ECOファームやまぎし★☆ブルーベリーとやさいの農園日記

癒しの森の長野県信濃町、黒姫山の麓でエコな農業を目指してブルーベリーとやさいを作っている家族と仲間の話です。

春の嵐と日本経済

2009-02-21 07:40:02 | 農園日記
きのう新潟へ出張。帰りは大荒れの天気で吹雪の中を車で
帰ってきた。直江津から妙高高原、信濃町としばらく暖か
い日が続き雪がほとんどなかったのが、久しぶりに真冬の
景色になっていた。今朝は長野市内でも積雪があり少し
つぼみが大きくなった梅もすっかり凍えていた。



この春の嵐とともに今日本には不景気の嵐が吹き荒れている。
それもいつ通り過ぎるかも、どこまでひどくなるのかもよくわから
ない。減産のため毎週金曜日は休みとかはふつうで、4月末まで
一時帰休の会社もあるという。さらには事業縮小や工場閉鎖の
ニュースも連日ように流れる。「3月を何とか乗り切れば、5月
頃には少し上向くのでは」というのが今の皆の一縷の希望だろう。

なんとか希望の持てる経済状況となってほしいが、なかなか
出口は見つからない。100年に一回の経済恐慌の引き合いと
して大正恐慌とそこから脱出した当時の財務大臣の高橋是清や
アメリカのルーズベルト大統領の手腕に学べという人がいる。
確かに参考にはなるが同じ手法で経済がよみがえるだろうか?
高橋是清は政府の紙幣を発行し(急遽であったため片面白紙)
銀行に大量に積み上げ多くの預金者を安心させ銀行の取り付け
騒ぎを解消した。これにより不況脱出につながったとされる。
そこで最近日銀の紙幣とは別に政府紙幣を発行し景気回復を
はかろうという話がたびたび出る。しかし、いまはインター
ネット社会た。株も証券も為替も世界中が瞬時に取引をして
いる中で政府発行の紙幣は役に立つのだろうか?
金融不安を和らげるというためには限定的でむしろインフレ
につながるのではないかと思う。
 この機会に日本の将来についてしっかり考えてみたい。