旅行、飲食、草花、イベント、乗り物、出来事など。

日々の生活の中から様々な物を写真付きで。

★セブ島の旅・其の15★ホテルに咲いていたヘリコニア・ロストラタ

2013年04月26日 | ★旅行★外国
ヘリコニア・ロストラタとは

一般名:ヘリコニア・ロストラタ
学名:Heliconia rostrata
別名:ハンギング・ヘリコニア、ロブスタークロー、ヘリコニア、ロストラタ、ロストラータ
科属名:バショウ科ヘリコニア属
原産地:ペルー~アルゼンチンなどの熱帯アメリカ

ヘリコニアの花は、誰でも一度見れば忘れられないくらい、個性的な形をしています。熱帯アメリカや、南国の太平洋諸島などに、様々な種類が分布しています。亦、幾つもの品種が作られており、「庭公園の植栽」や、室内を飾る「切り花」として、南国の生活に欠かせない存在と云えます。 (^-^)

 この美しい花、実は「苞」(ほう)と云ってガクが変化したもので、本来の花は、此の苞に覆われた中に隠れています。まるで、「オウム」の嘴みたいな姿をしていますが、外国の人たちは 「釣り下がったロブスターのはさみ」、と云う面白い名前を付けています。

 こんな形をしているんだから、いったいどんな生き物が受粉するのかな?と思えますよね。ヘリコニアは、鳥によって受粉する「鳥媒花」です。中でも、「コウモリ」や「ハチドリ」の仲間と、非常に密接な繋がりがあります。

 中には、特定の種類の「ハチドリ」にだけ、「花の蜜」が吸えるような「特殊な構造」になって、「花粉媒介者」を限定しているものもあります。其の為、もし片方の生き物が絶えれば、両方とも此の世から絶滅する...と云う「危うい関係のもの」もあるんです。