7月の記録的猛暑の原因は、大気の上層と下層の両方で、日本列島に高温をもたらす条件が重なったため。もう一つ、猛暑の一因となったのが、フィリピン沖からの気流で、これが大気上層の偏西風を北に押し上げ、大陸のチベット高気圧が張り出しやすくなると共に、大気下層の太平洋高気圧の勢力も強めた。その結果、2個の高気圧が重なって列島を覆う形となり、晴天が増えた。(参考:読売新聞)
7月23日 猛暑で都内初の40℃超え 。
日本列島は、高気圧に覆われ、東京都青梅市で午後0時49分に40.3℃を記録。都内で40℃を観測したのは初めて。
午前中から35℃を超える猛暑日となり、気象庁は39都道府県に「高温注意報」を発表し、冷房の使用などを呼び掛けている。
7月23日 埼玉県熊谷で、観測史上国内最高41.1℃を記録。
8月2日 東日本の7月の平均気温は、平年を2.8℃上回り、1946年の統計開始最も高い記録となった。
8月3日 名古屋で、観測開始以来初の、40.3℃を記録。
8月5日 西日本から東日本で、今季最多となる全国253地点で、35℃以上の猛暑日を記録。
8月7日 消防庁は、「7月中に熱中症で救急搬送された人は、統計を取り始めて以降最多と発表」。
7月中に救急搬送された人は、全国で5万2819人で、死者は124人に上り、統計を取り始めた2008年7月以降、ともに月間で最多となった。
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