今日も楽しく ほのぼの酒ライフ

今日は酒日和
どの街のどこで呑もうか
めっきり東の方では飲めなくなったので、タイトル変更(旧 東西下町酒場御酒飲帳)

秋葉原【赤津加】

2013-10-30 00:00:00 | 千代田区(東京都)
台風が接近してまして、
キツくならないうちに帰らねば!
でも、せっかく出掛けてるんだから、どこぞでいっぱいやらなければ帰るに帰れません!絶対飲むぞ!(笑)

雨の日の今日は秋葉原に来ています。
ここから北に「御徒町・上野」、
南に「神田」、
さて、どちらに参りますか?、

雨がなんとなく激しくなって来たような気がします、早く決めないと。
それとも帰った方がいいかも?
それかここ秋葉原で。

う~ん、秋葉原でねぇ?

と、ピンと来たのがここ!
行ってみよ♪

秋葉原のようなとこに酔き酒場なんかもう絶滅してないでしょ。
あっても近所の常連さんの隠れ家的溜まり場で一見さんは居心地良くないだろうな。
なんて勝手に思ってて、ここは敬遠してました。

しかし、まったくの真逆の結果に驚き!
なんで、今まで来なかったんでしょう。
重要文化財的酔き古典酒場でした♪

ちょっと誉めすぎ感ありますが、
それだけね、
私には、思ってたイメージといっぱいやった後とではギャップがあったんですよ。

はい、前書きが長うございました。秋葉原【赤津加】


JR総武線の高架をくぐり、北側のガード下に沿いながら進みます。この辺は、突っ立ってる呼び込みのメイドさんが多いですよね。雨の日でも頑張ってますよ。
私は歳を取りすぎたのかあまり声を掛けられません。さすがに台風接近の雨の日は、人通りも少ないですね。
こんな電飾華やかな通りに老舗酒場があるのですが、お店に着くとまだ看板が付いてません。お店前のメイドさんに聞くと(冗談です♪)17時からと言うことなので、仕方がないそこらを少し回って来ましょう。

靴を濡らしながらぐるっと回ってお店の前へ。
少し待ち、店員さんが引き戸を開け暖簾を掛けるやいなや、入れてもらいました。一番乗りですね。赤津加は昭和29年創業の老舗正統酒場。
古典酒場でもあります。

コの字のカウンターにテーブル席、小上がり。
2階には大きな座敷もあるそうです。

カウンターの角地に着席したとたん、一人入店。
その後に男女の一組が入店し、私を入れて4人でスタートという感じになりました。

先ずは、生ビールを頼みました。お通しは、ひじき。久しぶりに食べたような気がします、美味しい♪

さあ、肴を注文する前にメニューを拝見します。
この人数ですから早めに注文しなきゃってことはないでしょう。
ビールを飲みながら今日の献立を考えます。楽しい時間ですね♪入店する前にスマホで調べた前情報では「もつ煮込み」が酔いそうで♪
ここのは鶏のもつ煮込みとのことです。
これは頼みましょう。
その前に本日のおすすめから「たこぶつ」を頂きました。色が新鮮さを語っていますね。
たこぶつは好きです。
タウリン豊富で肝臓に酔い飲兵衛のための肴(笑)

お酒を熱燗で注文しました。
菊正宗。
神戸の灘に酒蔵があります。
灘の男酒。熱燗はコの字の中にいる女将が湯煎でつけてくれます。
そして一杯目は女将がお酌してくれます。
感動もんですよね♪

「鶏もつ煮込み」です。小さな土鍋で出てきました。
これで最初から煮込むんですかね、少し時間が掛かりました。
いろんな部位と豆腐とネギ。
味噌仕立てですが鶏肉なのであっさりした感じです。
小さな鶏鍋みたいで酔いですね♪
熱燗が美味しい♪しかし、秋葉原のど真ん中にこんな酒場があるなんて!
外の喧騒に染色されてない別の空間がここにありました。
素晴らしい♪ごちそうさまでした。

今度は、お酒をじっくりゆっくり味わいに来よう♪


浅草【葵丸進】

2013-10-26 00:00:00 | 台東区(東京都)
何日か前に書いた記事は、
なんと!980円で食べれる江戸前天丼でした。

今日は、
私が食べた天丼の中で一番値段が高かった江戸前天丼の話。浅草【葵丸進】


浅草のメイン通り雷門通りにお店はあります。
外から見ても立派な店構えですよね。

昭和21年創業(1946年)。
今年で67年経ちます。
これでも充分なんですが、
他のお店同様もっと古く江戸明治の頃からやってるのかと思ってました。
浅草天丼の古いお店と比べれば新参かも知れません。

ただ、天丼の値段の高さはトップレベル!特上天丼 2680円!
わお♪

いや、よ~くメニューを見てみると一番裾の天丼は1680円でした。
これだと浅草天丼通常価格ですが、写真を見るとなんかボリュームにかけるんですよね。

ここで、普通の天丼1680円と特上天丼2680円の天ぷらネタのを見てみましょう。



「天丼1680円」
海老2尾 ・ 旬魚 ・ いか ・ 青味 ・ そしてお新香

「特上天丼2680円」
才巻海老2尾 ・ 穴子 ・ 旬魚 ・ 青味 ・ そしてお新香



比較すると、
「海老」の代わりに「才巻海老」。
「いか」の代わりに「穴子」。
、の差があります。

ふむ、こうなると、1000円高くなるんですね。
穴子がポイント高いのかな。
ところで、才巻海老とはなんじゃらほい?
調べると、車海老の小さい型を才巻海老というそうです。


あと、メニューの特上天丼の枠で囲まれた欄にはこう書かれます。

「伝統の天丼 、
ネタにこだわった昔ながらの味とボリューム、
葵丸進名物【浅草天丼】」

さあ、ここまで読んだらもう食べるしかありません!
注文はもちろん特上天丼♪お味は、もちろん特上旨い!♪
穴子はやっぱり旨かった!
いや~旨い!旨い!♪
やはり、天丼に外れなし!
980円も2680円も、どちらも旨い!
いや~高いなあ~、
980円でいいじゃん、
と後々思わせない旨さがあるので、
やはり天丼は酔いですね♪

お財布を見てお酒は控えましたけど(笑)


ごちそうさまでした。

御徒町【築地 鉢巻太助】

2013-10-24 00:00:00 | 台東区(東京都)
あの小僧寿しが「立ち食い寿司界」に参戦です。御徒町【築地 鉢巻太助】


春の頃です。
上野で軽く飲んだあとガード下界隈を散歩してましたら何やら新しいお店が出来てます。
寿司屋のようですね。
看板に「立ち食い」と書いてます。

へぇ~、向かいは立ち食いの「まぐろ人」だからこれで両面立ち食い寿司屋になりました♪
ただし、まぐろ人と違ってお客さんがゼロ。
ん~、大丈夫かな?
前を素通りして軽く一周回ってきましたが、まだゼロ。
まあ、話のネタに入ってみるかと入店です。

出来立てだから綺麗なお店ですね。
カウンターに陣取り生ビールを注文。
寿司を注文しようとしたら、
「本日は私が握らせていただきます」
とお名前を自己紹介されました。
お店も綺麗ですが、接客も気持ちいいですね。「まぐろ三種盛り」お、なかなかイケます、旨い!♪

握り手さんとの話の中で、ここの母体が「小僧寿司」とのこと。
懐かしいなあ。
子供の頃、近所に持ち帰りの小僧寿司が出来ましてよく買ってもらいました。

あの頃の小僧寿司。
シャリは機械握り、
ネタの薄さはシャリが見えるほど。
でも、美味しかった思い出でいっぱいです♪
そういう思い出のある小僧寿司にまた会えましたね。

今回の小僧寿司は、
「プチ贅沢に浸れる立ち食い寿司」
をコンセプトに、
「築地 鉢巻太助」の1号店を御徒町にオープンしたそうです。
回転寿司より本格で、高級寿司屋よりお安く、といったとこですかね。美味しい肴にはやはり日本酒です。

小僧寿司のあのお辞儀しているキャラクター。
彼は「鉢巻太助」という名で、彼の名がそのまま店名になったんですね。
なんか幼い頃に出会った小僧が、御徒町で自分の名を付けた寿司屋を出して頑張ってるって思うとほっとけない(笑)旨いね~♪、一貫食べちゃったけど、え~…、これ何だっけ?
もう薄っぺらくない、ちゃんとした旨い寿司です♪

御徒町駅周辺は、多くの寿司店が立ち並ぶ激戦区!
頑張れ太助♪

ごちそうさまでした。江戸の浮世絵師歌川広重の「名所江戸百景」に描かれてる「月の松」
酔い酒場に酔い景色♪

神戸元町【元祖豚饅頭 老祥記】

2013-10-23 00:00:00 | 神戸
あぁ、美味しかったなぁ♪

森井本店でいっぱいやった後です。
もう少し神戸を散策し、酔き酒場を見つけたいものです。
前もって調べたお店や、目にはいる独特な雰囲気を放つお店をチェックしつつ歩きます。

三宮駅から一駅西の元町駅まで来ましたね。
ガード下のお店を見ながら歩くと、案外近いんです。
ここで、ふと食べたくなったんですよね。
進路を南に取り、南京町を目指します。
近いのですぐそこです♪

食べたくなったのはここの肉まん、 いや豚まん。神戸元町南京町【老祥記】


神戸人ならこのお店の名は知ってるぐらい有名なお店。
飲み屋じゃないですよ。
大正4年創業(1915年)の神戸南京町にある豚饅頭屋です。

ここもよく行列を作りますが、すぐ買えるときもあります。
今日、この時間は並んではいませんね。

入店して注文しますが、95%はお持ち帰りのお客さん。
店内にも簡単なテーブル席はありますが、中で食べて行く人は稀です。
私は豚饅頭でいっぱいやろうと思い入店したのですが、どうやらアルコールはないみたいですよ!
うお~ん、残念です。

豚饅頭は3個から。
もちろん出来立てです♪
飲み物はウーロン茶を出してくれました。これが「老祥記」の豚饅頭です。
コンビニでも売っている一般のサイズではなく、小籠包みたいに小さいんです。

噛むと小籠包ほどではないですが、肉汁がジュワーっと♪どうです?♪
美味しそうでしょう♪
美味しいんです、はい♪

豚饅頭の餡は「豚バラ肉のミンチ」と「におい消しのネギを醤油で味付けしたもの」で出来ています。
けっこう濃厚な餡です。
また、皮は老祥記秘伝の皮。
薄っぺらい味じゃない重厚な味 …
表現が難しいですね。
その、餡と皮の合わさった老祥記の豚饅頭。
他では食べれません。
いや、食べたことないです。
そしてここのが一番好きです♪謝謝♪

ごちそうさまでした。横浜より、神戸の方がこじんまりしてて私は好きだなあ~。

神戸三宮【金盃 森井本店】

2013-10-22 00:00:00 | 神戸
わたしの実家は兵庫県の西宮市。
自分で言うのもなんですが、山あり川あり海もあり。
ほどよい都会でもあり、里山で遊ぶこともでき。
大阪や神戸などの大都市にも電車で30分もかかりません。
大阪にも、神戸にも、飲みに行ける、
ほんまええとこです♪(笑)

以前、帰省の際に寄る大阪キタの酔き酒場をご紹介しましたが、
今回は神戸の酔き酒場をご紹介いたしましょう♪
…、と言っても酒場巡りを覚えたのは東京下町に出てきてから。
大阪や神戸の酔き酒場は、もともと全然知りません。
そんな中、いろいろ調べていて最初に行ってみたいなと思ったのがこの酒場です。神戸三宮【金盃 森井本店】


JRと並走する阪急三宮駅を降りて、北側のガード沿いを元町方面へ少し歩いたところにあります。
大正7年創業(1918年)ではありますが、阪神大震災で建て直しをされているようです。

しかしね、雰囲気は残ってます♪
どうです?
いい感じでしょ♪白い暖簾の真ん中には、神戸灘の酒造メーカー「金盃」の文字。
その右側には「良心的な大衆酒場」と書かれてます。
良心的 … 、?
どういう意味なんでしょうか、でもなんか酔い感じですね。

L字のカウンターに着席し、ビールを注文します。「キリンラガー中瓶」です。
お通しは「ゴーヤの和え物」
醤油皿が写っているのは「生ずし」を頼んだからです。

「生ずし」
東京ではこの言い方はしませんね。
「生ずし」は「きずし」と読みます。
生魚を酢〆したものを言います。
なので「鯖の生ずし」は東京で
言う「しめさば」になります。
、ですがほとんど酒場では鯖しか使わないので「生ずし」=「しめさば」と思ってもらっても大丈夫です。

と言っておきながら、ここ森井本店では「鯛の生ずし」もあるんです。
関西でも珍しいと思います。
その鯛の生ずじと鯖の生ずしのセットをビールと一緒に注文。
そして到着しました。「生ずし盛り合わせ」鯖のは、ギンギンに〆てるものではなくマイルド。
鯛のは、酢〆して逆に鯛の甘味が引き立ちなんか珍味のよう♪

、と来れば、
ここでお酒をいただきましょう♪
銘柄はもちろん「金盃」旨い酒肴と来れば、やっぱり日本酒です♪

店内には「金盃」と掘られた大きな扁額が飾られてます。昔、自社のお酒だけをお店に置いてもらうため酒造メーカーが店名入りなどの扁額をお店に贈っていたそうです。
なので、森井本店は金盃の宣伝酒場でもあるんですね。

関西酒場ならどこでもある「どて焼き」いや、「どて煮込み」っぽいな?
まあ、旨いです。

今日はこれでおしまい。
来れて良かったです、森井本店。
関西にもあるんだなあ♪
酔い酒場♪
いろいろ探さないと行けませんね。

ごちそうさまでした。こう言う酔い通りもいっぱいありそうです。
わくわくしますね♪