ちょっと前に「新芽らしきものが出てきた。これまでと手ごたえが違う!」と
書いたのですが、結局 挿し木後 2週間ちょっとで、新芽のあざやかな緑から、くすんだ
灰色に変わってしまった。
これで、24戦全敗である。
ただ、良く判らないのが、
・これから 時間が経てば発根して来るのか?
・もう発根の可能性は無いのか?
である。
つまり、葉の無い(光合成の無い)状態で、発根出来るの?と云うことである。
となたか教えて下さい! 経験者の方!
書いたのですが、結局 挿し木後 2週間ちょっとで、新芽のあざやかな緑から、くすんだ
灰色に変わってしまった。
これで、24戦全敗である。
ただ、良く判らないのが、
・これから 時間が経てば発根して来るのか?
・もう発根の可能性は無いのか?
である。
つまり、葉の無い(光合成の無い)状態で、発根出来るの?と云うことである。
となたか教えて下さい! 経験者の方!
挿し木の葉がしおれそうになったり、褐変してきたら、挿し木を抜いて、切り口を切り直し、水に浸して、発根促進剤をつけ、もう一度挿しましょう。 というご意見が多かったです。でも、この場合、発芽率はかなり低いようですが。
挿し木をしますと、生存維持のためのエネルギーの消耗がはじまり、また、発根や萌芽などの成長の養分も必要となります。それらすべてが穂木(挿した枝)に蓄えられている養分に依存しています。つまり、穂木の中に含まれている養分の多少は、挿し木の発芽率に大きな影響を及ぼします。
挿し木の穂木は、親木の年齢が若いほどよく、しかも親木の幹から発生した枝や、剪定後に発生した枝が発根率が高いそうです。
また、挿し木は、養分や水分の補給がないにもかかわらず、通常のように葉の蒸散や新芽の成長を行いますので、芽の活性が高い部位があると、芽が出て、葉が成長して蓄積エネルギーを使い果たします。そこで、このような芽の生長を盛んに行わないような枝を選択する必要があります。
挿し木が成功!と思ったのは、本当は良くない状態だったのですね。
それでは、発根とは、どのような現象なのでしょう。
挿し木の枝の切断面では、切断された細胞が、癒傷ホルモンのオーキシンを分泌します。それに、茎の上部からの生長ホルモンが加わって、カルスという癒傷組織を形成します。
カルスは形成層や師部から発達し、カルス内の木部維管束が分化して、茎の木部維管束と連結します。それと同時に、根原基(根)の分化が始まります。根原基の分化は生長ホルモンのオーキシンによって促進されます。
発芽促進剤ルートンには、オーキシンの一種
ナフタレン酢酸アミドが入っています。
カキの挿し木の発根がむずかしい理由に、オーキシンの活性が低いこと、乾燥に弱いこと、発根阻害物質が体内に含まれることなどが挙げられます。
挿し木を成功させるために、
直射日光には当てないようにします。
気温を低く保ちます。(発根能力は25℃まで。逆に、病原菌は高温で繁殖。)
風を当てないようにします。
湿度を保ちます。
十分な水やりをします。(やりすぎないように。発根には酸素が必要。)
3週間は様子を見ましょう。カキの発根は発根率が低く、しかも他の樹木よりも時間がかかります。
8月に入りますと、植物の自発休眠が始まり、挿し木がむずかしい時期になります。もう一度チャレンジされるなら、お早めに!
一言一言が身にしみます。
今から、もう一度 挑戦してみます。
ひらめいたのですが、ことによったら、暗い涼しい場所に置いて、芽の成長
・葉の成長を抑えた方が、発根の為に良いのかもしれません!