
 ・楽しく活動しましょうね♪       

募集期限 2007年01月26日
参加者 4人

当ブログ内関連記事:ホワイトカラー・エグゼンプション反対法律家@大阪天満橋
http://blog.goo.ne.jp/egrettasacra/e/caa112a42fa6f60d923486c6ff8cc6a1


トラックバック用URL:吐息の日々~労働日誌~http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20070117


ホワイトカラー・エグゼンプション反対シンポ@大阪天満橋

2007-01-18 17:31:53 | イベント/ミーティング
mixiのホワイトカラー・エグゼンプションに反対するコミュニティ内、のなかの、「ホワイトカラーエグゼンプション関連ニュース」というトピックで、
以下のお知らせがありました。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=12338862&comment_count=181&comm_id=1126420

点線以下、転載。

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大阪で下記のようなシンポジウムが開かれるそうです。

>※正式名称・参加費等は23日ごろ確定する予定です。

とのことですので、続報が入り次第、再度掲載します。


***転送歓迎***

大阪法律家7団体共同シンポジウム(仮称)

「過労死促進法」「家庭崩壊法」「残業代不払い合法化法」
――「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入を絶対に許さない!

2007年2月9日(金) 午後6時30分~9時(午後6時会場)
エル・シアター(大阪府立労働センター大ホール)

6:40-7:10 講演 西谷敏さん(大阪市立大学教授)
7:10- 40 中央の情勢報告 小山 正樹さん
     (労働政策審議会労働条件分科会委員、JAM書記長)
7:40-8:20 各職場からの報告と訴え 過労死遺族
8:20- 50 会場発言
8:50-9:00 まとめと行動提起

※正式名称・参加費等は23日ごろ確定する予定です。

アクセス http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html
●京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m
●京阪・地下鉄堺筋線「北浜駅」より東へ500m
●地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」より東へ1,200m
●JR東西線「大阪天満宮駅」より南へ850m

主催 大阪法律家7団体
 連動大阪法曹団
 大阪労働者弁護団
 大阪社会文化法律センター
 民主法律協会
 自由法曹団大阪支部
 青年法律化協会大阪支部
 日本労働弁護団大阪支部

問合先 大阪労働者弁護団
 osaka-rouben@nifty.com
 http://homepage2.nifty.com/lala-osaka/
 TEL 06-6364-8620 FAX 06-6364-8621

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残業代を支払わないことは、これまでも当然ありました。
もしこの法案がもう一度形を変えて国会を通過するようなことがあれば、今以上に広範囲にわたって、徹底して残業代がカットされるわけです。
そうして儲かるのは会社だけ。経営陣だけ。従業員はやせ細り、一人に仕事が集中する分パイの奪い合いは激しさを増すということです。


トラックバック用URL:労働日誌~吐息の日々~http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20070117

当ブログ内関連記事

ホワイトカラーエグゼンプションOFF@梅田
http://blog.goo.ne.jp/egrettasacra/e/23056be3ee0a1d1ea53d848b3e36af6a



労働契約法制学習会+飲み会

2006-08-15 23:07:37 | イベント/ミーティング
このブログでも告知した、8/8に開かれた労働契約法制の学習会の報告を。

場所がよく分からず、間違った方向に歩いていったりして、予定よりもやや遅れて到着。会場は85%の椅子がうまっている。
会場についたころ、すでに一人目の報告者の田村さんは役目を終えていた。かわりに二人目の弁護士さんが労働契約法制について法の実務家の立場から説明していた。
労働契約法制は、経営者が今の労基法を無視する形で労働者をこき使える法案だということだ。
詳しいことについては資料を読んだり、人と討論をしたり、今後の報道を見ないと分からない。だけど、労働基準法を形骸化させかねないキケンな法案だということはつかめた。

その後、研究会・職場の人権定例会でも顔を知った人たち数名と飲み会をした。活動家の人たちは、難しい本はあまり読んでいない。だけど、ちゃんと日々の活動のなかから大事なことをおさえ、学んでいる。オーウェルを引用しなくても二重思考について、職場の闘いのなかから理解している。聖書をそらんじなくても、敗北主義のタチの悪さと希望の大切さについてきっちり押さえている。

学校とか、教養とか、教育とかいったものは、ここでは希少価値がない。変にひけらかせばヤボ扱いされそうだ。本は引用しなくも、鋭くて賢くてステキな人たち。面白くていい人たち。こういう人たちとのつきあいを大事にしてゆきたい。

8/8 労働契約法制学習会@京都

2006-07-30 08:30:48 | イベント/ミーティング
最近、思うところがあって再加入した「研究会・職場の人権」MLからの転載です。京都で労働契約法制の学習会が開かれる模様。主催は、京都の地域ユニオンネットワークです。以下、転載。

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ユニオンぼちぼちの中村です。

永嶋靖久弁護士いわく、
共謀罪は200年前のイギリス団結禁止法だそうです。
つまり、労働者が団結する権利を否定している。

それならば、この労働契約法制は、
労働基準法の超切り下げです。
ネオリベラリズムという言葉がはやっていますが、
この法制は、前近代としか言いようがない。

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【京都】労働契約法制学習会

8月8日(火曜日)18時30分~ ひと・まち交流館

講師 井山正和(弁護士)

www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
バス 市バス17,205号系統「河原町正面」下車
電車 京阪電車「五条」下車 徒歩8分
   地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分

主催 ユニオンネットワーク・京都
問合 きょうとユニオン 075-691-6191

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kyotama/
http://rootless.org/botiboti/

労働分野の規制緩和と称し、
労働契約法制の制定に向けた動きが急ピッチで進行しています。
今、審議されている「労働契約法制」は、
労働時間規制の撤廃による8時間労働制の解体、
不当労働解雇であっても金さえ払えば、
労働者を「合法的」に企業から追い出せる解雇の金銭解決、
就業規則さえ変更すれば
労働条件の不利益変更を労働者に強要できる制度の導入等、
どれをとっても労働条件と雇用に重大な影響を与えます。

本年7月、労働政策審議会における「中間報告」、
秋に「最終報告」、来年、通常国会において法案提出
というスケジュールがくまれていました。
6月28日の労働政策審議会で、
「中間報告」に向けた厚生労働省案に対し、
労働側、使用者側、双方が反対し中断となっています。

しかし厚生労働省は、
来年、通常国会における法案提出という方針は変更しておらず、
水面下で労働側、使用者側と交渉を継続しているといわれています。

状況は、予断を許しません。
ユニオンネットワーク・京都としても
二年前から何回も労働局交渉で、
「労組法、労基法の空洞化につながるような
労働契約法制反対」を申し入れ、
春闘時における厚生労働省交渉でも
全国の仲間とともに反対を表明してきました。
7月には労働政策審議会労働条件分科会会長の
西村健一郎京大教授にたいする
二度の申し入れ行動をおこないました。

来年通常国会における法案提出阻止にむけ、
全力で反対の闘いを作り上げていく必要があります。
今秋、引き続き西村教授にたいする申し入れ行動をはじめ、
様々な抗議行動を予定しています。
そのためには、まず学習会です。
急な依頼でしたが、伊山弁護士が快く引き受けてくださいました。
暑い中ですが、多数、お集まりください。

信濃毎日の記事より

2006-05-23 23:45:51 | イベント/ミーティング
↓信濃毎日新聞に長野のプレカリアート・オフの記事が出ています。他の府県でもプレカリアートオフが行われたのはうれしいかぎりです。それに、ユニオンぼちぼちのことが出ているのもいいですね。
http://www8.shinmai.co.jp/job/2006/05/13_001917.html

このなかで気になるのは、熊沢 誠さんのコメントです。
若者が地域に定着しなければいけないとおっしゃっています。

なぜ? もしも保守的な地域にねざせば、デモをやるなんて「アカ」か「キチガイ」扱いです。そして、地域共同体の一員らしく、デモをやる人の悪口を言ったりのけものにしたりしないと、文化不適応になってしまいます。
地域住民のなかにとけこむためには、フリーターたたきやニートたたきに同調する必要もあるでしょう。(残念ながら、それをやっているのが一部の地域ユニオンです。)
逆です。労働組合は地域から浮いているほうがいい。でないと、企業城下町で殿様企業はすき放題やり放題です。その地区の寡占企業や地元ボスにへいこらする労働組合に、わたしたち不安定雇用の者、あるいは地元の下請け・孫受けの会社はムリを言われ、大企業好みのファッションや立ち居振る舞いさえ求められてきた。それを断ち切るためには、地域共同体から離れた組合や、それに類するグループやネットワークが必要ではないでしょうか?

それに、定着って何? いろいろな地域のいろんな会社を渡り歩く人々を、まるで差別するもの言いではありませんか。
牧畜民だからといって、使い捨てられていいわけではないのです。わたし自身も交通調査の仕事で鳥取や名古屋のほうに行ったことがあります。そういったことを「地域に定着していない」を理由に否定されるのはなぜでしょうか?。
ここでの地域って何なのか分かりません。大阪なら大阪地域だけで仕事・生活しないといけないのか? それとも東アジア地域として日本・中国・朝鮮で仕事をしろということなのか? 
これは、そもそもフリータ=ふらふらしている→ロクでもない という根拠なき偏見・感情論でしょう。こういった農耕民族中心主義とは闘っていきたく思っています。遊動生活を送る牧畜民や狩猟採集民にだって悪くない職場で働いたり、失業したら助けてもらったりする権利はあるのだから!

当ブログ関連記事 離合集散、いいじゃない


研究会・「職場の人権」5月定例会のお知らせ

2006-05-07 19:06:18 | イベント/ミーティング
研究会・「職場の人権」5月定例会のお知らせです。この研究会のHPより転載します。http://homepage2.nifty.com/jinken/
ここの研究会の定例会には以前2度おじゃましました。ここは、非正規雇用に差別的ではない研究会です。また、質疑応答(意見やPRもOK)やお茶会も含めて、男女老若が活発に意見を交換するところです。定例会には誰でも参加できます。

ちなみにわたしは、当日、交通費が出る状況で、疲れて寝込んでいなければ行くでしょう。先の予定が立たないのは、非正規雇用のつらいところです。

点線以下、転載。

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■第81回研究会(5月)
『ある私立大学の雇用差別と労働強化
       -使い捨てられる大学教職員-』
 *と き:2006年5月27日(土) 午後1時30分~4時30分(1時開場)
 *ところ :エルおおさか5階 視聴覚室 電話06-6942-0001
         (地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅下車。徒歩5分。駅から西へ約300m)
         エルおおさか(天満橋)  http://mic.e-osaka.ne.jp/l-osaka/access.htm

 *参加費:500円(当会の会員は参加費無料)
 *報告者:
     遠藤 礼子さん(立命館大学非常勤講師
                /ゼネラルユニオン副委員長)
     山原 克二さん(ゼネラルユニオン委員長)
 *コメンテーター:
     脇田 滋さん(龍谷大学法学部教授、労働法・社会保障・有期雇用問題)

 雇用の流動化政策のもと、有期雇用化が止めどなく蔓延し、いまや働く人の3人に1人が有期雇用の働き方です。
 とりわけ、均等待遇等制度の整っていないもとでの有期雇用=非正規職への置き換えは、働く人びとを劣悪な労働条件へと導き、正規職に対しては、使用者側への限りない忠誠心や長時間労働(働きすぎ)が「自発的」に求められています。
 これは、アカデミズム(大学や高等教育)の世界も同様で、いま、非常勤の教員・職員を大量に生み出しています。
 その最先端を突き進んでいるのが関西にあるR大学で、雇用契約年数に上限を定め、3年から5年で、のきなみ解雇を通告するという「使い捨て」雇用をおこなっています。
 恒常的な職務・業務であるにもかかわらず、有期雇用で使い勝手のよい、物が言えぬ状態に働く人びとを追い込むやり方は、はたして、教育や学問にたずさわる資格はあるのでしょうか。
 ついにというべきか、必然的に、このような「不条理」が告発される事態にいたっています。
 5月例会では、今回の告発の当事者であるゼネラルユニオンと、辛酸をなめさせられている多くの非常勤の教員・職員にお話をして頂きます。
 また、フロアからは、正規職にある教職員からの発言も予定しています。
 教育の場における雇用のあり方、大学や学校で働き続けることについて議論します。
 ぜひ、ご参集ください。





プレカリアート・OFFやりました!

2006-05-01 17:37:15 | イベント/ミーティング
街中でプレカリアート! と叫ぶ

去る4/29、1:30より、プレカリアート・オフが大阪・梅田で開かれました。

阪急紀伊国屋のビッグマン前、画用紙に大きくOFFと描いたのを手にワタリは立っていました。非正規雇用等労働組合・ぼちぼちさんからお二人が。研究会・職場の人権や交通調査の仕事で知り合った方お一人が2:00までに到着。

集まった全員で「プレカリアート!」と大声で叫びました。

連休がはじまりお出かけ着で待ち合わせている人々は、すっかり行楽気分でしたが、自律性のある人間は、いい意味で他人のことを気にしません。ここでさる参加者の漏らした「無視されているよ」というセリフは、のちに「日本でもピクニックかデモかを同じ感覚で選べるようになればいい」「音楽やファッションと同じような感じで経済問題についても語れるようになればいい」という発言につながったのです。

ネットで探しておいたドトールコーヒーショップ・阪急かっぱ横町店までてくてく歩く。各自注文した飲み物を口にしつつ、不安定雇用について意見や体験を話し合いました。


対話

段取り不足により、参加者にはご迷惑おかけしました。それでも、互いに仕事や・職・雇用・労働・失業その他について、各人の意見が言える場所を設定できたのはプラスでした。
また、参加者の構成も多彩でした。正規雇用・非正規雇用・学生がそろったのです! フタを明けると、非正規雇用だけではなかったのです。これは主催者側にはうれしい誤算でした。立場を超えた連帯。こうやってたまには待ち合わせてお茶をすすりながら仕事や生活や組合についておしゃべりすることから始まるのです。


もちろん、雑談や漫談ではダメです。真剣さと客観性のある話でなくてはいけません。互いに尊重しあうなかで、言葉が自然発生的に湧き出すのをさまたげるような硬直した教条主義はダメです。上から下へ知識を注ぎ込むような権威主義や、思考停止をうながす一方的な演説や説教であってはなりません。互いの関係のなかで、問題の浮き彫りにすること。自由と自主を重んじること。
今回のオフ会は、そういったすべての要素を満たしてはいませんでした。どうやって組み立てていけばいいのか、これからの課題です。

連絡・連携

たまたま出席した人すべてが「研究会・職場の人権」つながりでした。ひとりは労働争議経験者。ふたりは労働組合のアクティヴィスト。もうひとりは失業フリーターにしてブロガー。ということで、行けなかったイベントや定例会の話題を互いに提供することもできました。「フーン、あそこの定例会はこのあいだ誰がどんな話をしていたのか。」「あれっ、今度定例会に出る予定のこの人たちをご存知なんですか?」「へー、今度大阪・京都でこういう催しもあるんですか」というあんばい。
ひとりですべてのミーティング・イベントにも参加することはできない以上、時折報告会をやるのもいいな、と思います。労働法にせよ、違反への対処法にせよ、他の組合や労働行政がどんなことをやっているかもわかったほうが、個人にとっても組織にとっても役に立つのではないでしょうか。

反省と展望

はげしく反省するところがあります。資金不足にて、予定していたおみやげの資料、用意できませんでした。また、司会役としてあれも質問して答えてもらおうと思っていたことの大半を言い出しかねました。
政治や宗教の話も、つらい立場なら関わるのは仕方がないと思って黙認したのですが、そうすると押しの強い人がひとり演説をしてしまい、他の客観的な話や多彩な体験・意見が出なくなってしまいます。これからは、経済政策に関わること以外の政治、とりわけ政局の話は遠慮するように、決まりを作らないといけません。
こうした会合が、大阪の北だけではなく南でも、三宮でもあればいい。京阪神3つだけではなく、大阪の中でも南大阪とか東大阪といったエリアごとに集まって互いにはげましあったり、知恵を分かちあったり、自分たちの言葉が立ち上がるゆりかごになってほしい。そう思わずにはいられません。


トラックバック用URL  http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20060428
http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20060423/p1
http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20060430/p1













事前告知

2006-04-28 23:11:03 | イベント/ミーティング
明日はいよいよプレカリアートOFFです。

昼の1:30、梅田のビッグマンの前で、画用紙に大きく「OFF」と書いたのを手に持って、お待ちしております。

「プレカリアート!!!」と叫んだあとは、お茶でもしながら仕事や生活について、あなたのお話をきかせてください。プライバシー・企業秘密は守ります。

きっとあなたは一人じゃない。あなた(だけ)が悪いんじゃない。ふだん会社でも街角でも冷たく通りすがる人たちと、リラックスして大事なことを話しましょう。つらいことや悲しみを一人だけで背負わないで。まわりに必ず味方がいます。。グチを言ったり相談したりできる、友達を、学校や会社の手から取り戻しましょう。
学校は社会を分極化する。ならば接着剤でくっつけましょう。なんとか、権利のための絆を作りましょう。

紀伊国屋の奥まったところにNEKOという喫茶店があります。それから、近くにドトールコーヒーショップとかサンマルクカフェもあります。そのうちどこかに入って、お茶でも飲んでお話をしたいのです。

当日、「おみやげ」に資料(労働や失業問題、若者問題にからむもの)を用意します。

いたらないファシリテーターですが、どうぞみなさまのご理解・ご協力をよろしくおねがいします<(_ _)>。




トラックバック用URL
http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/





プレカリアート・オフ!ーー集合95℃ーー

2006-04-22 22:23:47 | イベント/ミーティング
(この記事は転送・転載・プリント・アウトして、多くの方に知らせてください!)

非正規雇用(パート・アルバイト・派遣・業務請負・属託・契約社員・準社員)の人たちを中心にオフやりませんか。ご興味があれば正規雇用その他のお立場の方も結構です。

労働・失業・雇用・職について顔をみながら話してみませんか。

働くって何? 組織って何? あの会社は絶対おかしい、ややこしいこと言ってくる家族とか親類の対策、フランスのデモって……などなど。


くわしくは次のとおり。

2006年4月29日土曜日 1:30pm~4:30pm
場所:紀伊国屋梅田本店
http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/osaka/01.htm

の前にあるビッグマン(どでかいスクリーン)の前。(梅田の待ち合わせのメッカ。)

やること:男性は「プレカリオ」、女性は「プレカリア」、そして最後に全員で「プレカリアート」と大声で叫びます(恥ずかしい人には拒否権アリ。笑)。
これで集合沸騰、とまでいかなくても集合95℃になって、それからお茶でも飲みましょう。いきなり100℃以上だとヤケドするとよくないので。

その後、集まった人数とリクエストを見て、近場にある喫茶店もしくはカラオケまたはファミレスなどに移動します。
当日、話のネタになりそうな新聞・雑誌のコピー、サイトのプリント、おかしなことをしている会社の写真などがあれば、ご持参ください。
梅田は便利なところです。インターネット・カフェで最新の情報のプリントをとってくることもできます。

合言葉:「プレカリアート(不安定階級)」

例:「あなた、プレカリアート?」
「うん、プレカリアートだよ」

こういう答え方でも結構です。
男性:「プレカリオ」
女性:「プレカリア」
中性・両性具有:「プレカリウス」

★宗教・政治団体の勧誘、ならびに物品の販売はお断りしています。特定の信念・信仰をおしつける会ではありません。
★当日話されたプライバシーや企業秘密については、互いに尊重しあってください。


                               文責:ワタリ
        当日のファシリテーターもワタリがやります。(ちょっと緊張)

                  連絡先 ardea_cinerea2002@yahoo.co.jp

(4/15補足)特定の思想のおしつけと誤解されかねない部分があったため、一部削除しました。


TB用URL→http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20060410




OFFについての覚書ーー登校拒否からプレカリアートへ

2006-04-21 19:21:03 | イベント/ミーティング
ある方からプレカリアート・オフ会について問いあわせいただきました。
そのときの返事の一部を紹介します。()内は、ブログ用の補足です。

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拝啓

○○ ○○ 様

お忙しい中、29日のOFF会についてお問い合わせいただき、ありがとうございます。 (中略)

思想も、(なんでも)いいですよ。 宗教・政治(自己開発セミナー・マルチ商法)とは無関係、とひとこと入れてなければ、人が引いてしまいます。

何をもって思想・信仰の「おしつけ」と見るのか。意見を発表するだけでおしつけじゃないか、という議論もあります。それは相手の反応をみながら、相手を傷つける侮辱にならぬようにしてくれればOKです。意見はいろいろある。自分の意見も他人の意見も尊重する、という柔軟性を大切にしたいということです。

万が一話がこじれれば、常識による配慮や話しあいによって解決していただきたいのです。それでダメなら、主催者が仲裁に入ることになるでしょう。もっと厄介な事態になれば、弁護士・警察などにお世話になるかもしれません。そうした事態にいたらないように、参加者各自の自覚・配慮を求めているのです。

こうしたOFFを主催するのは、わたしにとってはじめてです。 どんな方針でやるか、お話させてください。

まず画一的な正しい答えありき、スケジュールありきという官僚化した組合のようにはしません。そういうやり方によって、差別的な侮辱を受け傷つけられた若者や女性もいますので。

当然ながら、他の組織や個人の支援もなく、フランスのような大行動はできません。

まずは顔あわせです。そして、お互いがお互いから学びあうのです。自分たちの仕事、生活、心配事などなど。 すべてを知る権威はプレカリアートOFFにはいません。たとえてみれば、知識のポトラッチ・パーティー です。ポトラッチでひとり一品持ち寄るように、ひとりひとりがパズルのひとかけらを持ち寄る(あの職場めちゃくちゃ。家の圧力がウザイなど。)。 それは分断統治として強いられる自立を、連帯に変えてゆく試み です。

そうやって、視野を広げ、自分たちにとっての課題を見出すのです。 国の大学を出られた国の大学の先生が若者の心を研究する「希望学」はいかがわしい。国の権威は、個人やコミュニティが手にしにくいマクロなデーターを提供すればいいのです。
ファシリテーターはおきますが、彼(女)はすべてを知るものではありません。ファシリテーターの知ることは、参加メンバーの知らないことである。しかしメンバーが知っていて、ファシリテーターの知らないこともある。そういう前提にたって、自分たちのリアリティをいっしょに組み立てていきましょう。

当日、参加者のリクエストなどを聞かないとはっきりわかりませんが、カラオケも会場として考えています。いっしょに遊んで、何が好きかを知らないと、「不安定雇用はこうした状態にある」とプレカリアート内部にも、外部にも情報伝達できないからです。また、労働だけではなく余暇をも尊重したいのです。二宮金次郎風の勤勉主義を問い直す のです。
失業者の権利 として、何もしないでそこにあること を尊重したいのです。

労働への自由、労働からの自由の両方を尊重 するのです。

それは、主に80年代を通じて、自らの登校拒否/不登校を通じて、親の会やフリー・スクール/フリー・スペース/ホーム・スクールのネットワークの人々と共につちかってきた文化遺産でもあります。次の世に、よき文化を残したいと思います。なんでも新しければいいというオリジナル礼賛など相手にしたくありません。

当日、お会いするのを楽しみにしております。

                                                                       敬具

                                                                       ワタリ
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060419-00000219-kyodo-soci

ひきこもり自立支援施設で、事故があった。失業とか半失業のフリーターだって、ニートだとか甘えだとか決めつけられたら、こういう労働下宿みたいな空間に隔離されて、ひどい目にあわされるかもしれない。施設の外の人間は、施設の悪い条件で働く人と比べば恵まれていると言われるだろう。職場で労働条件を悪化され、家では非難・攻撃にみまわれるだろう。

労働と余暇への2つの権利を擁護する。入りたいときに仕事がないことの多い半失業者、不安定雇用者にとって、そしてすべての人の休んだり遊んだりする権利のためにも忘れてはならない論点だ。




研究会・職場の人権4月定例会

2006-04-17 17:33:20 | イベント/ミーティング
4月15日、研究会・職場の人権職場の人権の定例会が開かれました。

報告者は労働行政の橋本芳明さん。http://homepage2.nifty.com/jinken/news/yokoku.htm
コメンテーターは労働組合の小川亮さん。

大阪府の労働行政の担当者を招いてのお話でした。
労働行政の方は、実際の大阪の労働行政について、具体的に報告していました。
会社で起こったいじめその他のトラブル、それをどのように行政の立場からアドヴァイスしたか。行政はどのように会社や労働者に関わったらいいのか。職員にも広まるメンタルヘルスの問題。グローバリゼーション・構造改革の影響。などなどお話は多岐にわたる充実したものでした。
ちょうど会場になっていたエルおおさかも民間管理に移されようとしていること、同じビルに入っているジョブプラザの職員も非正規雇用が大半であることも指摘されました。当の労働行政そのものが行革のなか食傷されていて、自分たちのクビを守ることも大変だということです。
<2006/4/22付記>大阪府のジョブカフェは、リクルートなど民間のスタッフが有期雇用で入っています。民間のノウハウを利用して必死に若い世代の職探しをして、やっと世紀雇用が3%、非正規雇用が97%と、正規雇用を増やすことができたそうです。<2006/4/22付記>

休憩時間にはお菓子も出るなどくつろいだ雰囲気の中、会場は40名あまりの老若男女が入り交ざり、時間ギリギリまで質問が出されていました。さまざまな角度からよせられる質問に、橋本さんはていねいに答えていました。

その後、喫茶店で交流会が。
禁煙席と喫煙席に座りわけ。禁煙席に座ってみたら、正規雇用・非正規雇用入り混じりでした。みなさん紳士・淑女で、非正規雇用をバカにする発言はゼロ。自分が「少なくとも一万社以上を面接のためにまわり、80社以上で働いた。いまは、疲れてあまり面接には行っていない。ほとんど家にいる。ニートっていうのは問題がありすぎるから、隠居しているようなもの」といっても「フーン、そう」という感じの反応がかえってくるだけ。
数名で、労働や職、若い世代や非正規雇用の生活のむつかしさについて情報・意見交換ができました。
オフ会のことを話すと、非正規雇用だけではなく正規雇用の方も関心を示す人がいました。









3/18 本田 由紀さん@大阪

2006-03-19 23:31:25 | イベント/ミーティング
3/18 大阪・ドーンセンターにて。職場の人権研究会主催、本田 由紀さん(ブログ:「もじれの日々http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/」)の報告(コメンテーターは熊沢誠)がおこなわれました。

会場は満杯で、約120名が集まりました。本田さんのお話に会場は聞き入り、質問・意見も多数だされました。
さすが、ニートやフリーターなどを小ばかにするような雰囲気はありませんでした。わたしが脱学校・不登校をやっているといったときにも野次や怒声などありませんでした。こうのそんさんのおっしゃるとおり、低学歴・低「学力」でも追い出される環境ではないようです。

最後の飲み会に移動する途中、胃薬を買うためにコンビニに立ち寄ったときにふと意識が遠くなり、なんとか店の外に出たときにはグループから遭難。近所の居酒屋をさがしたもののわからず途方にくれて帰宅することに。せっかく本田さん、みなさんとお話するいい機会だったのに、無念。

それでも、ブログでつながっている人たちとリアル世界でお会いできたのはうれしかった! 
久々に不登校の親の会のXさんともお会いするし。(次の日電話で「津登校拒否って言うな!」ってタイトルで本書きません? と言ってみると、ゲラゲラと笑われてしまった。(Xさん、コレ、本気だよ。)

久々に充実した、楽しい集まりでした。また行きたいなあ。
会員になったり、運営委員会に入るには先立つものが不足している(~_~)。けれど、半年に一度くらいだけでも定例会に顔を出したいと思うものです。


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http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20060320

反革命ばんざい!

2005-10-20 20:17:43 | イベント/ミーティング
 革命の大嫌いなわたしにとって、うれしい集会のお知らせがあった。

↓ 心の東京「反革命」のお知らせ
http://www.iya-ten.net/pinch/

フランス俗語でconは「ばか、まぬけ」の意味があるとか。ネオコンなら、「新しいバカ」の意味になる。

 ネオコン勢力は、革命や(構造)改革を掛け声に、格差の拡大を図ったり、経営者好みの古い価値観を新しい包み紙でおおって提出してきた。郵政の民営化、青少年排斥運動のごとき排外主義の雰囲気づくり、障害者自立法案という形の障害者切捨て法案もそうだった。
 その「心の革命」に反対する勢力がいるとは、頼もしいことだ。

 実は、その昔、革命を叫ぶ若者隔離・収容団体に間違って接触してしまい、気色の悪い嫌がらせに恐怖をおぼえたことがあった。
 東京と大阪にそれぞれ本部のあるその団体は、朝日新聞に、フリーターの労働組合を作るという集会の記事として載っていた。興味をもって連絡をしてみた。電話や送っていただいた資料に目を通すかぎり、その団体は、革命とセクトをめざしていた。そのために、フリーターを働けない精神の病気、あるいはそれに類するものとして分類していた。フリーターとニートとオタクと引きこもりをすべてごっちゃまぜにしたような「いまどきの若者」を救済するために、ある種の出家のようなことをしなければならないようだった。
 そこの方針では、今やっているアルバイト、職探し、資格取得や専門学校に通うこと、文章を書いたり楽器を弾いたりすること、近所の老人ホームのバザーのボランティアに行くこと、教育や平和のNGOの会合に出席すること、はては親同伴ではなく一人で旅行をしたり外を散歩したりすることなどすべてが「病状」として医療的に認識されていた。
そのほか、専業主婦が引きこもりとかフリーターとかを作るという説も会報に掲載されていた。HPを見ると、アトピー治療が引きこもり「治療」につながるのなら、ステロイドを第一選択としてもいい、と医師でも薬剤師でもない人間の書いた記事があった。ステロイドは副作用の強い薬で、わたしは以前服用して内臓が溶けそうな苦しみを味わった。その後、ステロイドをほんの少ししか用いず、普段は非ステロイドや抗アレルギー剤とか抗ヒスタミン剤などを使ってかゆみを抑える医者をさがしあてて、今ではほとんどステロイドは使っていない。(1)
 手紙のやりとりをした相手によると、それらの行為は、そう報告することも含めて「拒絶的な態度が強すぎる」「攻撃性が強すぎる」「敵意・悪意があってやっていること」らしい。そのほか、「わたしたちの活動に対する中傷」との文言さえあった。よく考えて、何かひっかかる。何のことはない、反省なき進歩主義、医療や科学への思考停止の崇拝にすぎない。
 ややこしいことに、その団体は、表面では脱学校とか脱病院を唱えていた。しかし、その団体の勉強会に呼ばれる講師を調べてみると、かつてデータ偽造の疑いが浮上したり、人をだまして強制入院をさせたり、いたずらに社会不安をあおったことで混乱を招いたと批判されている人だった。あるいは、その人の弟子で、同じようにデータ偽造の疑いを持たれ、特定の集団に対する差別的偏見を宣伝していることで有名な別の医師だった。前者は児童青年精神科医やフリースクーラーらから、後者は、同業の児童青年精神科医からジャーナリスト、社会学者、自助グループのリーダーらから批判されている。
 そこのリーダーは、若者は「革命」・「セクト」を唱えさえすれば、いいなりになると信じて疑わない様子だった。
 たまたまわたしは昔登校拒否をしていた。なので、その間、自由な読書の経験があった。反進歩主義、反ユートピアなどの情報にアクセスしていた。本、脱原発運動によるシンポジウムによって技術文明への批判を吸収していたのだ。
 なので、その革命セクトの人に、こういう内容の手紙を送った。反革命宣言である。
 
「革命はイヤだ。あなたが革命を唱えるかぎり、信用はできない。自分は歴史や伝統のいい面は残すべきだと考えている。わたしの出身は、田舎の保守のコミュニティだ。『アカなら死のほうがマシ』だと思ってもいる。あなたの組織がわたしを愛さなくても、わたしを愛してくれる人はいくらでもいる。あなたの団体の寮に入らなくてもいい。だいたい、バイトしないと生活できないのだし、琴と三味線は日本とアジアの伝統として守るべきだと思う。これは、たとえ金にならなくてもやるものだと師匠から学んでいる。革命は人を殺す。セクトは殺人を犯す。フランス革命は、ギロチンと暗殺と毒殺とはてしない派閥抗争を生んだ。ロシア革命については、たとえばドストエフスキーを見よ。わたしは学校教育を受けていないので、安直なフランス革命賛美論者ではない。革命懐疑論者なのだ。だいたい、フランス革命がなければ人を閉じ込める会社も学校も病院もなかったのではないか。」

 その後、当時一日5~7件ほどの面接にまわっていたわたしに対して、何度か会報や手紙が郵送された。
 「悪意・敵意が強すぎる。、攻撃性が強く、拒絶的な態度が強すぎる。文章読解力が低すぎ、誤解をしてばかりいる。勇気を出してお母さんと一緒に外に出ろ」といった内容の文書だった。ちなみに、わたしは一人暮らしである。
 それは、彼自身の欠点を他人に投影しているとしか思えなかった。7~8回ほど、やめてくれと電話したり、ファックスしたりした。けれど、やめなかった。そのつど、似たような情報が送信される。それも、ほとんど毎日のように。しつこすぎる。ストーカーみたいで気持ちが悪い。
 知り合いの警察官や弁護士に相談する、これからは内容証明郵便で連絡を頼むと伝えた。さらに、以前、講演会でお名刺いただいた労働経済ジャーナリストがいる、その人にもこのことを伝えるとも言っておいた。そうしたら、さすがに自分のしていることの危なさに感づいたのか、それ以上のいやがらせ情報送付はやんだ。

 この手の、フリーターを、大学生の不登校(何ソレ)を、病気でも障害でも犯罪でもない引きこもりの人々を予防拘禁したい人たちによるファシズム革命を、許してはならない。こういう人たちが、経済的な問題、あるいは政治や軍事の問題をすべて個人の心の問題とか自己責任にしているのだから。合理的・科学的なみせかけのもと、因果関係も時系列も無視した自己責任をおしつけ、本道の自由主義に反する福祉の切捨てを礼賛するのもこの勢力だ。
 
 フリーターの一人として、市場原理主義革命派が選挙で圧勝したあとの、反革命のイベントに敬意を表したい。自由と民主のために。

関連サイトリンク
http://blog.goo.ne.jp/search/search.php?status=select&tg=all&st=time&dc=10&dp=all&da=all&ts=all&MT=%C8%BF%B3%D7%CC%BF

(トラックバック用URL)http://kiyotani.at.webry.info/200510/article_37.html


(10月30日、記事を一部訂正しました。趣旨に変わりはありません。)

<11/3付記>

(1)近藤 誠 清水 とよ子 「医療ミスーー被害者から学ぶ解決策」
講談社 2003:20-28 に、ステロイド過剰投与によって股間接の軟骨が溶けてなくなってしまった医療過誤の例が出ています。それほどステロイドは危険性の高い薬だということです。<11/3付記>
 
 
 
 



精神的自由を考えるシンポジウム

2004-12-27 18:20:47 | イベント/ミーティング
 みなさん、家のPCが再び動くようになりました。家でブログできるのは便利でいいです。
 

 さて、AML(Alternative Mailing LIst)より転載です。来年、関東で日弁連が精神的自由を考ええるためのシンポジウムを開きます。
 フリーターをはじめ、労働者やを失業者たちが、例えば「自己愛」といった精神分析のキーワードによって擬似病人化されている現状は、過去のエントリー「プライドか階層脱落か」「コミュニケーションという魔物」でも取り上げました。
 ところが、うつの話をとりあげたためか、「心」を主題としたコメント・TBがいくつかつけられました。当然、消しました。このブログのポリシーは、社会問題を心理問題に変換することに反対しているからです。中途半端に社会に言及するものも消しました。社会に問題がある知っていながら、偽善的にも最終的には心の、道徳の問題にすりかえるからです。
 例えば、子どもや失業者や障害者の権利の問題を、親の理解の問題にすりかえる。
 あるいは、会社に問題があるなら働かない! と個人的に宣言するが、労働環境を改善するべく組合に入ろう、とかロクでもない会社に抗議のメールを送ろう、といった提案はありません。問題を解決する気はなく、ただ何にでも反発しているだけなんです。そのブログの著者が放送大学で学んでいるのは心理学であって、政策ではないのです。自分がやめた職場で他の人ーたいていは字分よりも親が貧しかったり、外国人だったり、ジェンダーや学歴身分が下であろう人ーーたちが、こき使われて過労死したり、燃え尽きたり、労災があってももみ消されたり、理不尽なリストラにあえいでいる、そのことへの憤りはない。他人への人権意識や思いやりや気配りは何も書かれていない以上、そう判断せざるをえません。もちろん、経営者を批判することもありません。たいへん、冷酷です。
 また、社会はよい状態にあると信じさせようとするコメントにも困りました。たとえ違法であっても○■業界なら大丈夫。学歴やジェンダーなど関連なく出世も可能などとする広告コメントです。どこの学校や会社なら大丈夫、リストラも倒産もないし、年齢や性や履歴ブランクによる不利もない。そんな話を真に受けて、いい学校や会社や業界に入ったとしても、リストラや倒産、減給や労働環境の悪化などか自由なわけではありません。そのうえ、プライドがあるから就職できないと指導する。何を読んでいるのか。議論をする場所であるブログで理屈をこねるななどと主張しても、それも理屈のうち。人をイライラさせるのが目的だったのでしょうか?

 これは別のエントリで詳しく書こうと思っていますが、経営者にとってまことに都合のよい論理を唱える斎藤環という御用精神科医がいます。オリジナリティもユニークネスもない、彼の亜流のようなTBやコメントにはうんざりです。
 例えば、あるサイトでは、このブログが紹介されていました。医者のカルテの作り方を真似たかのように、いわゆる症状っぽい行動が強調されて晒されていました。あまりの失礼な侮辱的な書き方に驚きました。また、斉藤環の受け売りでしょう、「このブログは自分にとっていい出会いだった」などと書いてあるのです。このサイトは出会い系サイトではないにもかかわらずです。常識も日常生活感覚もかなぐりすてて、観念的なだけの他人の言説をよく理解しないまま真似るとこういったおかしなことが起こるんです。わたしにとっては多重の意味で迷惑なのに、自分さえよければ他はどうでもいい、という自己中心・自己満足型の記事です。
 こういった、安直に・浅はかに心を主題にした話に乗っている人たちは、こういった集会に行って心の自由について考えるべきだと考えています。

 また、「フリーターや失業の問題が個人の心や道徳の問題だなんて怪しいなあ」と考えていらっしゃる方がたにとっては、ご自分の心の自由を守るための理論武装をするためおよびネットワークづくりのためにきっとためになるイベントでしょう。

 心の統制派と心の自由派両方に向けて、点線以下の転載情報をフリーターのブログに投稿します。

なお、心の教育のさかんな京都市で起こった、河合隼雄とその弟子の様子についてはhttp://blog.goo.ne.jp/egrettagarzetta/e/50f88a0a6dd752577ef6344c13d22e50
京都市子どもパトナにおける拉致・監禁事件

学校や会社といった中間団体がいかに心の自由を奪い、人を壊してゆくかについては
http://web.archive.org/web/20011123102035/park.itc.u-tokyo.ac.jp/kiss-sr/~naito/newpage7.htm
内藤朝雄のHP

を参照。

前置きが長くなりました。が、職場での心の自由はフリーターにとって、いやすべての働く人たちにとって重要な問題なので。周辺のリンクも貼りました。また、フリーター問題を「心」を中心とした問題にすりかえようとする勢力へのおおざっぱな批判を試みました。
それでは、点線以下、コピペ。
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日弁連が下記のようなシンポジウムをするそうです。

―――――――――――――――――――――――――

精神的自由を考えるシンポジウムについて(ご案内)
 日頃より当連合会の諸活動にご理解とご協力をいただき
、誠にありがとうございます。
 さて、この度当連合会では、昨今の精神的自由をめぐる様
々な問題や、教育基本法及び憲法「改正」問題の議論が盛ん
に行われる状況を検証し、憲法が保障する精神的自由の意
義を再確認する必要から、下記のとおり精神的自由(思想、
良心の自由、表現の自由他)に関するシンポジウムを企画い
たしました。
 つきましては、別添のとおり、案内チラシをお送りいたします
ので、是非ご参加を賜りますようご案内申し上げます。


1 日時:2005年2月15日(火)午後6時30分~9時00分
                   (6時開場)
2 場所:弁護士会館2階講堂クレオ
     東京都千代田区霞ヶ関1-1-3
     最寄り駅:地下鉄「霞ヶ関」駅B1-b出口
     (参加費無料・事前申込不要)
3 シンポジウムの内容
  総合司会:田中早苗弁護士
(1) 問題提起(樋口陽一早稲田大学法学部教授)(予定)
(2) 「茶色の朝」の朗読(俳優葛西和雄さん)
(3) パネルディスカッション
・ 吉岡 忍氏(作家)
・ 魚住 昭氏(作家)
・ 高橋哲哉氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)
・ コーディネーター 小池振一郎弁護士
(4)まとめ(佐々木健次人権擁護委員会委員長)
4 本件に関する連絡先
  日本弁護士連合会事務局 人権第一課
  (担当 紺谷(こんたに))
  〒100-0013 東京都千代田区霞ヶ関1-1-3
  TEL 03-3580-9505 FAX 03-3580-2866
E-mail kontaniy@nichibenren.or.jp
5 [主催]日本弁護士連合会
      関東弁護士会連合会
      東京弁護士会
      第一東京弁護士会
      第二東京弁護士会

コピペここまで。