フリーターが語る渡り奉公人事情

ターミネイターにならないために--フリーターの本当の姿を知ってください!

お断り

2008-02-11 06:52:04 | その他
すみません。誤って、下書きを公表してしまいました。
以前こちらにあった長いメモは、もう少しねかしてから明らかにする予定です。

読者のみなさんも、寒い季節、お体には気をつけてください。

撤退のお知らせ

2008-01-30 16:55:56 | その他
みなさん、お知らせです。

赤木智弘さんの言論をめぐる「希望は戦争?ブログ ~丸山真男をひっぱたきたい Returns~http://d.hatena.ne.jp/t-akagi/」のオーサー陣から撤退することにしました。

理由は、いろいろあるのですが、まあ一口で言えば、ハイパーメリトクラシーへの抵抗をするために、そのコミュニティにわたしがいることが不適切になったためです。
そのブログを作るグループの連絡用のmixiのコミュで、管理人からわたしへの中傷がありました。抗議はしたものの、管理人側からは誠実な応答は得られませんでした。わたしが「ひとり」だというだけ、あるいは主語を示さない日本語(←両方とも何が悪いの?)を使用したことにより、それはまともな意見ではないと管理人は言っています。
共同体から離れて都市で家や職のないものを、「」身分に組み入れていた江戸期の下層民政策を髣髴とさせる管理人の言説には悪い意味で驚きました。従順に管理人に従う優等生のような参加者。そこに女性憎悪も絡み、精神的にちょっと参ってしまいました。
管理人の交代についての話し合いをきっかけに始まった議論を、管理人は日本語改造論に持っていくなど、不必要な話題の転換によって、自分の正統性や自信のなさを覆い隠そうとしていました。
彼はまた、わたしが中卒であることで、「勉強している質が大卒とは違う」と主張しています。実は、そこの管理人も中卒とカムアウトしているのです。彼は、自分だけは努力している「道徳的によい中卒」であり、エリートの資質がある、しかしその他は努力していない「道徳的に悪い中卒」だ。それに次の管理人に立候補する資格などないと主張しているのです。彼を除けば中卒だとカムアウトしているのはわたし一人でしたから、「ワタリは孤立しているぞ!!(だから悪いんだ。いくらやっつけてもいいんだ。)」とする、コミュ世論にむけたいじめのためのアナウンスでもあります。
新自由主義のプロパガンダに弱い管理人とその追従者らは、エリート主義を掲げ、エリート以外は公共の場であるこのコミュにはふさわしくないといいました。
彼の言うエリートというのは、旧華族でも六本木ヒルズ族でもなく、ある元公立大学の準教授で東大名誉教授の女婿でもある男性を崇拝する儀式に、そのコミュの中で参加することです。
その男とは、イリイチの脱学校化論から「社会の分極化」という概念を抜いた人畜無害化をしたうえで、大手メディアで「豊かな社会のまったり革命」を広告していた人物でもあります。
わたしは、自らの体験と読書による独学によって、その名誉教授の女婿の権威を崇拝する儀式を拒否しました。
すると、人身攻撃がはじまったのです。なおわたしのほかにも、2人のメンバーが管理人からの攻撃を受け、議論がケンカというよりもいじめに近いものとなり、脱退しています。

それから、別のタイミングのことですが、そこに参加していたある編集者が、旧日本軍でもあるまいに「空気の読めないやつはこのコミュにはいらない」とする発言をしていました。いくら流行語とはいえ、その編集者の見識のなさにはあきれてしまったのです。

そうそう。もうひとつ、公共論について。
管理人は、おそらく彼が意図的にひきいれたコミュの新規メンバーにも分かるように意見を言え、ここは公共の場なんだからと言い張ります。
しかし、彼は何百回言っても、自分と少しでも言葉たがえるものにはすぐさまキレたりスネたりゴネたり…を繰り返します。
彼が私的に気に食わないもの、賛成できないもの、即座に共感できないものならすべて反公共であったり、彼自身の表現によれば「デンパ」なのです。
デムパ扱いというのは、高度成長期に「生産阻害因子」とされた精神障害者を、次々と地域社会から新設精神病院へ移していった歴史を復古させようとするものです。
炭鉱産業から石油産業への転換期、九州や北海道という炭鉱地帯から太平洋ベルトの石油産業地帯に労働力を動員させる政策がありました。そのとき、地域がかかえていた各種の障害者が、労働力移動の邪魔になったのです。なので、にわかに病院を建て、普通の病院と比べて医師は1/3、看護士は1/2でもいいということにして、閉じ込め作戦が展開されました。都市部では、ホームレスや浮浪者のなかに精神病患者がいるということで、浮浪者狩りのようなことも行なわれました。作業療法が実質強制労働だった病院もあります。(精神科医は病院というもうひとつのドヤ街/遊郭街に人をいざなう手配師となったのです。)
もちろんその中には、炭鉱労働のために一酸化酸素中毒になり、そこから精神疾患だと診断された人達も含まれます。
仮にも労働問題を扱う集団ブログの管理人が、このように産業発展や病院制度のために個人を犠牲にすることをいざなうことを言うのを見て、大変驚きました。
また異なる意見の持ち主や「積極性がない」ときめつけた人物に、精神障害者差別用語を用いて誹謗することは、コミュの生産性のために人権をふみにじっていることになります。
私企業のわがままを、会社だけで形成されているわけではない「公共の場」において主張することは、それこそおかしいことです。
公共の場には、私企業の求める人材もいれば、そうではないタイプの人物もいます。
公園にホームレスが寝起きすることは、公共の場の不正使用だ。なぜならば散歩の邪魔だからだ。とする、散歩という私的目的による公共の場からのホームレス排除とよく似た論理を管理人から聞かされ、本当に吐きそうになってしまいました。
さらに、管理人は、自分の問題発言をごまかそうとするかのように、わたしの発言の一部を議論の文脈から切り取って引用して、問題発言であるかのように装いました。現代思想用語を必要も無く引用するある種の教養主義を「グロテスク」と言ったり、自分だけががんばっているが、他のコミュ参加者はがんばっていないとするエリート主義に「反吐が出る」と言ったことが、批判ではなく中傷になるか、卑猥語か、古すぎて今では用いられない表現であるか、人権上問題のある発言であるかのように騒ぎ立てたのです。


赤木智弘支持をわたしは撤回するつもりはありません。
ただ、あのブログを作るコミュは、わたしにはあわなかったということです。
中卒だから、女性だから、「積極性」「ネットワーク力」がないからといって人を叩くコミュにはこれ以上いられません。
結局彼らは、経営者の奴隷が欲しいだけなのでしょう。
まあ経営者からすれば、失業だか半失業で、労働問題の取材だのブログだのなんだのをやっているほうが、仕事への「積極性がない」ということになるのかもしれませんが。
これ以上、ハイパ-メリトクラシーに無批判な集団ブログに参加することはやめにします。
そのサイトのリンク、それにわたしに対して「ネットワーク力が低い」と優越感のために人を出汁にするカキコをしたあるライターのブログもブックマークから消しておきました。

あしからずご了承のほどを。m(__)m






周囲もそれを放置し、一部の参加者は、管理人のやっている問題行為をわたしのせいにした、いわば偽装苦情ともいうべきものをmixiのメッセージにしてわたしに送りました。
別の参加者は、彼の方がわたしよりもネットワーク力がもっと高い、と自らのポスト近代化能力の高さを誇る文書を、諸事情によりネットワークを奪われたわたしの日記のコメント欄につけました。

トラックバック用url:http://d.hatena.ne.jp/t-akagi/20080121/1200850355




告知:少し休みます

2007-11-27 00:41:56 | その他
気管支炎がなかなか治りません。
しばらく回復するまでの間、このブログはお休みにします。
主な活動は、mixiならびに赤木智弘応援ブログのほうで。
こちらでもときどき短い連絡記事やコメントは入れるでしょう。

雑記

2007-10-24 21:33:41 | その他
最近、また調子が悪くて、更新もとどこおりがちです。
それでもまあ、労働組合の街頭活動を2つ取材しました。ただし、そのときのストレスまたはむなしさもかなりのものでした。
頭いたくなっちゃって、今はちょっとうpできません。
外資系ハゲタカファンドが、京都のある会社をのっとって従業員を解雇しているという話は、今の時代の象徴みたいな話なので、なんとか書きたいと思っています。(mixiの日記で書くと、幾人かのマイミクから「胃が痛むんならやめとけ」と心配されてしまった。だけどまあ、ハゲタカファンドにも腹が立つし、また組合批判も織り交ぜて書きたい。)

反貧困の話がどうして納得できないかというと、それが自分たちの自律性を壊す形の援助とか開発になると、かえって物質精神両面ともに貧しさがはげしく固定化されないかという不安。
それに、「緑の革命」のときみたいに、国際的な専門家が「これで豊かになれるよ」とすすめる農薬や化学肥料などを買っても、結局豊かにならないどころかかえって借金がかさむという方向に誘導されることを警戒するからです。
特に教育・訓練を通じて、いつまでたっても職につけないのに、社会から切り離される期間がますます長くならないか。
そこが気がかりなんです。

あと、「考えるための書評集」のうえしんさんの記事フリーター怠け言説が覆い隠してきたものにあるような観点からの心配もあります。
うえしんさんはリンク先の記事のなかで、若者全体を社会からリストラしながら、怠けているとあんなふうに下層になってしまうぞ、と圧力をかけるためにフリーター=悲惨のイメージが流布されていやいないかと問いかけます。
反貧困運動というのも、「ほうっておいたら社会全体がフリーターみたいにかわいそうになるぞ」と勤労者に脅しをかけるためにやっているんじゃないかとの疑いをわたしは持っています。
そこでは、「怠ける権利(マルクスの女婿・ポール・ラファルグ)」をはじめとする生存権はきびしく監視され、今以上に取り締まられることになるでしょう。
たとえ物質的に貧困であっても精神的には貧困ではない場合もある。たとえ旧華族や旧財閥の家柄の出であっても、精神的に貧しい人間も存在する。
まあ、両方ともに豊かであればそれにこしたことはないのですが、貧しい者を悪者扱いしたり、差別的に安易に同情したり、世界の生活文化の多様性を無視して人を救済しようとしたりするような横暴には、抗議していきたいと思っています。
たとえ乞食になったとしても、山の植物の利用法を知っていれば、生き延びられる。これを日本では里山伏などがが継承していたのに、明治以降の近代化政策のもと、途絶えてしまいました。
服部志保さんによると、アフリカの狩猟採集民ピグミー・バカは、森の植物をよく知っており、ひとりひとりが自分にあった薬草を知っているそうです。
こうした「遅れた」「貧しい」知恵を、全部否定したうえで人々に捨てさせ、画一的な学校教育で近代ヨーロッパの豊かさを教え込んだり、反貧困運動によってフリーターの「貧困な」文化・慣習が撲滅の対象となったりする可能性には注意しなければならないと思う者です。

日雇い派遣の職場の、ホワイトカラーみたいに細かな礼儀や言葉遣いにこだわらないのびやかさ、縦よりも横の関係、競争よりも協力優先の姿勢、そしてブログや紙のメディアやストリートでのレイブによる抵抗の文化、それらを「貧困」の名のもと、撲滅させてはなりません。
それを矯正するためのドミナントな専門家による教育や治療を許してはいけません。

あのばかばかしい進歩的文化人が何を言おうとも、自分の働いてきた・生きてきた文化を否定できないし、サラリーマンにしかなれないような新兵養成訓練も、人文教養も、人には断る権利があるのです。
知識豊かな優等生は、自己責任論と結びつく知的好奇心なんかよりも、生きているうちに米を食べたいという人の感情について学ぶべきです。





我ある、ゆえに我思う

2007-08-09 00:06:49 | その他
中世の教父のひとり、アウグスティヌスは言った。「我ある、ゆえに我思う」と。 デカルトはその逆を言った。 通時的ではなく共時的に、そこにあることの権利の主張は生まれている。

生活を圧迫する教育費

2007-08-08 23:58:35 | その他
「授業料、待ってください。」 大学出ていないのは服を着ていないも同じとする社会常識。失業産業とも言われる専門学校。教育しないと人間にはなれないという学校教育依存社会。青少年の学校への社会的隔離はいつ終わる?

〈2008.8.11文章を一部訂正しました。大意に変わりありません。〉

三つめ

2007-07-12 22:49:35 | その他
知識つめこみ式で、対話のないシンポのやり方に、ついてゆけない。なので、他の何人かと同じく、途中で抜けることにした。ビルの周囲にいるホームレスに話をうかがうことにした。必死に雑誌を読む人。パンの耳のつまった袋を空けてほおばる人。歩道橋で大きな荷物をかかえてうずくまる人。大きな穴の空いたシャツを着て、缶ビールを手にしている酔っ払い。歩道橋の野宿者とはかなり長く話ができた。彼の絵は独特の味わいがある水彩がだった。絵を買うために再会を約束して、別れた。(この話は、後でPCで書き直します。)

つづき

2007-07-12 22:37:19 | その他
また、ビッグイッシューの人の、ダンスをするホームレスは自意識がないという話に、どこかうそっぽさと残酷さを感じた。会場には、まじめなホワイトカラー系の人たちが大半。アジア系の服のわたしは浮いている。 大学院生の欧米を崇拝する儀礼のような話にはウンザリ。

パネリストに失望、絵描きに希望

2007-07-12 22:32:06 | その他
雨宮かりんさんが大阪にやってくるというので、大阪市大の梅田サテライトに行ってきた。大阪第2ビルディングの6階という、便利なところだ。 雨宮さんのお話は興味ぶかい。雨宮さんの紹介された東京のプレカリアート運動の映像作品もユニークで、会場の笑いをとっていた。かたや、大学院関係者の話は面白くない。

おわび+近況報告

2007-07-12 15:29:49 | その他
このところ更新が遅れてしまい、申し訳ありません。
最近、新たにコンピューターの専門学校の夜間コースに通い始めました。
実は15歳のころからずっとこういうところに通いたかったのですが、事情があってできず、今やっとやっているわけです。諸条件が整ったので。

そこでは、だいたい30歳前後の人たちが生徒さんとして通っていらっしゃいます。話をうかがうに、正社員・アルバイトを問わず、企業(と学校)には泣かされているようです。

おまけに、今かたづけられない部屋から引っ越しを検討していまして。
前よりはマシになったものの、あいかわらず片付けができないのです。
思い切って、引っ越しをして、いらないものはみんな捨てるとかしないと、コンピューターを置くための机も購入できません。
いいかげん壊れたエアコンも直すか、買い換えるかしたいし。今は暑い日の昼間は近所の公共施設で涼み、朝と夜しか家にはいません。(今日は涼しいのです。)ただ、公共施設もお盆はお休みでしょう。それまでになんとかしないと。

専門学校に通うための交通費もいるので、あまりこまめにネットカフェも使えません。修理に出した家のPCはまだ返ってきません。それで、新しいPCを買ったら、vistaってウワサ以上に重い! これはメモリー増設したほうがいいのか、xpに戻したほうがいいのか…。
専門学校の講師からは、少し高くてもいいPCを買ったほうがいいと助言されているのですが、予算を考えると…。

それでもなんとか問題をクリアして、スムーズに記事をあげられる状態をつくりたいと思っています。


今後の予定記事

2007-07-01 22:40:35 | その他
みなさん、お久しぶりです。
やっと自宅PCがネット接続できるようになりました。(それにしてもVISTAって重い…)
胃痛も重なり、遅れおくれではありますが、更新を再開します。

今後の記事の予定は次のとおり。ただし、変更もありえます。

○図書館で借りた本のメモ

○貧困に反対、という排除運動
銭湯が憎いのか/金持ちの潔癖主義/上からの同情運動/金持ち中心主義の拡張運動

○思考停止会・職場の特権
若い世代を育てる気ゼロ/閉じ込めてつぶすことを「社会参加」/「自分づくり」のチュチェ思想/有名な先生と本を買えない院生/新しい説ではなく翻訳ばかり/ニート利権とのつながり


○進歩主義の傲慢
「組合員」の粘着/話題逸らし/根拠のない押し付け/上から導く思いあがり/主観的には善意・客観的には悪/間違った使命感ーーまるで洗脳カルト