津山機関庫の実測調査がスタートします

津山町並保存研究会(代表:井上博允氏)では近代建築の遺産を「まちの記憶」として記録してゆく活動を行っています。
1989年には旧梶村邸(城東むかし町屋)の現況調査を実施。
2002年から2003年には中島病院記念館の実測調査、作図を実施。
2003年から2005年には森本慶三記念館(旧津山基督教図書館)の実測調査、作図を実施。
2005年5月には森本慶三記念館の1Fにおいて実測調査図200枚、図面集の発表会を実施しました。

そして、11月13日から津山機関庫と転車台の実測調査、作図をスタートすることになりました。

津山機関庫は、山陽新聞社発行の「津山百景」にも選定されている全国的にも数少ない現役の機関庫と転車台であり、その歴史、威容は「津山のまちの歴史」としても非常に貴重な近代化遺産です。日本で1台しか製造されなかったディーゼル機関車DE50-1も保管されています。
また、JRの鉄道遺産としても機関庫は貴重なものとなってきており、九州で唯一残っている豊後森機関庫では保存委員会により保存活動が行われています。

実測調査・実測図の作成は非常に時間のかかる大変な作業ですが、スタッフとして参加しますので経過は順次報告してゆきます。(松田)
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