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【イー・モバイル】「ありえない」だらけの音声通話サービス

2008年02月25日 23時54分55秒 | ケータイ
 イー・モバイルの電話サービスは、月額基本料が無料の従量制電話サービス。通話料は、携帯電話やPHS、固定電話(IP電話含む)への通話が30秒18.9円、ショートメッセージサービス(SMS)の利用は1通あたり2.1円かかる。

 イー・モバイル同士の通話が定額となるオプションサービス「定額パック24」も用意され、月額980円で提供される。イー・モバイル同士は24時間定額となり、SMSも定額利用が可能。

 また、「定額パック24」では、他社の携帯電話やPHSからの通話料が30秒9.45円、固定電話(IP電話含む)からの通話料が30秒5.25円にそれぞれ減額される。ただし、通話が定額となるのはイー・モバイルの通信網内のみで、NTTドコモ網を利用する国内ローミング時は別途通話および通信料がかかる。

(中略)

 以上がイー・モバイルの電話サービスとなるが、同社ではサービスの中心をデータ通信としており、電話サービスだけを単体契約することはできない。

 毎月のデータ通信料金は、ベーシックプランの場合に月額2,000円~5,980円となる。イー・モバイルでは、2年契約を条件に毎月1,000円引き(合計24,000円引き)を行なう「新にねん」を提供する。2年契約をすると毎月のデータ通信料は、月額1,000円~4,980円となる。パケット通信料は1パケット0.042円となり、1,000円分(23,825パケット)の無料通信分が含まれる。「新にねん」に加入していて契約を解除した場合は利用月に応じて契約解除料がかかる。

(中略)

 さらに、データ通信カードやシャープ製の「EM・ONE α」向けに提供されているデータ通信プランを契約している場合、電話サービスのデータ通信料はさらに1,000円割引される。「ケータイプランデータセット」と呼ばれるこのプランは、個人ユーザーの同一名義での契約に限って適用される。「データプラン」「ギガデータプラン」「ライトデータプラン」「スーパーライトデータプラン」の各データ通信プランの利用料は別途かかる。

 上記は既存ユーザー向けの施策となる。既存のデータ通信ユーザーが音声サービスに契約変更することはできない。既存ユーザーが音声を利用する場合、「ケータイプランデータセット」を利用するか、既存のデータプランの契約を解除して音声サービスを利用することになる。その場合、データプランの解除料がかかる。


イー・モバイル、音声通話サービスを3月28日開始

 イー・モバイルの音声通話サービスは「ありえないサービス」という宣伝文句だが、ソフトバンクの「予想外」の真似という印象しかしない。

 しかも、この「ありえない」は良い意味ではなくて、悪い意味での「ありえない」ばかりが目立ってしまう。

 記念すべきサービスのスタート時点で端末ラインナップが東芝製とHTC製のたったの2機種という点が一つ目の「ありえない!」だ。こんな貧弱なラインナップではイー・モバイルのやる気に疑問を感じてしまう。これなら、はるかにウィルコムのラインナップの方が端末の選択肢が多くて、充実してるように見えてくる。(もちろん、それでもDoCoMo、au、ソフトバンクに比べれば見劣りするのだが)

 二つ目の「ありえない!」は、電話サービスでありながらデータ通信が必須で、電話サービスの単独契約ができない点だ。これではいくら基本料無料などと言っても、データ通信の月額料金が発生してしまうわけで、通話の待ち受け中心の使い方には、まったく向かないと言える。
 また、データ通信が必須というなら、ウィルコムのようにその料金に「EMnet」料金くらいは含めていいのではないだろうか?さらに315円も取るなんて「ありえない!」。こんな悪い点で先発の携帯電話会社を真似してもしょうがないだろう。

 三つ目の「ありえない!」は、イー・モバイル同士の通話が定額となるオプションサービス「定額パック24」だ。これには「通話が定額となるのはイー・モバイルの通信網内のみで、NTTドコモ網を利用する国内ローミング時は別途通話および通信料がかかる」という制約があるため、イー・モバイル同士通話定額だとばかり思っていたら、DoCoMoローミングでジャンジャン課金されていた・・・というケースが多くなりそうだ。
 ユーザーからはわかりにくいだけに、非常に怖い落とし穴だ。せめてソフトバンクのように、イー・モバイル通信網内とDoCoMoローミング時では、発信時の音を区別するなどの必要がありそうだ。

 相手の少ないイー・モバイルの「定額パック24」を使うくらいなら、ソフトバンクの「ホワイトプラン」かウィルコムの「ウィルコム定額」の方がはるかに使えると思う。

 四つ目の「ありえない!」は、「既存のデータ通信ユーザーが音声サービスに契約変更することはできない。既存ユーザーが音声を利用する場合、「ケータイプランデータセット」を利用するか、既存のデータプランの契約を解除して音声サービスを利用することになる。その場合、データプランの解除料がかかる」という点だ。

 契約変更できないだけでも不便なのだから、せめてこの場合のデータプランの解除料だけは免除できていいような気がする。

 五つ目の「ありえない!」は、他社のように家族割引が存在しない点だ。

 「定額パック24」を生かすためには、まずは通話ユーザーを増やす必要があるが、そのための囲い込みの意味でも家族割引を強化して、まずは家族で複数回線契約してもらう必要がある。

 家族割引をないがしろにしていると、ウィルコムの二の舞になるのは明白のような気がする。

 これらの「ありえない!」を考慮すると、とてもではないが、誰にも薦められないサービス内容だ。

 ただし、EM・ONEやデータ通信カードなどの既存ユーザーが「ケータイプランデータセット」で電話サービスのデータ通信料を千円割引できる場合のみ、ちょっとお得感がある程度だろう。

 対応端末が店頭でいくらで販売されるのかにもよるので、しばらくして激安にでもならない限りは、とても手を出せる内容ではない。

 あれほど価格破壊を意識させるようなコメントをしていたのに、サービスがスタートしてみると、この程度の内容では「ありえない!」ほどの失望感ばかりが第一印象となってしまった。

【12月の携帯・PHS契約数】ソフトバンクが8ヶ月連続首位

2008年01月10日 16時52分27秒 | ケータイ
 電気通信事業者協会(TCA)は、2007年12月末時点の携帯電話・PHSの契約数を公表した。携帯電話全体の累計契約数が大台を突破し、1億52万4,700契約となった。

 12月の携帯電話の純増数は、21万800人のソフトバンクモバイルがトップ。次いでKDDIが13万8,600人を記録し、内訳はau単体で17万8,400人の純増、ツーカーが3万9,800人の純減となった。NTTドコモは12万1,500人の純増となっている。

(中略)

 インターネットサービスは、Yahoo!ケータイが13万6,600人、EZwebが10万7,800人、iモードが5万6,300人の純増となっている。

 PHSの契約数を見ると、ウィルコムが1万6,100人の純増と、久々にプラスに転じた。2008年1月7日にサービスが終了したドコモのPHSは12月は9万6,500人の純減を記録している。

(中略)

 このほか、MNPを利用した契約数についても各社が明らかにしている。転入と転出を差し引いた各社の結果は、ソフトバンクは4万800件のプラス。KDDIは2万700件のプラスとなり、内訳はauが2万2,700件のプラスで、転出のみのツーカーが2,000件のマイナスとなった。ドコモは6万1,500件のマイナスとなった。


12月の携帯・PHS契約数、携帯契約数が1億人を突破

 12月の純増数はソフトバンクが21万強で首位を独走、KDDI(au、ツーカー)が14万弱、DoCoMoが12万強と2位争いが激しくなってきた。

 ソフトバンクの独走が続くのは必ずしも喜ばしいことではないので、個人的にはDoCoMoがauを抜いて、首位のソフトバンクを脅かして欲しいと期待していた。しかし、DoCoMoはauを抜く事もできず、相変わらずの3位だった。

 905iが絶好調という話なので、DoCoMoの反撃に大いに期待していたのだが、MNPが6万強のマイナスとなっているのが原因のようだ。11月は6万弱のマイナスだったので、いまだにMNPによる流出は食い止められていないのがハッキリしている。

 905iの新規や機種変更は品切れになるほど好調でも、905i以外の機種のユーザーの方がはるかに多い。現時点では905iユーザーのみしか基本料の安い「バリューコース」が選択できないために、それが不満な既存ユーザーがMNPで他社に流出しているようだ。

 DoCoMoとしては、905iへの機種変更という方法で既存ユーザーの引き留めを狙ったが、ハイエンド機を必要としないユーザーもいるため、さらなる引き留め策を考える必要がありそうだ。まずは705iシリーズの投入により、ハイエンド機以外のユーザーも「バリューコース」を選択できるようになるので、これでどの程度MNPの流出が減るのかが注目される。
 しかし、これでも古い機種を長く使って、しばらくは機種変更しないユーザーが「バリューコース」を選択できないままなので、何かしらの方法を考える必要がありそうだ。

 ソフトバンクは9ヶ月連続首位となり、ますます慢心してきて、改悪の限りを尽くしている。今月15日からは「新スーパーボーナス」の最大の特典だった「パケットし放題」最大2ヶ月無料がなくなるなど、ハッキリと目に見える改悪をする。
 このところ、「新スーパーボーナス一括」セールも値上がり傾向にあるし、徐々にソフトバンクのお買い得感が低くなっているのがとても気になる。
 このままソフトバンクの独走が続くと、下手をするとそのうちに「ホワイトプラン」の新規受付終了などという大改悪が始まらないかと心配でならない。

 純減の続いていたウィルコムはキャンペーンで新規と機種変更手数料無料やアドエスを実質無料に値下げ販売する事により、辛うじて純減を免れたが、それでも1万6千程度の純増が限界だった。
 ウィルコムは同じキャンペーンを1ヶ月期間延長したが、アドエスを欲しがるユーザー層は限られているので、いつまでその効果があるのか疑問だ。
 新料金プランや家族割引の強化などが用意できるまで、このキャンペーンがいつまで純増効果を保てるかがポイントとなりそうだ。
 DoCoMoのPHSユーザーが10万弱も減っているが、そのほとんどが携帯電話に流れてしまっているのも誤算なのかもしれない。もっとDoCoMoのPHSユーザーを惹き付けるキャンペーンをしていれば、今頃は純減の恐怖に怯える事も無く、悠々と純増を続けていられたのかもしれない。これは一年前に「ウィルコム定額」絶好調時の油断だったのかもしれない。

【イー・モバイル】紹介キャンペーン開始

2007年12月26日 22時34分32秒 | ケータイ
 イー・モバイルのサイトを見て、紹介キャンペーンが始まっているのを知った。

イー・モバイルご紹介キャンペーン

 キャンペーン期間(2007年12月21日~2008年1月31日)に紹介者から渡しされたクーポン券を持ってイー・モバイル取扱店またはオンラインストア、お電話にて新規加入すると、2008年3月以降にキャンペーン事務局より郵便為替等(5千円分)が郵送されるらしい。

 ソフトバンクやウィルコムなどが紹介キャンペーンをしているので、イー・モバイルも対抗して始めたようだ。

 それにしても、21日からキャンペーンが始まっているようだが、店頭には何も貼り出されていなかったし、どこのニュースサイトにも載っていないような気がする。せっかくキャンペーンを始めたのに、告知を徹底しないというのはおかしい気がする。

 店頭では注文の際に店員にクーポン券を渡すようにという事だが、後からではやはり遅いのだろうか?その場合は電話での申し込みでもOKなのだろうか?

【EM-ONE】初代が3連休特価で9980円!

2007年12月23日 23時41分54秒 | ケータイ
 先月中旬にEM-ONE初代が19800円に値下がりして、いよいよ在庫処分が始まったか、と思った。

dynaboys BLOG 【EM-ONE】初代が在庫処分で19800円!

 しかし、なんだかんだと毎週末19800円の在庫処分は続いていて、まだまだ在庫はありそうだな・・・ひょっとしてさらに値下げがあるのか?と思っていた。

 そして、ついにこの3連休特価ということで、新宿のヨドバシカメラ、ビックカメラ、さくらやでは9980円で販売されていた。

 ついにワンセグ内蔵のWindowsMobile端末が1万円を切った!これはある意味かなりのインパクトがある。(ただし、2年プラン契約時)

 もともと通信速度はウィルコムよりも速いし、さらにデータライトプランならイーアクセスの10MbpsのADSLもセットで、月額3480円というのもウィルコムよりも安い。

 アドエスの実質無料+新規手数料無料にかなり心が揺れ動いていたが、このEM-ONEの方がさらに魅力的だ。

 ウィルコムのアドエスの値下げに刺激されて、EM-ONEを対抗値下げしたのがミエミエだ。こういう競争は大歓迎だ。

 一応この価格は明日までらしいが、在庫があれば年末にもやりそうな気がする。しかし、さすがにそろそろ在庫がなくなっても不思議はないので、EM-ONEが欲しい人はそろそろ買っても損はしないのではないだろうか?

【次世代高速無線】KDDIとウィルコムに免許交付へ

2007年12月21日 12時51分01秒 | ケータイ
 周波数2.5ギガヘルツ帯の次世代高速無線通信をめぐり、総務省は21日午前、KDDIなど6社が出資する「ワイヤレスブロードバンド企画」と、PHS事業者のウィルコムに免許を与えるよう電波監理審議会(総務相の諮問機関)に諮問した。電監審は同日中にこの2社への免許交付を答申する。両社は平成21年2~4月ごろから試験サービスを始め、同年夏以降に商用サービスを提供する方針だ。

 同帯域の免許をめぐっては、2社に加え、アッカ・ネットワークスとNTTドコモなどが出資する「アッカ・ワイヤレス」、ソフトバンクとイー・アクセスなどが出資する「オープンワイヤレスネットワーク」の計4陣営が免許を申請。総務省は、事業の展開計画や技術力など、多岐にわたる項目を比較審査した結果、KDDI陣営とウィルコムの2社が、技術力やサービスエリア展開の早さなどで優れていると判断した。

(中略)

 両社はともに月4000円程度の定額制サービスを検討中。通信エリアは、24年度末に人口カバー率90%超に達するとしている。

 今回、免許を与えられなかった2陣営は、ともにWiMAX方式で免許を申請していた。今後はKDDI陣営に回線を借りてサービスを始める選択肢もある。


次世代高速無線 KDDIとウィルコムに免許交付へ - ITmedia D モバイル

 先日の日経のスクープ通り、次世代高速無線通信はウィルコムとKDDIに免許が交付されることとなった。

 現在苦戦を強いられているウィルコムからすれば、次世代PHSで巻き返しをはかるしか生き残りの方法がないだけに、どうしても欲しかったところだ。これで関係者は一安心しているところだろう。
 料金、データ通信速度、エリア、端末ラインナップ的にどのように展開するのかが気になるところだ。

 こうなると、落選したDoCoMoとソフトバンクが今後どのような対策をとるのかも、とても気になる。特にソフトバンクは「落選するとは夢にも思っていない」と断言していただけにショックは大きいはずだ。

【次世代無線免許】KDDIとウィルコムに・総務省が交付内定?

2007年12月18日 19時48分21秒 | ケータイ
 日経ネットに次世代無線免許内定の記事が掲載された。

 総務省は、2009年に始まる次世代高速無線通信の免許を、KDDIなどの事業グループとPHSのウィルコムに与える方針を固めた。21日に開く電波監理審議会(総務相の諮問機関)に諮問、電監審は、両グループに免許を与える総務省案に沿って即日で答申する見通し。選考から漏れたNTTドコモやソフトバンクなどは事業計画の見直しを迫られる。

 次世代無線は屋外で移動中もパソコンなどから高速インターネットに接続できる新サービス。総務省は2.5ギガ(ギガは10億)ヘルツ帯の周波数を30メガ(メガは100万)ヘルツずつ2グループに与える方針で、KDDI、ウィルコム、ADSL大手アッカ・ネットワークスとNTTドコモ、ソフトバンクとイー・アクセスの連合の計4陣営が競っていた。


NIKKEI NET(日経ネット):次世代無線免許、KDDIとウィルコムに・総務省が交付内定

 日経お得意の先走りスクープ記事のようだが、総務省はまだけ決定していないというコメントのようで、21日の発表までは真偽のほどはハッキリしない。

 もしこの記事の通り、ウィルコムとKDDI系のワイヤレスブロードバンド企画に決定だとすると、DoCoMoやソフトバンクはどのような対策をとるのだろうか?

 ソフトバンクあたりなら、いっそのことウィルコムごと買収・・・なんて秘策があったりして。しかし、まだまだ借金を抱えているので、そんな体力はないか。

【11月の携帯・PHS契約数】ソフトバンクがMNPでも首位

2007年12月07日 17時21分55秒 | ケータイ
 電気通信事業者協会(TCA)は、2007年11月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。ソフトバンクは純増数で首位を維持し、MNPの転入超過でも初めて1位となった。一方、PHSのウィルコムは10月から2カ月連続で純減を記録している。

 11月の携帯電話の純増数は、19万1,600件でソフトバンクモバイルがトップ。KDDIは6万5,400件の純増で、内訳はau単体で10万7,200件の純増、ツーカーが4万1,900件の純減。NTTドコモは4万8,200件の純増となった。発表されたデータでは、携帯電話の累計契約数が9,997万200件となっており、1億件突破は時間の問題となっている。

 第3世代携帯電話では、ドコモが56万2,500件、ソフトバンクが42万6,300件、auが11万9,300件の純増。インターネットサービスは、Yahoo!ケータイが12万1,500件、EZwebが7万6,600件、iモードが4,100件の純増。

 PHSでは、ウィルコムが2万1,600件の純減となった。同社は8月に1万3,900件の純減、10月に2万3,100件の純減を記録し、続く11月は全国10地域すべてで純減を記録した。

 ドコモのPHSは3万4,700件の純減。PHS全体も5万6,300件の純減で、累計は485万2,600件となっている。

 MNPを利用した契約数は各社が明らかにした。転入と転出を差し引きした各社の結果は、ソフトバンクが3万3,000件のプラスで、同社の転入超過として過去最高となった。KDDIは2万5,100件のプラスで、内訳はauが2万6,800件のプラス、転出のみのツーカーが1,700件のマイナス。ドコモは5万8,100件のマイナス。


11月の携帯・PHS契約数、ソフトバンクがMNPでも首位に

 11月の純増数はソフトバンクが19万、KDDIが6万5千(auが10万7千)、DoCoMoが4万となり、ソフトバンクがダントツとなった。

 ソフトバンクはついにMNPでも初の首位となり、auの減速によりソフトバンクの独走は誰にも止められそうもない勢いだ。

 auは買い方セレクトによる改悪で、KDDIとしては前月の半分近くまで急ブレーキがかかってしまい、背後にDoCoMoの足音が聞こえてきた。10月は改悪前の駆け込み需要で盛り上がっていただけに、その反動はとても大きかったようだ。

 DoCoMoは11月下旬に発売したFOMA905iシリーズが大人気で、わずか数日でも純増に貢献しており、12月はこの勢いでauを抜く可能性が出てきた。
 しかし、iモードが4100しか増えていないところからすると、純増のほとんどはモジュール分という見方が出来そうだ。12月はiモードの数がどれくらい増えるのかが注目される。

 これだけダントツでソフトバンクが独走してしまうと、ソフトバンクがわざわざ無理して「新スーパーボーナス一括」セールをする必要もないと判断して、縮小してしまわないかという懸念がある。
 すでに980円端末の在庫はほとんどなく、最近では1280円端末の限られた機種しか「新スーパーボーナス一括」セールに登場しない状態となっている。あまりにソフトバンクが独走すると、「新スーパーボーナス一括」セールの今後にも影響しそうな気がする。

 深刻なのはウィルコムだ。8月、10月の純減に引き続き、11月も2万の純減となってしまった。しかも全国の地域での純減を記録しており、いまさらW-VALUEの値下げをしても、時すでに遅くという印象が濃厚になっている。
 この状況を打破するには、端末ラインナップの充実と料金の値下げしか方法は残されていないと思われる。しかし、端末ラインナップの充実には時間がかかるので、即効性ある解決策は最早料金の値下げとか家族割引の発表などしかなさそうだ。
 このまま有効な対策をしないと、ウィルコムの転落スピードが加速しそうだ。ウィルコムにはもっと危機感を持って欲しいところだ。
 イヤホンマイク端子もないnico+なんかを2万円(W-VALUE)なんかで売っている場合じゃないぞ!とウィルコムに言ってやりたい気分だ。ユーザーを馬鹿にしているとしか思えない価格設定だ。

【EM-ONE】初代が在庫処分で19800円!

2007年11月18日 01時34分47秒 | ケータイ
 今週末、初代EM-ONEが最終在庫処分に入り、クレードル付きで、ついに一部のショップで19800円まで下がってきた。

 さすがにEM-ONEが2万円なら、かなり心が揺れ動く。

 しかし、イー・モバイルのエリアの問題もあるので、さすがに2年契約しないとならないのは、とても怖い。

 ライトデータプラン+ADSLでも月額3480円というのも魅力なのだが、やはり一番肝心のイー・モバイルの使える場所がまだわからないので、とても不安で踏み切れない。

【JATE】2008年発売モデルが多数通過

2007年11月17日 22時03分36秒 | ケータイ
 ドコモの「705i」シリーズや「905i」シリーズの企画端末、auの「W6x」シリーズなど、2008年発売モデルが大量にJATE(電気通信端末機器審査協会)を通過した。

 通過した機種は、ドコモ向けがソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Cyber-shotケータイ SO905iCS」(認定日:10月17日、認定番号:AD07-0439001)、富士通製の「F801i」(認定日:10月22日、認定番号:A07-0428001)、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P705i」(認定日:10月26日、認定番号:AD07-0460001)、シャープ製の「AQUOSケータイ SH905iTV」(認定日:10月26日、認定番号:AD07-0459001)、LG電子製の「L705i」(認定日:10月30日、認定番号:A07-0415001)、NEC製の「N705i」(認定日:10月30日、認定番号:AD07-0455001)、au向けが京セラ製の「W61K」(認定日:10月17日、認定番号:AD07-0434001)。今回は計7機種が認定を受けた。

 ドコモの705iシリーズと905iシリーズはすでに、11月1日に発表済み。905iシリーズは11月に発売、705iシリーズと905iシリーズの企画端末は2008年の1月~3月に発売する予定としている。

 未確定の端末は富士通製のF801i。800番台の型番の端末には、三洋電機製の「キッズケータイ SA800i」、三菱電機製の2画面携帯「D800iDS」などがある。型番で検索すると新型のキッズケータイかという噂が流れている。JATEを通過したものの11月1日に発表されなかった端末に、法人向けと思われる「N905iBiz」(NEC製、9月20日認定)などもあり、今後発表するものと見られる。

 au端末は、2008年モデルに与えると思われる「W61K」の存在が明らかになった。W6xの型番を持つ端末はシャープ製の「W61SH」に続いて、2機種目。


2008年発売モデルが多数JATE通過──705i&905i企画端末、W61Kなど - ITmedia D モバイル

 DoCoMoのFOMA905i派生モデルやFOMA705iは既に発表済みだが、富士通からは未発表のモデルが出るようだ。

 らくらくホンが絶好調の富士通は今度はキッズケータイとしてF801iを出すのかもしれない。

 らくらくホンをヒット商品に作り上げた富士通だけに、キッズケータイにも本腰を入れれば、ヒットする可能性もありそうだ。

 また、三洋の携帯電話部門があのような事になっただけに、三洋がDoCoMoから撤退した場合、今後のキッズケータイは富士通が引き継ぐという事なのかもしれない。

 auの新年モデルとしてW61SHに加えて、W61Kも出てきそうだ。冬モデルだけではややインパクトの弱いauだけに新年モデルに期待がかかる。W61CAやW61S(W44Sの後継機種?)あたりの登場も待たれる。

 ソフトバンクの新年モデルがまったく見えてこないのがやや物足りない感じだ。

【10月契約数】ソフトバンク好6ケ月連続首位

2007年11月07日 21時57分16秒 | ケータイ
 電気通信事業者協会(TCA)は11月7日、2007年10月末時点での携帯電話契約数を公表した。携帯電話の契約数は累計で9966万5100となり、9月末から33万1500の増加。商戦期の狭間であったこと、冬商戦向けモデルを見越した買い控えなどの理由から月次契約総数の伸び率はやや鈍化した。携帯とPHSの累計契約数は1億457万4000、普及率は81.8%(携帯:78%、PHS:3.8%)となった。

 キャリア別の結果は、NTTドコモが3万9100の純増、KDDIが13万3800の純増(auは16万6000純増、ツーカーは3万2200純減)、ソフトバンクモバイルが15万8600の純増。結果、ソフトバンクモバイルは5月から6カ月連続でキャリア純増シェアトップ。KDDIもauの単体契約数では16万6000の純増で、双方、ドコモに大差を付けている。

 10月は各社前月までに2007年夏商戦向けモデルをほぼ発売し終えていたため、新機種が少なかった。10月に登場した新機種はドコモの「L704i」と「A2502 HIGH-SPEED」(データ通信端末)やauの「W53S」など(ソフトバンクモバイルは新機種発売なし)。その中で、低調ながらも単月純増数で前月を上回ったドコモに対し、auとソフトバンクモバイルはそれぞれ3万ほど純増数が減る結果になっている。

 2008年3月にサービスを終了するツーカーは3万2200の純減で、累計契約者数は44万900。

 PHSの契約数は対前月比マイナス4万6900の大幅純減。累計は490万8900と落ち込んだ。

 特にウィルコムは2万3100の純減と、サービスを終了するドコモのPHSサービスと同等値の大幅純減となった。東京、東海、関西、九州など大都市圏を中心に純減が目立ち、純減数の半数以上は東京エリアとなっている。


auとソフトバンク好調維持、契約増加数はやや鈍化──10月契約数 - ITmedia D モバイル

 今月からauの「買い方セレクト」が始まり、実質的に端末価格が値上げになるため、先月はauユーザーの駆け込み需要がかなりあったようだ。あるソフトバンクショップでは、「ソフトバンクも11月から値上げする」と誤解したお客まで駆け込み契約しようとして来店してきたらしい。

 その結果、先月末はソフトバンクとauの純増数はかなり肉薄していたらしい。そのために月末のヨドバシカメラでは一時的に812SHの非「新スーパーボーナス一括9800円」まで飛び出したようだ。

 しかし、ソフトバンクは新機種の発売こそなかったが、紹介キャンペーンが始まったので、勢いはある程度維持でき、6ケ月連続首位をとれたようだ。

 先月のDoCoMoは目新しい材料がなく、低迷が続いたが、今月下旬からはFOMA905iシリーズの発売とバリュープランが始まるので、それによって、どれくらい反撃できるのかが注目される。しかし、発売開始が下旬のため、逆にその直前は買い控えが懸念される。おそらく11月までは低迷する可能性が高いが、12月から本格的なDoCoMoの反撃が始まるのかもしれない。
 DoCoMoの場合はauとは違い、従来機種は従来通りの販売方式のままとなるため、駆け込み需要はまったく期待できず、逆に905iとバリュープラン待ちの買い控えの方が影響すると思われる。

 auは今月初旬までは駆け込み需要が期待できるが、「買い方セレクト」開始後に落ち込むと、11月もソフトバンクの首位の可能性が高そうに思える。

 とても心配なのはウィルコムだ。

 8月に純減となり、慌ててW-VALUEの内容を改定して、かなりの機種を実質無料で購入できるようにした効果があって、9月は辛うじて純増となったが、それも10月には息切れしてしまい、2万以上の純減となった。

 とにかく端末ラインナップが少なくて、端末価格まで割高では純減して当然だったが、W-VALUEが実質的な値下げをしたが、最早時遅しという印象が否めない。

 ウィルコムがこのまま端末ラインナップを揃える事ができないのならば、キャンペーン等実施するなどの施策をしないと、本当に手遅れになってしまいそうだ。今危機感を持って、手段を選ばないくらい踏ん張らないと、取り返しのつかない事になりそうな状況だ。